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「このミス」完全読破 300冊突破記念企画 第2弾
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“「このミス」完全読破・100冊突破ごとの記念企画”のリストは、「このミス」完全読破 説明&読破本リストをご覧ください。
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”「このミス」完全読破”で感想を書いた作品がとうとう300冊を突破したということで、100&200冊を突破した時と同様に、記念企画を実施していきたいと思います。
そして今回は、「○○!!セレクション」と題しまして、項目ごとに個人的な好みで10作以内選んで、ランキングではなく順不同で紹介してみましょう。
なお、対象となるのは、“「このミス」完全読破”のNo.1~300の300作品です(その300冊の内訳に関しては、「このミス」完全読破 説明&読破本リストをご覧ください)。
第2弾は、警察小説を対象とした「警察!!セレクション」です。
今や「このミス」には欠かせないジャンルとなった警察小説ですが、その中からオススメな作品を10作紹介してみましょう。
ただ、警察小説3巨頭の作品だけでその7割を占めてしまったのですけどね。
なお、シリーズものに関しては、一シリーズで1枠としています。
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
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マークスの山 / 髙村薫 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
あまり警察小説に分類されるような作品ではないのですが、警察内部における人間ドラマや刑事の“魂と魂の闘い”がじっくりと描かれていますし、その後に「レディ・ジョーカー」(1999年版 1位)などにも登場する人気の合田刑事の活躍もあるので、警察小説としても読みごたえがありますからね。
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動 機 / 横山秀夫 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
この作品は短編集なのですが、それぞれが長編作品かと思うくらいの濃密さで、無駄を削ぎ落としたまさしく“短編小説”といった作品揃いですからね。
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新宿鮫 / 大沢在昌 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
毒猿 新宿鮫Ⅱ / 大沢在昌 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
屍蘭 新宿鮫Ⅲ / 大沢在昌 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
無間人形 新宿鮫Ⅳ / 大沢在昌 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
炎蛹 新宿鮫Ⅴ / 大沢在昌 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
「このミス」と共に歴史を歩んでいる、といっても過言ではない“新宿鮫シリーズ”です。
どちらかといえば刑事小説といった印象があるのですが、それでもキャリアとノンキャリアとの軋轢など現在の警察小説でも描かれるような人間ドラマが根本にあるので、警察小説としても楽しむことができるのではないかと思います。
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制服捜査 / 佐々木譲 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
暴雪圏 / 佐々木譲 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
2作品共に「このミス」で10位以内にランクインしている“駐在警官川久保篤シリーズ”です。
シリーズものとはいえ作品のタイプは少々異なるのですが、捜査権限のない駐在警官があくまで職務の範囲内で事件に迫っていく感動ドラマの部分は共通しているので、どちらもオススメな作品ですね。
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隠蔽捜査 / 今野敏 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
果断 隠蔽捜査2 / 今野敏 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
疑心 隠蔽捜査3 / 今野敏 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
今野敏を一躍警察小説の名手へと導いた“隠蔽捜査シリーズ”です。
とにかく竜崎という主人公のキャラクターが秀逸ですし、感動を誘うエピソードがベタなんだけど素直に心に沁み入ってくるので、警察小説という枠を超えても薦めたくようなシリーズ作品ですね。
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悪 果 / 黒川博行 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
警察小説といえば“正義の行動”のイメージがありますが、この作品の場合はアウトロー刑事のあくどい行動がねっちりと描かれていますし、それでいて捜査ミステリ的な展開にもなるので、他の警察小説とは少し違った魅力を味わうことができるのではないでしょうか。
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第三の時効 / 横山秀夫 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
刑事以外の警察官を主役に据えることで警察小説の新たな領域を開拓したのが横山秀夫なわけですが、そんな作者が直球の刑事物語を描いたのが本作です。
連作集的な構成なのですが、それぞれで主役を務めるキャラクターがいずれも個性的&魅力的で、そんな登場人物たちが繰り広げる人間ドラマがとんでもない迫力で押し寄せてくるので、この作品を読まずして警察小説を語れない!と言ってしまってもいいような傑作です。
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うたう警官 (笑う警官) / 佐々木譲 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
警察庁から来た男 / 佐々木譲 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
警官の紋章 / 佐々木譲 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
巡査の休日 / 佐々木譲 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
佐々木譲のライフワークとなるのではないかと思うくらいに人気と面白さを兼ね備えた“道警シリーズ”です。
結構短い期間ですでに4作も発表されているのですが、10作目まで書く予定と語っているようですし、話が進むにつれ主要キャラクターたちの魅力も増してきているので、早いうちにこのシリーズのファンになっておいた方が良いと思いますけどね。
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警官の血 / 佐々木譲 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
「このミス」2008年版の1位に輝いた作品です。
警察官の親子3代を描いた大河小説なのですが、それぞれが警察小説の違った魅力を持ち合わせているので、それまでの佐々木譲の警察小説の集大成的な超大作ですね。内容の方もとにかく圧巻です。
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同 期 / 今野敏 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
“隠蔽捜査シリーズ”と比べると、主人公が若い刑事ということもあって成長物語的な魅力がありますし、派手な展開や盛り上げ方などエンタメ度では本作の方がよりパワーアップしているので、“隠蔽捜査シリーズ”のファンの方も、そうでない方も、読み逃しのないように.....。
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