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「このミス」完全読破 300冊突破記念企画 第1弾
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“「このミス」完全読破・100冊突破ごとの記念企画”のリストは、「このミス」完全読破 説明&読破本リストをご覧ください。
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”「このミス」完全読破”で感想を書いた作品がとうとう300冊を突破したということで、100&200冊を突破した時と同様に、記念企画を実施していきたいと思います。
そして今回は、「○○!!セレクション」と題しまして、項目ごとに個人的な好みで10作以内選んで、ランキングではなく順不同で紹介してみましょう。
なお、対象となるのは、“「このミス」完全読破”のNo.1~300の300作品です(その300冊の内訳に関しては、「このミス」完全読破 説明&読破本リストをご覧ください)。
そしてオープニングを飾るのは、これぞミステリ!!といった要素が盛り込められている作品揃いの「驚いた!!セレクション」です。
つまりは、読者を騙すトリックが仕掛けられた、いわゆる”叙述ミステリ”作品なのですが、ここではそれだけでなく、衝撃的な真相に驚いたりするような作品なんかも含まれています。
なお、ここで紹介するようなタイプの作品というのは、あらかじめ”驚く仕掛けがある”ということを知らずに読んだ方が楽しめるのはもちろんですが、逆に知ってから読むとなると、仕掛けのみが気になって物語に入り込めなかったり、途中で真相に気付きやすくなってしまったりなどの、デメリットも多くあります。
なので、”驚くようなトリックが仕掛けられている”ということを事前に知ってしまうと楽しんで読むことが出来ない!という方は、この記事には目を通さない方が良いでしょうね。
”驚くようなトリックが仕掛けられている”ことを事前に知っていても楽しむ自信がある!という方のみ、この記事を参考にしてみてください。
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
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葉桜の季節に君を想うということ / 歌野晶午 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
“「このミス」完全読破”を始めてまず最初に読んだ作品です。
当時は全くのミステリ初心者で、ミステリ小説なんて2時間ドラマみたいなもんなのではとしか思っていなかったので、この驚きのトリックにはカルチャーショック並みの衝撃を受けてしまいました。
そういった当時の状況なんかも考えれば、これ以上に驚くことができる作品と今後巡り合うことはないでしょうねェ。
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燃える地の果てに / 逢坂剛 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
この作品は内容など全く知らずに読んだので、海外を舞台としたアドベンチャーっぽい作品だとばかり思い読み進めていました。
それだけでも充分に楽しんでいたのですが、そのまま終わるのかと思いきや、とんでもないどんでん返しが待ち受けていたので、これはホントにビックリしてしまいましたねェ。
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ハサミ男 / 殊能将之 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
どんでん返し小説の定番作品ですが、まあ見事に騙されて驚かされてしまいました....。さすがの切れ味でしたね。
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向日葵の咲かない夏 / 道尾秀介 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
どんでん返し系作品を発表し続けている道尾秀介ですが、その中でも一番衝撃的だったのは、やっぱり最初に読んだこの作品でしょうか.....。
決して後味の良い結末ではないし、好き嫌いが激しく分かれるような作品ですが、自分的にはこういうとんでもない衝撃はかえって好きなタイプですからね。
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首無の如き祟るもの / 三津田信三 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
たくさんのの謎がたった一つのピースを加えるだけで鮮やかに解けてしまったり、さらにそこから怒涛の展開が押し寄せるなど、この作品は本格ミステリ的な部分での驚きがすごかったですね。
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イニシエーション・ラブ / 乾くるみ <<当ブログ感想記事はこちら!>>
全くミステリ的でもサスペンス的でもない内容なのですが、最後の1行でそれまでの世界が一変してしまう破壊力があるし、再読してあまりにも多くの伏線が張られていたことに驚き、さらにはマニアックすぎる仕掛けが施されていることを知った上で読んで驚くなど、読む度に衝撃が増してくるとんでもない作品でした.....。
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造花の蜜 / 連城三紀彦 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
だいたいこういった驚きのある作品って、クライマックスにおいてどんでん返しが炸裂するのがパターンなわけですが、この作品の場合は序盤ですでにとんでもないどんでん返しが起きて、そこからも縦横無尽にどんでん返しされまくり状態が続くので、まさに芸術的ミステリ作品でしたねェ。
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殺戮にいたる病 / 我孫子武丸 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
エログロ全開の問題作ですが、ラストのどんでん返しがもう魂を抜かれるくらいのとんでもない衝撃ですからねェ。
なんせ、ネタバレを見てしまった後で読んだのに、それでもはんぱなく驚いてしまったほどですから、その破壊力のほどがわかるってもんです.....。
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螢 / 麻耶雄嵩 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
結構オーソドックスなどんでん返し作品なのですが、それと並行する形でもう一つのトリックが仕掛けられていて、こちらがもうコペルニクス的転回級の驚きなのです。
まさにこれまでの常識を覆すようなトリックで、それでいてこのトリックを思い返すと“フフフ.....”と笑みを浮かべてしまうくらいのバカバカしさも持ち合わすので、もう自分的には最高の驚きでした。
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丸太町ルヴォワール / 円居挽 <<当ブログ感想記事はこちら!>>
作品内で繰り広げられる“私的裁判”において事件の様相が次々に変化していくのだけでもなかなかの驚きなのですが、そこに読者を騙すような仕掛けがこれでもかと畳み掛けられるので、このサービス満点っぷりには大満足でしたねェ。
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