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2010年2月21日 (日)

『天才までの距離』 門井慶喜 > 「このミス」完全読破 No.286

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.286

 『天才までの距離』 門井慶喜

   「このミス」2011年版 : 79位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2010.1.25 ~ 読終:2010.1.25

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2009年12月>

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門井 慶喜

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 デビュー作でもある「天才たちの値段」に続く、“美術探偵神永美有シリーズ”の第2作目です。

 シリーズ名からもわかるように美術ミステリの連作短編集なのですが、本物と偽物とを見分ける真贋鑑定的なタイプの美術ミステリでしたね。

 ちなみに、自分はいきなりこの2作目から読んでみたのですが、主な登場人物のキャラクターが結構はっきりとしていたので、少し読んだらすぐに人間関係など把握できました。

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 ただしかし、扱われる美術作品というのが時代を感じさえる古いものが多くて、しかもかなり専門的なものなので、美術について語られる蘊蓄的な話がホントに難解すぎでした。

 なので、最初はストーリーとかミステリ的な部分とかよりも、そういった専門的な話を理解するのに気がいってしまって、読んでいて少し苦痛を感じてしまったくらいで.....。

 だけど、作品世界に慣れていくうちに、そんな専門的な話も知識欲的な感じで楽しむことができるようになってきたし、それを踏まえてのミステリトリックや人間ドラマなども十二分に堪能できました。

 自分としてはそんな感じだったのですが、どうやら1作目の「天才たちの値段」の方が幾分わかりやすいようなので、これから読む方は1作目から順に読んでいった方がよいのでしょうね。


  > 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★★   鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★       人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


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  > No.482 「小説あります」
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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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