「このミス2011年版」月別ランクイン候補作品(2010年1月)
昨年(2010年版)から始めたこの“月別ランクイン候補作品”ですが、「このミステリーがすごい!2011年版」対象作品についても引き続き実施していこうと思います。
この“月別ランクイン候補作品”とは、自分は日頃から“どんな作品が「このミス」にランクインしそうかな?”と色々とチェックしているので、どうせならそれを発売された月別にまとめてしまおう!ということで始めた企画です。
ここでは、とりあえず「このミス」の対象になりそうな作品をピックアップして、“作者の過去実績”や“なんとなくの前評判”を元に、推測されるランクインの可能性ごとに3段階に分けて並べています。
ちなみに、これを書いている時点では作品をまだ読んでいない状況になると思うので、この3段階の分類は、作品を読んだ上で決めたものではありませんので、その点ご了承ください。
なお、読んだ上でのランクイン予想に関しましては、「このミス2011年版」上半期のランクイン作品予想の方をご覧ください。
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>> 2010年1月発売の最有力候補っぽい作品 <<
【 カッコウの卵は誰のもの / 東野圭吾 】
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> 娘には才能があり、自分には隠し事があった。
> 彼女の幸せを願っていた・・・。
> 親子の愛情に揺さぶりがかけられるような事件が起こる。
> 覚悟を決めた父親は、試練にどう立ち向かうのか。
> 才能と親子の絆をめぐる感動長編。
No.236「新参者」で2010年版1位に輝いた東野圭吾の新作が早くも登場です。
今回もまた新たな作風にチャレンジしているような感じですが、やはりハマれば強いと思うので、読み逃すわけにはいかないでしょう。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.285 『カッコウの卵は誰のもの』 東野圭吾
【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】
* タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページです
> 「魔 球」 1988年 18位
> 「鳥人計画」 1989年 15位
> 「名探偵の掟」 1997年版 3位
> 「どちらかが彼女を殺した」 1997年版 13位
> 「秘 密」 1999年版 9位
> 「白夜行」 2000年版 2位、20年ベスト 10位
> 「片想い」 2002年版 15位
> 「超・殺人事件」 2002年版 5位
> 「トキオ」 2003年版 18位
> 「ゲームの名は誘拐」 2004年版 11位
> 「殺人の門」 2004年版 18位
> 「容疑者Xの献身」 2006年版 1位
> 「赤い指」 2007年版 9位
> 「聖女の救済」 2009年版 18位
> 「新参者」 2010年版 1位
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【 北帰行 / 佐々木譲 】
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> 警察小説の新機軸をなす極限のロードノベル
> ロシアからやってきた日系女ヒットマンvs暴力団vs警視庁。
> 互いの威信をかけて舞台は東京、新潟、そして稚内へ。
> 1200kmに及ぶ逃亡のの果てにあるものは……
> 著者が新たに放つ警察犯罪小説の新機軸。
2010年版対象作品を4冊も発表した佐々木譲ですが、今年も精力的な活動が続きそうです。
そのトップバターである本作は、やはり得意の警察小説ですが、今回は犯罪者側にも焦点を当てた作品のようなので、また新たな魅力が生み出されているかもしれませんね。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.298 『北帰行』 佐々木譲
【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】
* タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページです
> 「ベルリン飛行指令」 1988年 4位
> 「エトロフ発緊急電」 1989年 4位、10年ベスト 11位、20年ベスト 13位
> 「五稜郭残党伝」 1992年版 15位
> 「ストックホルムの密使」 1995年版 2位
> 「昭南島に蘭ありや」 1996年版 20位
> 「うたう警官 (笑う警官)」 2006年版 10位
> 「制服捜査」 2007年版 2位
> 「警官の血」 2008年版 1位、20年ベスト 30位
> 「暴雪圏」 2010年版 8位
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【 数えずの井戸 / 京極夏彦 】
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> 暗く冷たい井戸の縁で、菊は何を見たのか・・・。
> 人口に膾炙し怪談となった江戸の「事件」を
> 独自の解釈で語りなおす人気シリーズ待望の第3作。
> はかなくも美しい、もうひとつの「皿屋敷」。
古典改作シリーズの第3弾です。
時代小説のシリーズものですが、1作目の「嗤う伊右衛門」が1998年版の7位にランクインしていますし、2作目の「覘き小平次」はランクインしなかったとはいえ票は入っていたので、本作もある程度の票は確実に入ってくるのではないでしょうか。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.300 『数えずの井戸』 京極夏彦
【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】
* タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページです
> 「姑獲鳥の夏」 1995年版 7位、20年ベスト 24位
> 「魍魎の匣」 1996年版 4位、10年ベスト 4位、20年ベスト 3位
> 「狂骨の夢」 1996年版 9位
> 「鉄鼠の檻」 1997年版 7位
> 「絡新婦の理」 1998年版 4位、20年ベスト 17位
> 「嗤う伊右衛門」 1998年版 7位
> 「塗仏の宴」 1999年版 19位
> 「巷説百物語」 2000年版 20位
> 「陰摩羅鬼の瑕」 2004年版 20位
> 「邪魅の雫」 2007年版 12位
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>> 2010年1月発売の有力候補っぽい作品 <<
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
* 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数
兇弾 禿鷹外伝
/ 逢坂剛 (10作) <感想記事はこちら>
Nのために
/ 湊かなえ (1作) <感想記事はこちら>
蝦蟇倉市事件1
/ 伊坂幸太郎、道尾秀介 他 <感想記事はこちら>
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>> 2010年1月発売の候補っぽい作品 <<
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
* 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数
私の家では何も起こらない
/ 恩田陸 (8作) <感想記事はこちら>
夕暴雨 東京湾臨海署安積班
/ 今野敏 (4作)
このどしゃぶりに日向小町は
/ 鳥飼否宇 (1作) <感想記事はこちら>
扼殺のロンド
/ 小島正樹 <感想記事はこちら>
五声のリチェルカーレ
/ 深水黎一郎 <感想記事はこちら>
閉ざされて
/ 篠田真由美 <感想記事はこちら>
Fの悲劇
/ 岸田るり子
女王暗殺
/ 浦賀和宏
探偵小説のためのゴシック「火剋金」
/ 古野まほろ
赤い蟷螂
/ 赤星香一郎
ベンハムの独楽
/ 小島達矢
虚 報
/ 堂場瞬一
凍 裂
/ 喜多由布子
テネシー・ワルツ
/ 望月武
月光の刺客
/ 森村誠一
存在という名のダンス
/ 大崎善生
太陽の村
/ 朱川湊人
張り込み姫 君たちに明日はない3
/ 垣根涼介
中途採用捜査官 逃げるシンカー
/ 佐々木敏
回廊の陰翳
/ 広川純
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「このミス2011年版」月別ランクイン候補作品(2009年12月) <<<
>>> 「このミス2011年版」月別ランクイン候補作品(2010年2月)
「月別ランクイン候補作品」の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。
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>>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<
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「01.「このミス」完全読破(ミステリ小説)」カテゴリの記事
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