にほんブログ村2

« 週刊少年ジャンプ読切! 「逢魔ヶ刻動物園」 堀越耕平 | トップページ | モヤモヤさまぁ~ず2 > 大江アナ名場面ベスト10(2009年上半期) 10位 → 6位 »

2009年12月15日 (火)

『奇跡の男』 泡坂妻夫 > 「このミス」完全読破 No.258

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.258

 『奇跡の男』 泡坂妻夫

   「このミス」1988年 : 11位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2009.11.13 ~ 読終:2009.11.13

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 単行本 <1988年2月>

奇跡の男 光文社文庫奇跡の男 光文社文庫
泡坂 妻夫

光文社 1991-02-20
売り上げランキング : 76293

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 2009年のミステリ界で最も衝撃的だったニュースといえば、泡坂妻夫氏が逝去されたことなのではないでしょうか。

 1975年にデビューしてから34年、数々の名作を生み出してきて、「このミス」でもNo.29「奇術探偵曾我佳城全集」で2001年版の1位に輝いたりもしました。

 それだけに、「このミステリーがすごい!2010年版」で追悼特集が組まれなかったのはかなり残念でしたねェ。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 活動期間が長い作家ということもあって、「このミス」が創刊される以前にも名作がたくさんありましたが、「このミス」創刊が1988年なので、この作品が最初の「このミス」ランクイン作品となっています。

 5編からなる短編集で、それぞれの話に繋がりはありません(微妙に繋がっている話もありますが)。

 ただ、ある事件が起きて、それに巻き込まれた一般人がその事件の謎に対して推理し、後に警察から真相を知らされる、といっただいたいのパターンは共通していました。

 そして、一般人の目線を通して事件に触れることになるので、あまり本格的で形式ばった雰囲気にはならずに、手頃なページ数もあって、楽しく軽い感じでスイスイと読むことができました。

 それでも、さすが泡坂妻夫といったさり気なく捻りの効いたミステリトリックが行き渡っているので、泡坂作品の入門編として最適かもしれませんね。

 まあ、現在は絶版となっているので、入手は困難なのですが.....。


  > 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★     鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “泡坂妻夫” 関連記事 】

  > No.714 「毒薬の輪舞」
  > No.590 「泡坂妻夫引退公演」
  > No.447 「黒き舞楽」

  > No.410 「びいどろの筆」
  > No.270 「鬼女の鱗」
  > No.258 「奇跡の男」
  > No.095 「生者と死者 酩探偵ヨギ ガンジーの透視術」
  > No.029 「奇術探偵曾我佳城全集」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「うまや怪談」 愛川晶

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

« 週刊少年ジャンプ読切! 「逢魔ヶ刻動物園」 堀越耕平 | トップページ | モヤモヤさまぁ~ず2 > 大江アナ名場面ベスト10(2009年上半期) 10位 → 6位 »

01.「このミス」完全読破(ミステリ小説)」カテゴリの記事

Google AdSense

楽天市場

「このミス」完全読破:次に感想を書く予定の本

「このミス」完全読破:現在読書中の本

無料ブログはココログ