『奇跡の男』 泡坂妻夫 > 「このミス」完全読破 No.258
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.258
『奇跡の男』 泡坂妻夫
「このミス」1988年 : 11位
受賞(候補) :
総合ランキング :
年度ランキング :
読始:2009.11.13 ~ 読終:2009.11.13
読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"
読んだ版 : 単行本 <1988年2月>
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2009年のミステリ界で最も衝撃的だったニュースといえば、泡坂妻夫氏が逝去されたことなのではないでしょうか。
1975年にデビューしてから34年、数々の名作を生み出してきて、「このミス」でもNo.29「奇術探偵曾我佳城全集」で2001年版の1位に輝いたりもしました。
それだけに、「このミステリーがすごい!2010年版」で追悼特集が組まれなかったのはかなり残念でしたねェ。
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活動期間が長い作家ということもあって、「このミス」が創刊される以前にも名作がたくさんありましたが、「このミス」創刊が1988年なので、この作品が最初の「このミス」ランクイン作品となっています。
5編からなる短編集で、それぞれの話に繋がりはありません(微妙に繋がっている話もありますが)。
ただ、ある事件が起きて、それに巻き込まれた一般人がその事件の謎に対して推理し、後に警察から真相を知らされる、といっただいたいのパターンは共通していました。
そして、一般人の目線を通して事件に触れることになるので、あまり本格的で形式ばった雰囲気にはならずに、手頃なページ数もあって、楽しく軽い感じでスイスイと読むことができました。
それでも、さすが泡坂妻夫といったさり気なく捻りの効いたミステリトリックが行き渡っているので、泡坂作品の入門編として最適かもしれませんね。
まあ、現在は絶版となっているので、入手は困難なのですが.....。
> 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆
本格ミステリ度 : ★★★★ 鬼畜グログロ度 : ★★
ビックリ驚愕度 : ★★★ おどろおどろ度 : ★★
熱アクション度 : ★★ 主キャラ魅力度 : ★★★
恋愛ラブラブ度 : ★★ 人間味ドラマ度 : ★★★
下ネタエッチ度 : ★★ 感涙ウルウル度 : ★★
衝撃バカミス度 : ★★★ 気軽に読める度 : ★★★★★
* <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!
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> No.095 「生者と死者 酩探偵ヨギ ガンジーの透視術」
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