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2009年10月22日 (木)

『目線』 天野節子 > 「このミス」完全読破 No.221

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.221

 『目線』 天野節子

   「このミス」2010年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2009.8.27 ~ 読終:2009.9.1

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2009年6月>

目線 (幻冬舎文庫 あ 31-2)目線 (幻冬舎文庫 あ 31-2)
天野 節子

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 作者の天野節子は、最初は自費出版だった「氷の華」が、改めて幻冬舎から刊行されるとそれが大ヒットし、テレビドラマ化されるまでになど、まさしくシンデレラ・ストーリーのデビューとなりました。

 そしてこの作品は、待望のデビュー2作目、ということになるのですね。

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 内容の方は、「氷の華」の時は(読んでいないので詳しくは知りませんが)サスペンス作品だったようですが、今回はバリバリの本格ミステリ作品でした。

 大勢が集まった屋敷に謎の死体がでて、怪しい容疑者が何人もいて、必死の捜査をあざ笑うかのように第2の事件が起きて.....、といった感じで、これぞ本格ミステリといった要素と展開が繰り広げられていきます。

 それでなかなか楽しめたのですが、ただ、本格ミステリとしてはオーソドックスすぎというか、テンプレ通りといった感じもあったのですよね。

 最後に真相が明らかにされると同時に、その奥に秘められていたものが浮かび上がってきたり、驚くべき事実が判明しても、どうしても型通りに思えて、素直に驚けなくなってしまって.....。

 なので、本格ミステリ初心者の方には、本格ミステリの面白さを十二分に実感できる教科書的な感じで楽しむことができると思いますが、本格ミステリ作品を何作も読んでいるような方は、少々物足りなく感じてしまうかもしれませんね。


  > 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★★   鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★      おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★       主キャラ魅力度 : ★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★      人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★     気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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