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2009年10月20日 (火)

『イン・パラダイス(劇薬)』 渡辺容子 > 「このミス」完全読破 No.214

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.214

 『イン・パラダイス』 渡辺容子

   * 文庫化の際に『劇薬』に改題

   「このミス」2010年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2009.8.6 ~ 読終:2009.8.7

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2008年11月>

劇薬 (双葉文庫)劇薬 (双葉文庫)
渡辺 容子

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 この作品を称するならば、”パチンコ・ミステリ”といったところでしょうか。

 とはいっても、パチンコ業界を舞台にしていたりとか、パチンコの蘊蓄がこれでもかと繰り広げられるわけではないのですが。

 パチンコ店に毎日のように集う常連さん達を中心に話が進んでいくというだけなので、パチンコに興味のない人でも何の問題なく楽しめる、ライトな”パチンコ・ミステリ”って感じですかね。

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 それに、主人公はまだ若い女性なので、パチンコが持つ悪い部分のイメージはそれほど感じずに、軽い気持ちで楽しむことが出来ると思います。

 その主人公は、もちろんパチンコ店の常連なのですが、ある顔なじみ(パチンコ店の常連)が謎の失踪を遂げたのに端を発して、素人探偵となって真相を突き止めていく、といった話です。

 その課程で、主人公の秘密の過去が絡んできたり、悩める恋模様が演じられたりと、予想外に物語の奥行きが深くて、少々驚きつつ楽しめました。

 そして、女性が主人公の素人探偵ものだと、どうしても主人公の行く方向に都合の良い偶然が次々と訪れて奇跡的に真相に到着、といった感じの作品が多いように感じていたのですが、この作品は個人的にはそれを感じることはありませんでしたね。
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  > 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★        鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★       おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★     人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★★      感涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★       気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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