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「このミステリーがすごい!」完全読破 No.212
『東京スタンピード』 森達也
「このミス」2010年版 : 投票数0
受賞(候補) :
総合ランキング :
年度ランキング :
読始:2009.8.5 ~ 読終:2009.8.6
読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"
読んだ版 : 単行本 <2008年12月>
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森達也といえば、やはりノンフィクション作家としてのイメージが強いですかね。
元々はテレビ製作会社に勤めていて、ノンフィクション番組のディレクターとして活躍していました。
ところが、オウム真理教信者の日常の密着取材がテレビ的にふさわしくないと判断されたことで、それを自主制作映画『A』として発表。
その後は、その続編の『A2』を発表するなど、テレビから離れた活動を行っていくのですが、最近では映像作品よりも、ノンフィクション作家としての活動が大変目立っていますね。
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そんな森達也の初のフィクション小説となるのが、本作なのです。
内容は、パニック・サスペンスといったところでしょうか。
やはりこれまでに発表してきたノンフィクション作品を下地としているようで、森達也ならではといった作品に仕上がっているのではないでしょうか。
それに、ある実在する有名人が意外な形で登場したり、意外な役割を担ったりと、少々ぶっ飛んだ演出も加えられたりして、フィクションだからこその面白さも楽しむことができました。
ただ、書き慣れたノンフィクション作品と比べると、どうしても初々しさというか、慣れてなさが感じられたりもしたので、これで終わらずにぜひともフィクション小説の方も2作3作と書いていってほしいですね。
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> 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆
本格ミステリ度 : ★ 鬼畜グログロ度 : ★★★
ビックリ驚愕度 : ★★ おどろおどろ度 : ★★★
熱アクション度 : ★★★★ 主キャラ魅力度 : ★★
恋愛ラブラブ度 : ★★ 人間味ドラマ度 : ★★
下ネタエッチ度 : ★★ 感涙ウルウル度 : ★★
衝撃バカミス度 : ★★ 気軽に読める度 : ★★★
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