週刊少年ジャンプ新連載! 「保健室の死神」 藍本松
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2009年9月に投入された新連載第1弾が、41号から始まった「保健室の死神」です。
作者の藍本松は、昨年(2008年)の「MUDDY(マディ)」で初連載となりましたが、あえなく1クール(12週)で打ち切り(突き抜け)に.....。
その後は、赤マルジャンプ2008SUMMERに「宇宙外交販売員シャルメロ」、赤マルジャンプ2009SPRINGに「保健室の死神」が掲載され、この「保健室の死神」の同名リニューアル版で2度目の連載となりました。
内容の方ですが、常伏中学校に新任となった養護教諭(保健の先生)・派出須逸人、通称:ハデス先生(男)が主人公の、学園アクションコメディです。
奇怪な容姿や不気味な言動から、赴任初日から全校生徒に気味悪がられてしまったのですが、実は心優しい生徒思いの先生なのです。
そしてこの作品中では、人の体内に乗り移りその宿主を洗脳し支配する“病魔”という悪霊的なものが存在しているのですが、ハデス先生は病魔を喰らう力を持っていて、人間に悪影響を与える病魔を退治することができるのですねェ。
というわけで、基本的にはこのハデス先生が学園を舞台に悪霊的なものを退治していく話だと思うのですが、過去のジャンプ作品では「地獄先生ぬ~べ~」(原作:真倉翔、漫画:岡野剛)に似たタイプの作品になるのではないでしょうか。
その「ぬ~べ~」はアニメ化されるほどの大ヒットとなったので、そういった人気面でも似たような道を歩むことが出来れば良いのですが、ただ主人公である先生のキャラクターが正反対といってもいいくらいだったり、その主人公の能力における見た目のインパクトやわかりやすさでは劣ると思うので、やはり「ぬ~べ~」とは違った魅力で勝負することになるのでしょうかね。
それに、この第1話は、これが“読切作品です”と言われても納得できてしまうような構成で作られていたし、ヒロインと呼べるようなキャラクターがまだ出てきていないなど、第1話を読んだだけでは今後の展開などまだまだわからないので、第2話以降でどのような方向に進んでいくのかも今後の楽しみとなりそうです。
投票受付期間:2009.9.7~9.21
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