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2009年9月26日 (土)

『プラスマイナスゼロ』 若竹七海 > 「このミス」完全読破 No.205

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.205

 『プラスマイナスゼロ』 若竹七海

   「このミス」2010年版 : 41位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2009.7.3 ~ 読終:2009.7.16

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2008年12月>

プラスマイナスゼロ (ポプラ文庫ピュアフル)プラスマイナスゼロ (ポプラ文庫ピュアフル)
若竹 七海

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 葉崎市という架空の地を舞台にした”葉崎市シリーズ”の一作です。

 シリーズものは第1作から読んでいくのが一番よいのはもちろんで、若竹七海作品自体初めて読む自分もそうしたかったのですが、まあそんな余裕もないのでいきなりこの作品から読んでみました。

 そしたら、どうやら”葉崎市が舞台”という共通点があるだけのシリーズで、登場人物などは別なようだったので、この作品から読み始めても全く問題はなかったのです。

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 そんなわけでこの作品は、全く性格も容姿も違う3人の女子高生が主役の、連作青春ミステリです。

 ミステリ部分に関しては、学園ミステリということもあり、日常の謎系が中心となっていまして、どことなくほのぼのとした作風にマッチしながらも、その中に鋭さが見え隠れするような感じでした。

 そしてやはりこの作品の魅力的な部分というのは、主人公3人のキャラクターの部分でして、そのコミカルなやり取りなどがなんとも小気味よかったですねェ。

 ただ、その3人の関係性が明らかにされていく過程が結構凝っていますし、軽く読めるタイプながらも切れ味のある作品でした。


  > 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★      鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★      おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★★      主キャラ魅力度 : ★★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★       人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★          涙ウルウル度 : ★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★     気軽に読める度 : ★★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “若竹七海” 関連記事 】

  > No.1125 「不穏な眠り」

  > No.1103 「殺人鬼がもう一人」(後日更新予定)
  > No.1029 「錆びた滑車」
  > No.0920 「静かな炎天」
  > No.0813 「さよならの手口」
  > No.0812 「悪いうさぎ」

  > No.0808 「依頼人は死んだ」
  > No.0777 「ミステリマガジン700 【国内篇】」
  > No.0752 「暗い越流」
  > No.0431 「ポリス猫DCの事件簿」
  > No.0205 「プラスマイナスゼロ」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「ホペイロの憂鬱 JFL編」 井上尚登

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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