『プラスマイナスゼロ』 若竹七海 > 「このミス」完全読破 No.205
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.205
『プラスマイナスゼロ』 若竹七海
「このミス」2010年版 : 41位
受賞(候補) :
総合ランキング :
年度ランキング :
読始:2009.7.3 ~ 読終:2009.7.16
読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"
読んだ版 : 単行本 <2008年12月>
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葉崎市という架空の地を舞台にした”葉崎市シリーズ”の一作です。
シリーズものは第1作から読んでいくのが一番よいのはもちろんで、若竹七海作品自体初めて読む自分もそうしたかったのですが、まあそんな余裕もないのでいきなりこの作品から読んでみました。
そしたら、どうやら”葉崎市が舞台”という共通点があるだけのシリーズで、登場人物などは別なようだったので、この作品から読み始めても全く問題はなかったのです。
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そんなわけでこの作品は、全く性格も容姿も違う3人の女子高生が主役の、連作青春ミステリです。
ミステリ部分に関しては、学園ミステリということもあり、日常の謎系が中心となっていまして、どことなくほのぼのとした作風にマッチしながらも、その中に鋭さが見え隠れするような感じでした。
そしてやはりこの作品の魅力的な部分というのは、主人公3人のキャラクターの部分でして、そのコミカルなやり取りなどがなんとも小気味よかったですねェ。
ただ、その3人の関係性が明らかにされていく過程が結構凝っていますし、軽く読めるタイプながらも切れ味のある作品でした。
> 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆
本格ミステリ度 : ★★★ 鬼畜グログロ度 : ★★
ビックリ驚愕度 : ★★★ おどろおどろ度 : ★★★
熱アクション度 : ★★★ 主キャラ魅力度 : ★★★★
恋愛ラブラブ度 : ★★ 人間味ドラマ度 : ★★★
下ネタエッチ度 : ★ 涙ウルウル度 : ★★★
衝撃バカミス度 : ★★★ 気軽に読める度 : ★★★★★
* <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!
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