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「このミステリーがすごい!」完全読破 No.201
『ふたり狂い』 真梨幸子
「このミス」2010年版 : 投票数0
受賞(候補) :
総合ランキング :
年度ランキング :
読始:2009.7.2 ~ 読終:2009.7.3
読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"
読んだ版 : 単行本 <2009年3月>
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かなり衝撃的な表紙でして、書店で平積みされれいるのを見たら、他の本と比べても間違いなく異彩を放っていましたからね(後日追記:ハードカバー版のことです→)。
そして衝撃的なのは何も表紙だけでなく、中身の方も驚くほどに衝撃的で刺激的な作品でした。
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最初は”短編集かな?”って感じなのですが、読み進めていくうちに連作短編集だということがわかってきます。
この話の繋がり具合というのがこれまた驚きの連続でして、しかも話が進むにつれて蜘蛛の巣のように複雑に絡まり張り巡らされてくるので、読み進めていくにつれて読んでいる自分もいつしかこの作品に絡め取られてしうかのごとくでしたからね。
そして内容の方も、この作者らしい人間の狂気やどす黒い部分、ぶっ壊れ具合などがこれでもかと炸裂しているのですが、ただNo.158「殺人鬼フジコの衝動」なんかと比べても、軽い感じでコミカルに描かれているので、爽やかな毒々しさといった感じでしょうか。
なので、湊かなえ作品が好きな方なんかに特に力を込めてオススメしたいような作品でしたね。
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> 個人的評価 : ★★★★★ ★★☆☆☆
本格ミステリ度 : ★★ 鬼畜グログロ度 : ★★★
ビックリ驚愕度 : ★★★★ おどろおどろ度 : ★★★
熱アクション度 : ★★ 主キャラ魅力度 : ★★
恋愛ラブラブ度 : ★★★★ 人間味ドラマ度 : ★★★
下ネタエッチ度 : ★★ 感涙ウルウル度 : ★★
衝撃バカミス度 : ★★★ 気楽に読める度 : ★★★
* <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!
【 “真梨幸子”関連記事 】
> No.329 「更年期少女(みんな邪魔)」
> No.201 「ふたり狂い」
> No.158 「殺人鬼フジコの衝動」
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