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2009年9月13日 (日)

『トワイライト・ミュージアム(トワイライト博物館)』 初野晴 > 「このミス」完全読破 No.199

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.199

 『トワイライト・ミュージアム』 初野晴

   * 文庫化の際に「トワイライト博物館」に改題して加筆修正

   「このミス」2010年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2009.6.26 ~ 読終:2009.6.29

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : ノベルス <2009年6月>

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初野 晴

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 昨年(2008年)のNo.268「退出ゲーム」が、10月29日という「このミス」では締め切りギリギリとなる発売日だったのにもかかわらずランクインした初野晴の、2009年新作です。

 ただ今回の作品はタイムトラベルが大きなテーマとなっているので、ミステリ小説というよりもSFファンタジー小説に近い内容となっています。

 あまりSF作品を読んでいない自分にとっては、タイムトラベルものというと、映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズのような、過去へ未来へと飛びまくるドタバタコメディをどうしても思い浮かべてしまうのですが、この作品の場合は、物語の冒頭からずっと悲壮感が漂っているような雰囲気なのです。

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 そんな悲壮感溢れる作品なのですが、ただそれだけでなく、これがまたかなり泣ける内容となっているのですねェ。

 “悲壮感”&“泣ける”となると、悲劇的で読み進めるのが辛いような展開を想像してしまうと思うのですが、そういった感じではなくて、どちらかというと漫画「ONE PIECE」的な、ベタではあるんだけどどうしても涙腺を刺激されてしまうような、まさに感動と共に泣けるといったタイプなのです。

 そしてただ泣けるだけでなく、主人公たちと、タイムトラベルした先で敵対することになる人物たちとの絡みにおいて、本格ミステリ的なやり取りがなされることになるので、ミステリ小説としても文句なしに楽しむことができるでしょう。
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  > 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★      鬼畜グログロ度 : ★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★       人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★       感涙ウルウル度 : ★★★★★
   衝撃バカミス度 : ★★★     気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “初野晴”関連記事 】

  > No.754 「カマラとアマラの丘(向こう側の遊園)」

  > No.550 「千年ジュリエット」
  > No.386 「空想オルガン」
  > No.269 「初恋ソムリエ」
  > No.268 「退出ゲーム」
  > No.199 「トワイライト・ミュージアム(トワイライト博物館)」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「警官の血」 佐々木譲

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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