「このミス2010年版」月別ランクイン候補作品(2009年9月)
* 「このミステリーがすごい!2010年版」の予想に関しては、「このミス2010年版」ランキング(順位)予想をご覧ください。
「2009年版」に引き続いて、「このミステリーがすごい!2010年版」でも“ランキング発表前に対象作品を読んでしまおう!”というのをやってみようと思います。
それで、日頃から“どんな作品がランクインしそうかな?”って色々とチェックしているので、どうせならそれを発売された月別にまとめてしまおう!ということで始めたのがこの「月別ランクイン候補作品」です。
ここでは、とりあえず「このミス」の対象になりそうな作品をピックアップして、“作者の過去実績”や“なんとなくの前評判”を元に、推測されるランクインの可能性ごとに3段階に分けて並べています。
なお、これを書いている時点では作品をまだ読んでいない状況になると思うので、この3段階の分類は、作品を読んだ上で決めたものではありませんので、その点ご了承ください。
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>> 2009年9月発売の最有力候補っぽい作品 <<
【 新参者 / 東野圭吾 】
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> 立ちはだかるのは、人情という名の九つの謎
> 日本橋の片隅で発見された四十代女性の絞殺死体。
> 「なぜ、あんなにいい人が」と周囲は声を重ねる。
> 着任したばかりの刑事・加賀恭一郎は、未知の土地を歩き回る。
東野圭吾のNo.184「パラドックス13」に次ぐ今年2作目の新作が、この「新参者」です。
これまで、「どちらかが彼女を殺した」(1997年版 13位)・No.53「赤い指」(2007年版 9位)と2作が「このミス」にランクインしている人気の“加賀恭一郎シリーズ”ですし、「パラドックス13」以上にランクインが期待できるのではないでしょうか。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.236 『新参者』東野圭吾
【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】
* タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページです
> 「魔 球」 1988年 18位
> 「鳥人計画」 1989年 15位
> 「名探偵の掟」 1997年版 3位
> 「どちらかが彼女を殺した」 1997年版 13位
> 「秘 密」 1999年版 9位
> 「白夜行」 2000年版 2位、20年ベスト 10位
> 「片想い」 2002年版 15位
> 「超・殺人事件」 2002年版 5位
> 「トキオ」 2003年版 18位
> 「ゲームの名は誘拐」 2004年版 11位
> 「殺人の門」 2004年版 18位
> 「容疑者Xの献身」 2006年版 1位
> 「赤い指」 2007年版 9位
> 「聖女の救済」 2009年版 18位
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【 凍土の密約 / 今野敏 】
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> 殺人事件の捜査に呼ばれた公安部の倉島警部補は、
> 日本人ではありえないプロの殺し屋の存在を感じる。
> やがて第二、第三の事件が…
今野敏は、今年に入ってすでにNo.188「疑心 隠蔽捜査3」・No.232「同期」という強力な2作の警察小説を発表しているわけですが、それでも手を緩めることなく3作目の警察小説を発表ということで、この勢いは凄いですね。
他作家の警察小説との比較もそうですが、今野敏作品内での兼ね合いが、ランクインするかどうかに強く影響を及ぼしそうな感じです。
【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】
* タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページです
> 「蓬 莱」 1995年版 18位
> 「隠蔽捜査」 2006年版 20位
> 「果断 隠蔽捜査2」 2008年版 4位
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【 無 理 / 奥田英朗 】
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> 人口12万人の寂れた地方都市・ゆめの。
> この地で鬱屈を抱えながら生きる
> 5人の人間が陥った
> 思いがけない事態を描く渾身の群像劇。
「2010年版」対象作品では、No.154「オリンピックの身代金」というランクインの可能性の高い作品を発表している奥田英朗の新作です。
これを書いている時点では、まだどんな内容の作品なのか詳しくはわからないのですが、「このミス」との相性が良さそうな内容ならば、2作同時にランクインなんてこともあるかもそれませんからね。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.249 『無 理』 奥田英朗
【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】
* タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページです
> 「最 悪」 2000年版 7位
> 「邪 魔」 2002年版 2位
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>> 2009年9月発売の有力候補っぽい作品 <<
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
* 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数
殺気!
/ 雫井脩介 (1作)
花窗玻璃 シャガールの黙示
/ 深水黎一郎 <感想記事はこちら>
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>> 2009年9月発売の候補っぽい作品 <<
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
* 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数
竜の道 飛翔篇
/ 白川道 (3作)
身代わり
/ 西澤保彦 (2作) <感想記事はこちら>
赫 眼
/ 三津田信三 (2作)
ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。
/ 辻村深月 <感想記事はこちら>
電氣人閒の虞
/ 詠坂雄二
図地反転
/ 曽根圭介 <感想記事はこちら>
傷 痕
/ 矢口敦子
三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人
/ 倉阪鬼一郎
妖精島の殺人(上)
/ 山口芳宏
狩 眼
/ 福田栄一
探偵小説のためのインヴェンション 「金剋木」
/ 古野まほろ
ねずみ石
/ 大崎梢
猟 犬
/ 深見真
外事警察
/ 麻生幾
ハング
/ 誉田哲也
捜査官
/ 末浦広海
霧の塔の殺人
/ 大村友貴美
海峡の南
/ 伊藤たかみ
メギド
/ 渡辺裕之
闇の中の猫
/ 麻生荘太郎
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「このミス2010年版」月別ランクイン候補作品(2009年8月) <<<
>>> 「このミス2010年版」月別ランクイン候補作品(2009年10月)
「月別ランクイン候補作品」の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。
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>>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<
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「01.「このミス」完全読破(ミステリ小説)」カテゴリの記事
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