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「このミス」完全読破 200冊突破記念企画 第1弾
>> 「 アッと驚くどんでん返し本読破ガイド 」 <<
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”「このミス」完全読破”がついに200冊を突破したということで、100冊を突破した時と同様に、記念企画を実施していきたいと思います。
100冊突破の時には、読んだ100冊の中から個人的嗜好に基づき項目別にベスト5を発表しましたが、今回も同じことをやってもつまらないので、今回は、項目ごとに当てはまる本を紹介していくガイド記事的なものを書いていきましょう。
ちなみに、対象となる200冊について、および“「このミス」完全読破とは一体何なんだ?”といった基本的な部分、または100冊突破時の企画については、 まとめページである「このミス」完全読破 読破本リストをご覧ください。
そしてオープニングを飾るのは、これぞミステリ!!といった要素が盛り込められている作品揃いの「アッと驚くどんでん返し本読破ガイド」です。
つまりは、読者を騙すトリックが仕掛けられた、いわゆる”叙述ミステリ”作品なのですが、ここではそれだけでなく、衝撃的な真相に驚いたりするような作品なんかも含まれています。
なお、ここで紹介するようなタイプの作品というのは、あらかじめ”驚く仕掛けがある”ということを知らずに読んだ方が楽しめるのはもちろんですが、逆に知ってから読むとなると、仕掛けのみが気になって物語に入り込めなかったり、途中で真相に気付きやすくなってしまったりなどの、デメリットも多くあります。
なので、”驚くようなトリックが仕掛けられている”ということを事前に知っていてしまうと楽しんで読むことが出来ない!という方は、この記事には目を通さない方が良いでしょうね。
”驚くようなトリックが仕掛けられている”ことを事前に知っていても楽しむ自信がある!という方のみ、この記事を参考にしてみてください。
ちなみに、200冊の中で対象となる作品を全て入れているので、個人的に評価の高かった作品を選び抜いたわけではありません。
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【 アッと驚くどんでん返し本の定番作品 】
ここでは、アッと驚くどんでん返し系の中でも定番中の定番作品を紹介していきます。
定番なだけあって、ネット上でのネタバレ率もかなりのものがあるので、なるべく早めに読んでおく方がよいでしょう。
* タイトル部分のリンク : Amazonの詳細サイト
*<<感想記事はこちら!>>部分のリンク : 当ブログの感想記事(ネタバレなし)
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葉桜の季節に君を想うということ / 歌野晶午 <<感想記事はこちら!>>
まずは、「このミス」2004年版の1位にも輝いたこの作品です。
まさにこういったタイプの代名詞的な作品なので、“アッと驚くどんでん返し系の作品ってどんなのだろう?”って方なんかは、これを読めば”なるほどこういうことか!”となるのではないでしょうかね。
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こちらもこのタイプの作品ではあまりにも有名で、ネタバレ率はNo.1かもしれません。なんせ、ちょっと前まではGoogleで「ハサミ男」と入れると“Google Suggestions”の所に思いっきりネタバレが表示されていたくらいなもんですから。
ちょっとサイコ的な内容なので、苦手な方もいらっしゃるかとは思いますが、それでも最後まで読んで驚いてほしいですね。
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イニシエーション・ラブ / 乾くるみ <<感想記事はこちら!>>
この作品は上の2つとはちょっとタイプが違うのですが、読後すぐに襲ってくる衝撃というのは一番なのではないでしょうか。
そしてこの作品の場合は、人によっては真相に気づかずに、普通の何でもない恋愛小説だと思って読み終えてしまう可能性もあるし、実は驚くほどの伏線が張られていたりもするので、読み終えたならば、当ブログの感想記事にあるリンクから、この作品を余すところなく解説したサイトをぜひとも読んでみてください。
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【 道尾秀介作品 】
ここでは、読者を騙すタイプの作品を続々と発表している作家・道尾秀介の作品を並べてみました。
この人は「このミス」との相性もとても良く、現在3年連続でランクイン中なだけでなく、2007年版ではベスト20に2作ランクイン、そして昨年の2009年版ではベスト10に2作もランクインさせているのですからね。
そして、発表順に読んでいくのもよいのですが、結構好き嫌いがはっきりと分かれるような作品もあるので、受け入れられやすそうな順番に載せてみました。
* タイトル部分のリンク : Amazonの詳細サイト
*<<感想記事はこちら!>>部分のリンク : 当ブログの感想記事(ネタバレなし)
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道尾作品としては珍しく軽いノリで書かれた作品なので、最も一般受けしそうな感じです。
しかも、クライマックスで明かされる驚愕の真相にはホントにひっくり返ってしまうほどなので、まず最初に読む道尾作品としては最適でしょう。
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上の「カラスの親指」と同じ年に共にベスト10入りした作品ですが、どちらかといえばこちらの方が道尾作品らしさが出ていますからね。
なので、”まず最初は道尾らしい作品を読みたい”という方なんかは、この作品から読んでみてはいかがでしょうか。
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これまでのところ、道尾作品の中で最高順位を誇る作品でして(2007年版2位)、道尾秀介の名を一躍有名にした作品でもあります。
暗くどんよりとした雰囲気の中で話が進んでいくのですが、それがまた怪しさを醸し出していて、素晴らしい演出となっていたりします。
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今年(2009年)発売された新作なので、これを書いている時点ではランクインするかどうかもわからないのですが、「シャドウ」や「ラットマン」に近い作風の王道的な作品です。
騙しの仕掛けも見事ですが、それ以外の部分でも新境地が伺える作品となっています。
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向日葵の咲かない夏 / 道尾秀介 <<感想記事はこちら!>>
今年に入って文庫本が売れまくっているので、もしかしたら道尾作品の中で一番読まれている作品かもしれませんね。
ただ、驚くべき真相の内容に対して嫌悪感を抱いてしまう人も多くいるようなので、決して万人受けする作品というわけではありません。
しかし、この作品を道尾作品の中で一番に推す人も数多くいるので、気に入った人ならとことんハマリ込んでしまうこと間違いなしです。
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どちらかといえば「カラスの親指」タイプの軽いノリな作品ですが、最後まで読んでしまえば、その印象は変わってしまうかも.....。
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【 職人作家の技を味わえる作品 】
ここでは、こういった驚きの作品を産み出している職人的作家の作品を並べてみました。
* タイトル部分のリンク : Amazonの詳細サイト
*<<感想記事はこちら!>>部分のリンク : 当ブログの感想記事(ネタバレなし)
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発売時期の関係でランクインはなりませんでしたが、少しでも前や後ろにズレていたら1位になっていた可能性もあったのではないかというほどの傑作です。
とにかく全編に渡ってどんでん返しが炸裂しっぱなしなので、この翻弄され具合というのはなかなか楽しいものですよ。
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あまりミステリ的でない展開が続くので、どちらかといえば「イニシエーション・ラブ」に近いのかもしれませんが、真相が明らかにされた時の衝撃も負けず劣らずのものがあるのではないでしょうか。
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”叙述トリックの名手”とまで称される折原一のデビュー作ですが、このとんでもない真相を見抜くことができる人はそういないのではないですかね。
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結構軽いノリで書かれていますし、驚きのトリックもとにかくサービス満点なので、ちょっと古い作品ですが、気軽に楽しむことができると思います。
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首無の如き祟るもの / 三津田信三 <<感想記事はこちら!>>
ホラー風味な本格ミステリ作品なので、そこで好みが分かれそうではありますが、一つのピースをはめ込むだけで全ての謎を解いてしまう鮮やかさや、その後の怒濤の展開など、まさに驚愕のクライマックスでした。
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さすが「ハサミ男」の作者といった感じの驚きが楽しめるのですが、「ハサミ男」のような単純明快な驚きではないので、どちらかといえば玄人好みの作品でしょうか。
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【 賛否両論の衝撃的&刺激的な作品 】
ここでは、エログロ度がハンパなかったり、驚愕の真相がとんでもなかったりなど、あまり一般には受けなそうだけれどハマる人はとんでもなく好きになってしまうという、賛否両論的な作品を並べてみました。
* タイトル部分のリンク : Amazonの詳細サイト
*<<感想記事はこちら!>>部分のリンク : 当ブログの感想記事(ネタバレなし)
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この作品は、本来ならば「定番作品」の所に載せていてもおかしくないくらいに傑作だし有名なので、ネタバレ率も高いです(実際に自分も読むより先にネタバレを目にしてしまいましたし.....)。
ただ、全編に渡ってエログロ度が爆発しているし、ラストがまた強烈すぎなので、人をかなり選ぶ作品でもあるのですよねェ。
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”賛否両論”という言葉がとっても似合う摩耶雄嵩ですが、これは二段構えの驚きのトリックが炸裂する代表作的な位置づけの作品です。
その裏の方のトリックというのがもう思わずニヤリとしてしまうようなとんでもないものなのですが、それはある程度”アッと驚くどんでん返し本”を読んでいないとその衝撃は伝わらないと思うので、この記事の中で紹介した作品を何冊か読んだ後で手にした方がよいでしょう。
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摩耶雄嵩作品が続きますが、この記事で紹介した作品の中で、衝撃度ではこの作品が一番なのではないでしょうか。
子供向けの体裁をとっているのでとても読みやすいですし、かなりのオススメなのですが、だからといって子供に読ませるのはオススメできません.....(後日追記:ノベルス版では子供向けの体裁ではなくなりました)。
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今や小説家として以外でも大活躍を見せている京極夏彦の記念すべきデビュー作なのですが、これがまた衝撃的すぎるクライマックスとなっているのです。
あと、これが京極作品初体験ならば、ハンパない蘊蓄の嵐にも驚くこと間違いないでしょう。
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「ハサミ男」の作者だと思って読んでみると、そのあまりにも方向性の違う破壊力に、ショックを受けてしまう人も多いのではないでしょうかね。
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バカミス作家としても有名な鳥飼否宇ですが、この作品はそんな域をも軽く飛び越してしまうくらいにブッ飛びすぎていますからね。
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かなり濃密で妖艶な西欧ミステリですが、最後の最後に明かされる真相には、魂を抜かれる思いをするのではないでしょうか。
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【 なるべく”驚きのトリックがある”と知らずに読みたい作品 】
この記事で取り上げている作品というのは、なるべく事前に”驚きのトリックや真相が仕掛けられている”というのを知らずに読んだ方が楽しめる、というのは最初にも説明しました。
ただ、これから紹介するのは、ここまでで紹介してきた作品以上に”驚くトリックがある”ということを知らずに読んだ方が良い作品なのです。
それは、元々そういった仕掛けを売りにしていなかったり、そういった仕掛けがあることを知らない読者を想定して作られた作品だったりするからです。
そして、そういった作品の場合、トリックの難易度がそれほど高くない場合が多いので、事前に”驚く仕掛けがある”と知りながら読むと、途中で仕掛けや真相が解ってしまう可能性が高くなってしまうのです。
なので、この記事はこの項目で最後なので、”驚く仕掛けがあることをなるべく知らずに読みたい” ”知りながら読むと簡単に真相を見抜いてしまう”というような方は、この記事を読むのはここまでにした方がよいでしょう。
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* タイトル部分のリンク : Amazonの詳細サイト
*<<感想記事はこちら!>>部分のリンク : 当ブログの感想記事(ネタバレなし)
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GOTH リストカット事件(夜の章、僕の章) / 乙一 <<感想記事はこちら!>>
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密室殺人ゲーム王手飛車取り / 歌野晶午 <<感想記事はこちら!>>
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アヒルと鴨のコインロッカー / 伊坂幸太郎 <<感想記事はこちら!>>
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チェーン・ポイズン / 本多孝好 <<感想記事はこちら!>>
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殺人鬼フジコの衝動 / 真梨幸子 <<感想記事はこちら!>>
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カラット探偵事務所の事件簿 1/ 乾くるみ <<感想記事はこちら!>>
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