「このミス2010年版」月別ランクイン候補作品(2009年8月)
* 「このミステリーがすごい!2010年版」の予想に関しては、「このミス2010年版」ランキング(順位)予想をご覧ください。
「2009年版」に引き続いて、「このミステリーがすごい!2010年版」でも“ランキング発表前に対象作品を読んでしまおう!”というのをやってみようと思います。
それで、日頃から“どんな作品がランクインしそうかな?”って色々とチェックしているので、どうせならそれを発売された月別にまとめてしまおう!ということで始めたのがこの「月別ランクイン候補作品」です。
ここでは、とりあえず「このミス」の対象になりそうな作品をピックアップして、“作者の過去実績”や“なんとなくの前評判”を元に、推測されるランクインの可能性ごとに3段階に分けて並べています。
なお、これを書いている時点では作品をまだ読んでいない状況になると思うので、この3段階の分類は、作品を読んだ上で決めたものではありませんので、その点ご了承ください。
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>> 2009年8月発売の最有力候補っぽい作品 <<
【 あるキング / 伊坂幸太郎 】
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> 弱小地方球団・仙醍キングスの
> 熱烈ファンの両親を持つ山田王求。
> 入団してチームを優勝に導く運命を背負い、
> 野球選手になるべく育てられる。
> 王求の才能が飛び抜けていると知った両親は、
> 異常ともいえる情熱を注ぐ…。
昨年(2009年版)の1位に「ゴールデンスランバー」で輝いた伊坂幸太郎の新作です。
つまりは、ディフェンディング・チャンピオンが満を持して登場!!といったところでしょうか。
これを書いている時点では、果たしてその内容が「このミス」的であるのかどうかはまだわかりませんが、何にせよ注目の作品であることには間違いないでしょう。
【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】
* タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページです
> 「ラッシュライフ」 2003年版 11位
> 「陽気なギャングが地球を回す」 2004年版 6位
> 「重力ピエロ」 2004年版 3位
> 「アヒルと鴨のコインロッカー」 2005年版 2位
> 「チルドレン」 2005年版 16位
> 「グラスホッパー」 2005年版 18位
> 「死神の精度」 2006年版 12位
> 「ゴールデンスランバー」 2009年版 1位
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【 ダブル・ジョーカー / 柳広司 】
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> 話題沸騰!「ジョーカー・ゲーム」第二弾。
> 結城率いるD機関にライバル出現。その名も風機関。
> 同じ組織にスペアはいらない。食うか、食われるか。
> 「躊躇なく殺せ、潔く死ね」を徹底的に叩き込まれた風機関が
> D機関を追い落としにかかるが……。 。
昨年(2009年版)の1位作品作家の新作がいよいよ登場するかと思ったら、今月はなんとなんと、昨年の2位作品の作家の新作まで発売されてしまうのですから、豪華なことこの上ないです。
しかもこちらは、その昨年2位にランクインした「ジョーカー・ゲーム」の続編というのですから、これはもう読むのが楽しみですね。
連作短編という性質上、前作と比べて作品の出来が急激に落ちるということは考えにくく、前作並みの面白さを期待できると思うので、2年連続の高ランクインの可能性も大きいのでは?
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.243 『ダブル・ジョーカー』 柳広司
【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】
* タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページです
> 「ジョーカー・ゲーム」 2009年版 2位
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【 密室殺人ゲーム2.0 / 歌野晶午 】
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> <頭狂人><044APD>
> 奇妙すぎるニックネームの5人が、
> 日夜チャット上で「とびきりのトリック」を出題しあう推理合戦!
> ただし、このゲームが特殊なのは
> 各々の参加者がトリックを披露するため、殺人を実行するということ。
> 究極の推理ゲームが行き着く衝撃の結末とは!?
そしてこちらは、2008年版で12位にランクインした「密室殺人ゲーム王手飛車取り」の続編となっています。
まあこの作品も連作短編っぽい形態になるのではないかと思うのですが、となれば前作並みのクオリティは保たれているはずで、そこに作者得意の衝撃的な仕掛けが炸裂するなら、前作超えはおろか、上位ランクインも期待できるのではないでしょうかね。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.226 『密室殺人ゲーム2.0』 歌野晶午
【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】
* タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページです
> 「葉桜の季節に君を想うということ」 2004年版 1位
> 「密室殺人ゲーム王手飛車取り」 2008年版 12位
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【 花と流れ星 / 道尾秀介 】
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> 死んだ妻に会いたくて、
> 霊現象探求所を構えている真備。
> その助手の凛。
> 凛にほのかな思いを寄せる、売れないホラー作家の道尾。
> 3人のもとに、今日も、傷ついた心を持った人たちが訪れる…。
> 真備シリーズ初の短篇集。
2009年の道尾秀介は、連作短編(「鬼の跫音」)、長編(No.186「龍神の雨」)と来て、今作は短編集と、様々な形で楽しませてくれますね。
今作は、「背の眼 」「骸の爪」に続く“真備シリーズ”の短編を集めたものなので、他の道尾作品に比べて幾分ホラーっぽい雰囲気の作品集となりそうです。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.233 『花と流れ星』 道尾秀介
【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】
* タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページです
> 「向日葵の咲かない夏」 2007年版 17位
> 「シャドウ」 2007年版 3位
> 「片眼の猿」 2008年版 19位
> 「ラットマン」 2009年版 10位
> 「カラスの親指」 2009年版 6位
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【 追想五断章 / 米澤穂信 】
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> 古書店アルバイトの芳光は、
> 依頼を受け5つのリドルストーリーを探し始める。
> 調査を続けるうち、
> 「アントワープの銃声」事件の存在を知り…。
> 米澤穂信が初めて「青春去りし後の人間」を描く
> 最新長編ミステリ。
米澤穂信は、これで2010年版対象作品は早くも「儚い羊たちの祝宴」「秋期限定栗きんとん事件」に続いて3作目となります。
しかも、期間内にさらに2作品も発表されるかもしれないということなので、個別の作品について“ランクインするかどうか?”と予想するだけでなく、米澤作品の中で“どれがランクインしそうか?どれが一番順位が高そうか?”と予想するのも楽しそうですね。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.227 『追想五断章』 米澤穂信
【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】
* タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページです
> 「さよなら妖精」 2005年版 20位
> 「犬はどこだ」 2006年版 8位
> 「夏期限定トロピカルパフェ事件」 2007年版 10位
> 「ボトルネック」 2007年版 15位
> 「インシテミル」 2008年版 10位
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>> 2009年8月発売の有力候補っぽい作品 <<
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
* 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数
デパートへ行こう!
/ 真保裕一 (8作) <感想記事はこちら>
プリズン・トリック
/ 遠藤武文 <感想記事はこちら>
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>> 2009年8月発売の候補っぽい作品 <<
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
* 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数
逃亡者
/ 折原一 (6作) <感想記事はこちら>
少女探偵は帝都を駆ける
/ 芦辺拓 (5作)
イオニアの風
/ 光原百合 (3作)
札幌方面中央警察署南支署―誉れあれ
/ 東直己 (2作)
流星さがし
/ 柴田よしき (1作)
殺人者
/ 深谷忠記 (1作) <感想記事はこちら>
空海 七つの奇蹟
/ 鯨統一郎 (1作)
さらば雑司ヶ谷
/ 樋口毅宏 <感想記事はこちら>
密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿
/ 北山猛邦
粘膜蜥蜴
/ 飴村行 <感想記事はこちら>
ここに死体を捨てないでください!
/ 東川篤哉
特命捜査
/ 緒川怜
センチュリー・オブ・ザ・ダムド
/ 戸梶圭太
未成年儀式
/ 彩坂美月
虫とりのうた
/ 赤星香一郎
手焼き煎餅の密室
/ 谷原秋桜子
瘤
/ 西川三郎
ノーバディノウズ
/ 本城雅人
煙突の上にハイヒール
/ 小川一水
さよならの次にくる<新学期編>
/ 似鳥鶏
マスゲーム
/ ひらたひろと
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「このミス2010年版」月別ランクイン候補作品(09年7月) <<<
>>> 「このミス2010年版」月別ランクイン候補作品(09年9月)
「月別ランクイン候補作品」の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。
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>>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<
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「01.「このミス」完全読破(ミステリ小説)」カテゴリの記事
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