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2009年7月

2009年7月27日 (月)

週刊少年ジャンプ読切! 「明治百機八匣譚DENGI」 芝田優作

 今週号(2009年35号)から5週に渡って、「第5回 金未来杯(ゴールドフューチャーカップ)」が開催されます。

 この金未来杯というのは、新人漫画家の読み切り作品を毎週1作ずつ掲載し、読者アンケートにより優勝者を決めるという、この時期恒例の企画でして、現作家陣では、天野洋一(「AKABOSHI-異聞水滸伝-」)・大石浩二(「いぬまるだしっ」)・椎橋寛(「ぬらりひょんの孫」)・田村隆平(「べるぜバブ」)の4人がこの金未来杯出身です(ちなみに、大石浩二以外の3人は優勝経験者です)。

 ただ、わずか1か月前に「JG1読切祭」という同じような新人読切作品の企画が行われていたので、今年は金未来杯は行われないのではないかとも見られていたのですよね。

 こんなに新人読切企画を連発するということは、それだけ出来の良い新人作家&作品が集まっているということなのでしょうか?それとも何らかのアクシデントにより急遽読切で何週か穴埋めしないといけなくなっての措置だったりするのでしょうか?読者的には、前者の方が良いのはもちろんですが。

 あと、金未来杯の中でどの作品が一番面白かったかという読み比べの他に、JG1読切祭と金未来杯のどちらが全体的にレベルが高かったか比べるのも楽しそうですね。


 そして今年の金未来のトップを飾ったのが、エントリーNo.1「明治百機八匣譚DENGI(めいじひゃっきやこうたん・デンジ)」です。

 作者の芝田優作は、今年2月のJUMPトレジャー新人漫画賞で準入選(歴代2人目)に選ばれています。

 その受賞作「ARMORED-アーマード-」が8月に発売される赤マルジャンプ2009SUMMERに掲載されることが決まり、この作品でデビューとなるかと思われたのですが、その受賞作よりも一足先にこの「明治百機八匣譚DENGI」でデビューとなったのでした。


 この作品は、明治時代の東京を舞台とした、バトルアクション漫画です。

 主人公は、平賀源内の養子であり助手である平賀電次で、源内の頭脳を転送させたカラクリ犬を相棒に、盗まれた源内作による108つのカラクリ「百機八匣」を取り戻すため、「百機八匣」を悪用している者との戦いが繰り広げられます。

 この「百機八匣」というのが、その性質や性能によって番号が付けられていて、それが全部で108つもあるということなので、これは連載を前提とした設定のようですね。

 そして、迫力あるバトルシーンや全体的な絵柄など、これがデビュー作とは思えないくらいの出来なので、今後どれだけ成長していくのか非常に楽しみになってしまいます。

 ただ、ストーリーの幹になる部分ががっちりしていなかったり、クライマックスシーンに向けた求心力があまり感じられなかったり、良い意味での引っ掛かりや演出面での緩急などに乏しかったり、時代設定が上手く活かされていないようにも思いましたけどね。


 ちなみに、扉絵に付けられている煽り文は、

あいつがやらねば誰がやる!!
   蠢く悪を打ち砕け!! 電光石火活劇、開幕!!

☆刮目せよ!!超大型新人、堂々デビュー!!
      電撃アクション特別読切Cカラー47P!!

というものでした。

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 【「芝田優作」関連記事】

  > 「花侍のサハラ」 芝田優作 > ジャンプGIGA新連載! (16.6.2)

  > 「ZIPPO!!」 芝田優作 > ジャンプNEXT!! 2015 vol.4 (15.8.3)

  > 「ヨアケモノ」 芝田優作 > 週刊少年ジャンプ新連載! (14.6.30)
  > 「ヨアケモノ」(ジャンプVS -バーサス-) (13.3.22)

  > 「ENMA GAVEL」 芝田優作 > 週刊少年ジャンプ読切! (11.1.30)

  > 「少年疾駆」 附田祐斗 <JC1巻買い> (10.8.6)

  > 「ARMORED」(赤マルジャンプ2009 SUMMER) (09.8.19)

  > 「明治百機八匣譚DENGI」 芝田優作 > 週刊少年ジャンプ読切!  (09.7.27)

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 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2009年7月20日 (月)

モヤモヤさまぁ~ず2 > 大江アナ名場面ベスト10(09年上半期) 候補リスト

 「モヤモヤさまぁ~ず2」のアイドル・大江麻理子アナウンサーの、個人的にビビビッと来たシーンを集めてランキングにしてみました

 今回は「2009年上半期」ということで、2009年1月~6月に放送された以下の回が対象となっています


 > 「三軒茶屋」 「目黒線沿線」 「自由ヶ丘」 「大塚・目白」 「中野」
 > 「DVD発売記念特別番組」 「新高円寺お礼参り&イラストハガキ抽選会」
 > 「天空橋」 「下赤塚」 「桜新町・用賀」 「千歳烏山」


 ランキング発表の前に、まずはその候補シーンのリストを掲載してみましょう

 この候補リストの中から激選して、別記事にてランキングを発表いたします


 * 中には大江アナに対しての酷い文章や謎の文章などあるかと思いますが
  それらはテロップや三村・大竹のセリフや
  サイコロの目(指令)をそのまま書いたものなのでご了承を

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<< 大江アナ・MDB的名場面ベスト10(09年上半期) 候補リスト >>


【 三軒茶屋 】
  (放送日:2009年1月9日、16日)

 ・釣り堀でなかなか餌を付けられない大江アナ (1)
 ・「美味しいよ~」と言いながら竿を投じる大江アナ (1)
 ・三村・大竹が釣れない中、一人だけ釣ってしまう大江アナ (1)
 ・もだえたり奇声を発したりしながら
    針を魚から外す大江アナ (1)
 ・3人で仲良く嬉しそうにスキップをする大江アナ (1)

 ・髪型のせいか、横顔が昔の八木亜希子・元フジテレビアナに
    少し似ている(ように個人的に見えた)大江アナ (2)
 ・2人で協力して腰を振って回転させるオモチャで
    三村と遊ぶ大江アナ (2)
 ・三村にそのオモチャの道具を胸に押しつけられる大江アナ (2)
 ・抱腹絶叫ゲームの順番決めジャンケンで
    三村には負けるも大竹にはついに勝って喜ぶ大江アナ (2)
 ・↑のゲームで三村に「大江なんて嫌いだバカヤロー!」
    と言われて哀しそうな顔になる大江アナ (2)
 ・「あんいやぁぁ~ん、バカ!」という札を引いたものの
    野太く色気のない声で叫ぶ大江アナ (2)

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【 目黒線沿線 】
  (放送日:2009年1月23日、30日)

 ・三村に髪をすいたのかと思われる大江アナ (1)
 ・クレーンキャッチャーでクレーンが奥まで行かなくて
    「ひどい!」と店先で叫んでしまう大江アナ (1)

 ・「今多分(イチゴの)ヘタ取ったんじゃないですか?」
    と予想するも実際には
    店の人はメロンを調理していた大江アナ (2)
 ・ヒラヒラペーパーゲームで
    唯一取った紙がスカだった大江アナ (2)
 ・MCハマーを知らなかった大江アナ (2)
 ・赤ひげ危機一髪ゲームの順番決めジャンケンで
    ついに三村に勝利した大江アナ (2)

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【 自由ヶ丘 】
  (放送日:2009年2月6日、13日、20日)

 ・オープニングで三村に
    「ブラジャーしてるの?」と聞かれる大江アナ (1)
 ・店のおじさんに「きれいだね」と言われて喜ぶ大江アナ (1)
 ・DVD発売発表で“接地の高円寺”を振り返った時に
    「接地はしていません!」と
    かたくなに否定する大江アナ (1)

 ・ロケ中に偶然、大学時代の同級生と再会する大江アナ (2)
 ・輪投げのセンスがない大江アナ (2)
 ・さらに目の前から投げても入らなかった大江アナ (2)

 ・デジタル110番の店がアナログ派だったため
    テレ東社員として慌てて
    デジタルの良さをアピールする大江アナ (3)
 ・神社で拍手のタイミングが一人だけ大きくずれる大江アナ (3)

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【 大塚・目白 】
  (放送日:2009年2月27日、3月6日、13日)

 ・「大塚といえば?」と聞かれて
    「知り合いの教授が住んでいて.....」と
    個人情報を言う大江アナ (1)
 ・さまぁ~ずの2人が靴を試し履きしているのを眺めている時に
    背後にいたカメラマンに
    そっと肩を押されてしまう大江アナ (1)
 ・さまぁ~ずの2人とお揃いの靴を買って履く大江アナ (1)
 ・耳打ちおじさんに描いてもらったヒドい似顔絵の大江アナ (1)

 ・白目になると漫画みたいな暗い顔になってしまう大江アナ (2)
 ・皿回しをする大江アナ (2)

 ・尺八トークの途中で
    なんとなくセクハラの空気に気づく大江アナ (3)
 ・尺八を吹く口元をドアップで映される大江アナ (3)
 ・尺八の才能がある大江アナ (3)
 ・石橋貴明の物まねが全然似ていない大江アナ (3)
 ・ひたすら「Oh!Yes!」「Oh!No!」と
    答え続ける大江アナ (3)
 ・乾杯の後でさまぁ~ずの2人が話し始めたのに
    まだビールを飲み続けている大江アナ (3)
 ・鍋将軍と鍋総理が見守る中で鍋奉行を務める大江アナ (3)
 ・嫌いな食べ物はないと言う大江アナ (3)
 ・「それでもあえて嫌いなものは?」と聞かれて
    「砂の入った貝」と答える大江アナ (3)
 ・鍋をずっと菜箸で食べていた大江アナ (3)

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【 中野 】
  (放送日:2009年3月20日、27日)

 ・暗めのファンデーションを使ったことを
    三村に気づかれる大江アナ (1)
 ・三村の額に付いていた
    綿のようなものを取ってあげる大江アナ (1)
 ・三村がおしっこをしている壁越しに立っている大江アナ (1)
 ・えろガチャでTENGAを当てる大江アナ (1)
 ・TENGAが何かわからず何度も「テンガ」と言う大江アナ (1)
 ・「ONA-CAP」を「オーナーカップ」と読む大江アナ (1)
 ・さらにローションの引換券を当てて
    店で引換えてもらう大江アナ (1)
 ・TSUTAYA中野店のモヤさまDVD特設コーナーのパネルに
    「BとWの差はありません」と書く大江アナ (1)

 ・中野の「ミッキー飯店」で、麻布店に続いて
    またもやミッキーライスを食べる大江アナ (2)
 ・1000円自販機で
    コップを当てて「ひどい!」と叫ぶ大江アナ (2)
 ・でもそのコップが光ると気付いて納得する大江アナ (2)
 ・「スーパーボウルやらせてください!」と大声で叫ぶも、
    大人はダメと断られ恥をかく大江アナ (2)

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【 DVD発売記念特別番組 】
  (放送日:2009年4月1日)

 ・DVDを箱に上下逆さまに入れてしまい
    「マジックですね...」と言う大江アナ

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【 新高円寺お礼参り&イラストハガキ抽選会 】
  (放送日:2009年4月2日)

 ・抽選会になるとどうしても影が薄くなってしまう大江アナ

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【 天空橋 】
  (放送日:2009年4月9日、16日)

 ・オープニングで大竹に
    「大江そんな顔だったっけ?」と言われる大江アナ (1)
 ・さらに「おもしろい顔してね」と言われ
    自ら「ケロロみたい.....」と答える大江アナ (1)

 ・タコの頭をスライスした部分を食べる大江アナ (2)
 ・小平Dからカメラを取り上げダメ出しする大江アナ (2)
 ・それで代わりに撮ったものの
    今度はさまぁ~ずの2人にダメ出しされる大江アナ (2)
 ・大竹が放り投げたサイコロが直撃する大江アナ (2)
 ・ブーピークッションを鳴らす大江アナ (2)

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【 下赤塚 】
  (放送日:2009年4月23日、5月7日)

 ・春っぽい格好をしたのに寒かった大江アナ (1)
 ・タヌキのケーキの顔の部分をざっくりと削り食べる大江アナ (1)
 ・タヌキのケーキを食べる口元をドアップで撮られる大江アナ (1)
 ・三村がタヌキから大仏に変身させたケーキを拝む大江アナ (1)
 ・寒さのため縮こまりながら歩く大江アナ (1)
 ・ケーキを食べる場面をスロー映像で流される大江アナ (1)

 ・服の背中に「すばらしい!!」
    という刺繍を入れてもらう大江アナ (2)
 ・帽子には「モ」と入れてもらう大江アナ (2)
 ・何かにつまづく大江アナ (2)
 ・マジカルバナナで「黄色といったら風船!」と言って
    三村につっこまれる大江アナ (2)
 ・マジカルバナナで
    三村のひっかけに見事にひっかかる大江アナ (2)
 ・三村の親指が偶然に鼻の穴に入ってしまう大江アナ (2)
 ・マジカルバナナで「梅干しといったらおいしい!」と言って
    「梅干しが好きで.....」と言い訳をする大江アナ (2)
 ・次の仕事に向かわねばならなくなったさまぁ~ずの
    代役のつぶやきシローと2人で
    ロケをすることになってしまった大江アナ (2)
 ・つぶさんのぐだぐだっぷりに
    苦笑しつつダメ出しする大江アナ (2)
 ・つぶさんがカラオケで歌っている姿を
    哀しそうな目で見つめる大江アナ (2)

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【 桜新町・用賀 】
  (放送日:2009年5月14日、21日、28日、6月4日)

 ・三村の顔を登るカメムシを
    千円札で落とそうとする大江アナ (1)
 ・お参りの拝礼が一人だけ異様に長い大江アナ (1)

 ・細長いニンジンを爽やかに食べる大江アナ (2)
 ・バナナをポキッと折って食べて
    さまぁ~ずのセクハラを巧みにかわす大江アナ (2)
 ・解任された大竹の代わりに
    お食事大臣になっていた大江アナ (2)
 ・お食事大臣初仕事で
    花瓶がもやっているそば屋を選ぶ大江アナ (2)
 ・そば屋でマーボーナス丼を注文する大江アナ (2)
 ・さらにもりそばも追加したため大量になる大江アナ (2)
 ・そばをすする口元をドアップで撮られる大江アナ (2)
 ・食事前のバナナを止められなかったために
    お食事大臣を1回で解任されてしまった大江アナ (2)
 ・食べ残したマーボーナス丼を携帯サイトの
    待ち受け写真として配信されてしまう大江アナ (2)
 ・お食事大臣を解任されるも
    サイコロ大臣でもあった大江アナ (2)
 ・コイに餌をやる時に「エサだよ~」と声をかける大江アナ (2)

 ・歩いていて木の枝に頭をぶつける大江アナ (3)
 ・ストッキングの上から下駄を履く大江アナ (3)
 ・1本歯下駄の大竹が階段を昇るのを心配するも
    2本歯の自分の方がヨロヨロして危ない大江アナ (3)
 ・1本歯下駄でゴルフをする大竹に対し
    だいぶ離れた場所から
    腕を前に出して支える姿勢をとる大江アナ (3)
 ・元ゴルフサークル主将の腕前を見せる大江アナ (3)
 ・またもや放り投げたサイコロが向かってくるも
    今度は上手く避ける大江アナ (3)
 ・1本歯下駄に挑戦するも歩き方がおかしい大江アナ (3)

 ・ストッキングの上からヌーサンを履く大江アナ (4)
 ・ヌーサンを履く時に足の裏をつる大江アナ (4)
 ・サイコロの出目案「日常会話の中で自然にSEXと言え!」
    を実行しない大江アナ (4)
 ・さまぁ~ずの2人に
    さりげなくケツの臭いを嗅がれる大江アナ (4)

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【 千歳烏山 】
  (放送日:2009年6月11日、18日、25日)

 ・美容院の入り口のドアを開け支えた状態で
    会話が進んでしまいちょっと困る大江アナ (1)
 ・三村の美容師さんに対するセクハラを
    必死で止める大江アナ (1)
 ・「野球選手になります!」と言う小さな子供に対して
    しゃがみながら「可愛い~!!」と言う大江アナ (1)
 ・急に鳴き出したニワトリに驚く大江アナ (1)
 ・「瞬間最高視聴率は大江の口元アップだ」と聞いて
    照れる大江アナ (1)
 ・餃子を食べる口元をドアップで撮られたことに気づき
    カメラに向かって可愛く睨む大江アナ (1)
 ・店から出る時にのれんに頭をぶつけて何故か痛がる大江アナ (1)

 ・ハチの巣を見るのに服をズリ上げて頭を隠す大江アナ (2)
 ・気を注入してもらってカメラに衝突する大江アナ (2)
 ・三村の手に大量に刺さったトゲを抜いてあげる大江アナ (2)
 ・「なかなか抜けない」「出そうで出ない」
    「中でちょっと残っちゃうんです」
    と意味深なセリフを無自覚に言う大江アナ (2)

 ・エアー野球拳でブラジャー姿になる大江アナ (3)
 ・語尾にバイオレンスをつけてしゃべる大江アナ (3)

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 さてさて、これらの大江アナの名場面の中から、一体どのシーンがベスト10に入り、そしてどのシーンが1位に輝くのでしょうか!?乞うご期待。


  >> 大江アナ名場面ベスト10(2009年上半期) 10位 → 6位

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 【「モヤモヤさまぁ~ず2」関連記事】

  > モヤモヤさまぁ~ず2 > 大江麻理子アナウンサー

    名場面リスト(2012年7-9月) (13.2.24)
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 > モヤモヤさまぁ~ず2(モヤモヤ大江麻理子アナウンサー) (08.7.23)

 > クイック・ジャパン(QJ) Vol.80 > 「モヤモヤさまぁ~ず2」特集 (08.11.20)

 > ミニミニさまぁ~ず2009 (09.01.15)
 > ミニミニさまぁ~ず (07.12.30)

2009年7月18日 (土)

『ポルトガルの四月』 浅暮三文 > 「このミス」完全読破 No.196

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.196

 『ポルトガルの四月』 浅暮三文

   「このミス」2010年版 : 51位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「ミステリが読みたい!」 17位

   読始:2009.6.21 ~ 読終:2009.6.24

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2009年2月>

ポルトガルの四月 (ハヤカワ・ミステリワールド)ポルトガルの四月 (ハヤカワ・ミステリワールド)
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 記憶喪失の男が、ヨーロッパのある地で目覚めるところから始まる物語です。

 この男は、あることを行うと記憶の一部を思い出すことができるのですが、この断片的な記憶を繋ぎ合せ、自分がこれまで行っていたことを思い出すために、ヨーロッパ中を駆け回るのです。

 そんな男と行動を共にすることになる少年や、行き着く先々で直接的にも間接的にも関わることになる人々、そして男の過去と因縁深い人物など、登場する人物たちがみなどこか抜けていて、なんともアホらしいやり取りを見せたりもするので、そんなコミカルなところが楽しかったですね。

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 そして、そんな人物たちが絡んでくるエピソードも、ヨーロッパ各地を舞台にして、それぞれの地ごとに様々な珍道中が繰り広げられるので、まるで連作短編集のような楽しみ方もできるのです。

 それに、主人公が記憶を取り戻すごとに、主人公の過去と現在の状況が徐々に明らかにされていく様なんかで、ミステリ的な楽しみもできるわけですが、最後に主人公の過去が全てが判明されると同時に、それまでの無関係に思われていた各エピソードが一つに繋がり、衝撃の事実が!ってなったならば、大絶賛していたのですが.....。

 まあ、繋がりはなくても、各エピソード共に面白かったのですけどね。でもそういった“衝撃の連鎖”を匂わすような表現があったりもしたので、ちょっとクライマックスに期待を掛け過ぎてしまったようです。
.
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  > 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★       鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★     主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★         人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★        感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★★    気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「ロング・ドッグ・バイ」 霞流一

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

週刊少年ジャンプ新連載! 「わっしょい!わじマニア」 わじまさとし

わっしょい!わじマニア (ジャンプコミックス)わっしょい!わじマニア (ジャンプコミックス)

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 2009年7月に投入された新連載第3弾が、34号から始まった「わっしょい!わじマニア」です。

 作者のわじまさとしは、昨年(2008年)の週刊少年ジャンプ51号で急遽休載となった「D.Gray-man」の代原として「さすらい剣士物語」が掲載されデビューし、赤マルジャンプ2009SPRINGの「世界ニュルルン滞在記」を経て、今作で初連載となりました。

 デビューから連載開始まで1年も経っていないというのは、かなりの早さなのではないでしょうかね。


 それでこの作品は、最近のジャンプでは“スポーツ物”と並んで新たなヒット作が切望されるジャンルである“ギャグ漫画”です。

 過去のジャンプ作品の中では、「メゾン・ド・ペンギン」(大石浩二)や「私立ポセイドン学園高等部」(大江慎一郎)に近いような雰囲気の作品となるのではないでしょうか。

 それもあってか、新連載第1話なのに表紙も巻頭カラーもないという、ギャグ漫画としてはとても美味しい扱いだったわけですが、それを全くネタに使っていなかったので、自虐系ギャグというわけではないのですかね。

 そして、あえて下手っぽく描いているのであろう絵柄や、淡々と進んでいく展開なんかから、作者が“好きな漫画だ”と公言している「ギャグマンガ日和」(増田こうすけ)の影響を大きく受けているようです。

 ギャグのネタなんかも同じような方向を狙っているようなのですが、あまり捻りや驚き、作者独特の感性から来る刺激というのが感じられないため、上手く笑いに繋げてられていないように思いましたね。例えるなら、大物漫才師のネタの雰囲気だけを真似て演じている新人漫才師、といった感じで。

 ただ、話数が重なるごとに作者独特の狙いというものが生まれてきて、それにより化ける可能性もあると思うので、この後どのように変化していくのか、その成長を見守っていくのも面白そうです。

 でもその前に打ち切りとなってしまう可能性の方が高いような気もしますが.....。


  

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 【「わじまさとし」関連記事】

  > ジャンプNEXT! 2010SPRING(「絶叫! ホラーくん」) (10.5.1)

  > 週刊少年ジャンプ新連載! 「わっしょい!わじマニア」 わじまさとし (09.7.18)
  > <JC1巻買い> 「わっしょい!わじマニア」 わじまさとし (10.1.31)


 【「2009年の新連載」関連記事】

  > 「新世紀アイドル伝説 彼方セブンチェンジ」 麻生周一 (09.11.16)
  > 「ねこわっぱ!」 松本直也 (09.11.9)

  > 「賢い犬リリエンタール」 葦原大介 (09.9.14)
  > 「保健室の死神」 藍本松 (09.9.7)

  > 「わっしょい!わじマニア」 わじまさとし (09.7.18)
  > 「鍵人-カギジン-」 田中靖規 (09.7.14)
  > 「あねどきっ」 河下水希 (09.7.6)

  > 「AKABOSHI -異聞水滸伝-」 天野洋一 (09.5.18)
  > 「めだかボックス」 西尾維新 暁月あきら (09.5.11)

  > 「フープメン」 川口幸範 (09.3.3)
  > 「べるぜバブ」 田村隆平 (09.2.23)

  > 「ぼっけさん」 西義之 (08.12.16)
  > 「黒子のバスケ」 藤巻忠俊 (08.12.9)
  > 「マイスター」 加地君也 (08.12.2)

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  >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2009年7月14日 (火)

週刊少年ジャンプ新連載! 「鍵人-カギジン-」 田中靖規

鍵人-カギジン 上 (ジャンプコミックス)鍵人-カギジン 上 (ジャンプコミックス)

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 2009年7月に投入された新連載第2弾が、33号から始まった「鍵人-カギジン-」です。

 作者の田中靖規は、2007年の「瞳のカトブレパス」以来となる約2年ぶり2度目の連載です。

 その「瞳のカトブレパス」は、残念ながら15週という短期での打ち切りとなってしまったので、果たして2度目のチャレンジでリベンジを果たせますでしょうか。


 それでこの作品は、赤マルジャンプ2009WINTERに掲載された同名の読切作品「鍵人-カギジン-」を元に、設定など少々リニューアルして連載化となりました。

 舞台は荒廃した近未来で、体内に発現した鍵穴に鍵を差し込むことにより、その鍵の真の能力(第1話での主人公の場合は刀)を引き出すことのできる「鍵人」達が活躍する“新世界ファンタジー”です。

 前作「瞳のカトブレパス」の時は、絵的にも演出的にも、師匠である荒木飛呂彦(「ジョジョの奇妙な冒険」)の影響がわかりやすいくらいに表れていましたが、今作では所々でその匂いが感じられる程度でしたね。

 そして絵の方では、舞台設定の違いもあってか、前作と同一人物の作品だとは一見してわからないくらいに、とても見やすくさっぱりした感じに大きく変わっていました。

 そしてここ最近の新連載では、とりあえず物語の大まかな設定紹介や主人公等のキャラクター紹介などを中心とした、いわゆるプロローグ的な内容の第1話で、本格始動は第2話から、といった作品がほとんどだったと思います。

 ところがこの作品の場合は、それほど大きな見せ場もなく、まだ謎の部分が多いままで終わってしまったので、“第1話を読み終えた!!”っていうすっきりとした読後感というよりは、“あれ、もう終わり!?”といったあっけない読後感に近かったです。

 ただそれゆえに、続き(特に、敵対するであろうもう一人の鍵人との出会い)が気になって、早く第2話を読みたくなってしまったりもしたのですけどね。

 このいくらかスローペースなスタートは、果たしてこの作品にとって吉と出るのか凶と出るのかも興味深いです。

 第3話までのアンケートにより打ち切りが決まってしまうこともあるジャンプでは厳しいようにも思われますが、元々こういったファンタジー作品はジャンプではなかなか根付きにくいジャンルだし、主人公のキャラクターや“鍵”を使った能力など全体的に地味な印象なので、あまり派手な演出で盛り上げて空回るよりも、この第1話のようにじっくりと物語世界を描いていく方が、この作品の魅力を活かすには合っているようにも思うのですけどね。


  

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 【「田中靖規」関連記事】

  > 「サマータイムレンダ(本誌出張版)」
         田中靖規 > 週刊少年ジャンプ読切! (19.10.1)

  > 「鍵人-カギジン-」 田中靖規 > 週刊少年ジャンプ新連載! (09.7.14)
  > 「鍵人-カギジン-」 田中靖規 <JC1巻買い> (09.12.6)

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 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

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2009年7月12日 (日)

『元職員』 吉田修一 > 「このミス」完全読破 No.195

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.195

 『元職員』 吉田修一

   「このミス」2010年版 : 121位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2009.6.16 ~ 読終:2009.6.16

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2008年11月>

元職員元職員
吉田 修一

講談社 2008-11-05
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 No.148 「チェーン・ポイズン」本多孝好と共に、講談社創業100周年を記念した「書き下ろし100冊」シリーズの第1弾に選ばれた作品です。

 この作者は元々人気作家ではありましたが、作風を変えたNo.624「悪人」で「このミス」初ランクインとなりました。

 そして今作も、“吉田修一が到達した最高の「犯罪文学」”というあおりが付いていたこともあり、期待して読んでみたのです。

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 ただ、犯罪小説とはいっても、犯罪を行っている様子、または根っからの犯罪者を描いているわけではありませんでしたね。

 ごく一般人の主人公が異国の地で過ごすバカンスの様子が主に描かれていて、犯罪とは関係なさそうなんだけど、実は.....、って感じでして、極道とか凶悪犯罪者が出てくるようなものではないのです。

 そういったものではなくて、小さなキッカケから罪を犯してしまった一般人の心の動きというか心境の変化にスポットが当てられている感じでした。

 派手な演出はなく、淡々と話が進んでいくのですが、そんなありふれた話のような雰囲気の中に静かに宿る狂気が心に残りましたね。

 そんなわけなので、今作は「このミス」で票を集めるようなタイプの作品ではなさそうです。
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  > 個人的評価 : ★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★       鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★      主キャラ魅力度 : ★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★★   人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★★★★    感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★       気軽に読める度 : ★★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “吉田修一” 関連記事 】

  > No.724 「怒り」
  > No.676 「愛に乱暴」
  > No.624 「悪人」
  > No.539 「太陽は動かない」
  > No.195 「元職員」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「ポルトガルの四月」 浅暮三文

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2009年7月11日 (土)

「このミス2010年版」月別ランクイン候補作品(09年7月)

 「2009年版」に引き続いて、「このミステリーがすごい!2010年版」でも“ランキング発表前に対象作品を読んでしまおう!”というのをやってみようと思います。

 それで、日頃から“どんな作品がランクインしそうかな?”って色々とチェックしているので、どうせならそれを発売された月別にまとめてしまおう!ということで始めたのがこの「月別ランクイン候補作品」です。

 ここでは、とりあえず「このミス」の対象になりそうな作品をピックアップして、“作者の過去実績”や“なんとなくの前評判”を元に、推測されるランクインの可能性ごとに3段階に分けて並べています。

 なお、これを書いている時点では作品をまだ読んでいない状況になると思うので、この3段階の分類は、作品を読んだ上で決めたものではありませんので、その点ご了承ください。


 << この記事は現時点で未完の状態なので、情報を仕入れ次第、新たに対象作品を追加していく予定です >> 

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 >> 2009年7月発売の最有力候補っぽい作品 <<


 【 太陽を曳く馬 / 高村薫 】


  > 合田雄一郎がミレニアムを挟んで遭遇した二つの事件。
  > 血塗られた惨劇と僧侶の轢死の底には、
  > 動機と死体を結ぶ接点が存在しない、
  > 徹底した不確実が横たわっていた。
  > 『晴子情歌』『新リア王』を貫く福澤一族がもたらした
  > 現代という名の謎に、合田は震えた……。


 2009年7月現在で、「このミス」歴代たった2人しかいない2度の1位獲得日本人作家・高村薫の新作です(もう一人は、船戸与一)。

 まあ、ここ最近は「このミス」とは久しくなっているわけですが、今回の作品は、その「このミス」1位に輝いたNo.08「マークスの山」と「レディ・ジョーカー」、さらには「このミス」3位の「照柿」から続く“合田雄一郎”シリーズの新作であり、「晴子情歌」「新リア王」に続く“福澤彰之”シリーズの続編でもあるので、これは「このミス」的にも期待してよいのではないでしょうか。


 【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】
   * タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページです

   > 「黄金を抱いて翔べ」  1992年版 9位
   > 「神の火」  1992年版 8位
   > 「わが手に拳銃を」  1993年版 10位
   > 「リヴィエラを撃て」  1993年版 5位、10年ベスト 16位
   > 「マークスの山」  1994年版 1位
   > 「照 柿」  1995年版 3位
   > 「レディ・ジョーカー」  1999年版 1位、20年ベスト 9位

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 【 廃墟に乞う / 佐々木譲 】

廃墟に乞う廃墟に乞う
佐々木 譲

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  > ニセコの貸し別荘で見つかった女性の絞殺死体。
  > 仙道孝司はオーストラリア人と日本人不動産会社との
  > 確執に事件解決の鍵を見出す。
  > 「オージー好みの村」など、休職中の道警刑事、
  > 仙道が北海道の全域を駆け回る連作小説集。


 No.152「警官の紋章」No.175「暴雪圏」とすでに大作を2本も発表しているに、手を緩めることなくまたもや新作が登場となりました。

 今回も北海道を舞台とした警察小説ですが、休職中の刑事が主人公の連作短編集ということで、前2作とはまた違った魅力の作品となっていそうですね。


 【 「このミス」20位以内ランクイン実績 】
   * タイトル部分のリンク先は、当ブログの感想ページです

   > 「ベルリン飛行指令」  1988年 4位
   > 「エトロフ発緊急電」  1989年 4位、10年ベスト 11位、20年ベスト 13位
   > 「五稜郭残党伝」  1992年版 15位
   > 「ストックホルムの密使」  1995年版 2位
   > 「昭南島に蘭ありや」  1996年版 20位
   > 「うたう警官 (笑う警官)」  2006年版 10位
   > 「制服捜査」  2007年版 2位
   > 「警官の血」  2008年版 1位、20年ベスト 30位

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 >> 2009年7月発売の有力候補っぽい作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
 * 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数

   薄 暮 / 篠田節子 (4作)
   同 期 / 今野敏 (3作)
   最も遠い銀河 / 白川道 (3作)
   9の扉 リレー短編集 / 北村薫 他

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 >> 2009年7月発売の候補っぽい作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
 * 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」20位以内ランクイン作品数


   函館水上警察 / 高城高 (1作)
   ドント・ストップ・ザ・ダンス / 柴田よしき (1作)
   ドーン / 平野啓一郎 (1作)
   ダッシュ! / 五十嵐貴久 (1作)
   少女たちの羅針盤 / 水生大海
   マーダーゲーム / 千澤のり子
   文化祭オクロック / 竹内真
   七つ星の首斬人 / 藤岡真
   矢上教授の午後 / 森谷明子
   アダマースの饗宴 / 牧村一人
   時間島 / 椙本孝思
   秒 奪 / 管野ひろし
   刻まれない明日 / 三崎亜記
   銀座ブルース / 柴田哲孝
   追跡 警視庁鉄道警察隊 / 高嶋哲夫
   宵山万華鏡 / 森見登美彦
   下りの船 / 佐藤哲也
   ヒルクライマー / 高千穂遙
   十五号車の男 / 黒羽英二

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  「このミス2010年版」月別ランクイン候補作品(09年6月) <<<

  >>> 「このミス2010年版」月別ランクイン候補作品(09年8月)


 「月別ランクイン候補作品」の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2009年7月10日 (金)

<JC1巻買い> 「フープメン」 川口幸範

フープメン 1 (ジャンプコミックス)フープメン 1 (ジャンプコミックス)

集英社 2009-07-03
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 2009年7月に発売されたJC(ジャンプコミックス)1巻の2冊目が、「フープメン」です。

 前クールから始まった「黒子のバスケ」に続くバスケ漫画ということで注目が集まった本作ですが、早々から低い掲載順となり、最初の改編期は何とか生き延び突き抜けは回避したものの、この1巻が発売された週にあえなく打ち切りとなってしまいました。

 その「黒子のバスケ」との比較でいえば、「黒子」が最初から出し惜しみなく見せ場の連続で盛り上げたのに対し、この「フープメン」の方は、それほど盛り上がりのないまま話が進んでいたし、主人公の特徴(能力)である“通訳”も第1話以降は効果的な使われ方がされていなかったし、全体的に地味な印象となっていたので、早期打ち切りも仕方ないかな、といった感じでしょうか。

 とはいえ、この「フープメン」「黒子」のように見せ場の連続で盛り上げていればスタートダッシュに成功していたか、というと、それでもどちらにしろ逆効果になったのではないでしょうかね。

 この作品は、バスケ漫画ではあるけれど、どちらかといえばバスケを題材にした主人公の成長物語がメインとして描かれていました。

 その描き方というのも、主人公の独り語りが効果的に使われていたし、メインラインから外れたエピソードなどにも力を入れていたし、なにより主人公のひょうひょうとした性格がこの作品の味でもあったため、見せ場の連続で描いていたとしても、この作品(=この作者?)の味を殺すだけだったでしょうから。

 そんなことから考えても、これはこれでこの作品的にはベストの描き方だったのではないかと個人的には思うのですけどね。これで人気が獲れないならしょうがないな、って感じで。

 だから作品自体はなかなか面白くて、ラストの締め方なんかも打ち切り漫画とは思えないくらいにしっかりしたものだと感じたので、やはり“週刊少年ジャンプ的な作品”ではなかった、ってことなのでしょう。

 なので、次作を発表するにしても、他誌に掲載した方がまだ人気を得る可能性が高そうですが、ただ設定や主人公のキャラクターなど何か掴みの一発さえあれば、この作風でも充分ジャンプで人気を得ることができると思いますし、他のジャンプの漫画家とは一線を画する個性的な作風だと思うので、あくまでジャンプでの再挑戦に期待したいですけどね。

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 単行本ならではの特典ですが、まず帯の表は、表紙と繋がった絵の上に「部活勧誘の理由は・・・「英語がしゃべれる」こと! 通訳から始めるバスケストーリー!!」と書かれていて、その横には「「アイシールド21」の村田先生のおまけイラストもあるよ!!」と書き加えられています。

 裏帯の方は、佐藤雄歩、ジョシュア・久慈・グリフィンJr.、小牟田鐘、小金井麻央の絵付き登場人物紹介と、2巻が9月4日に発売されることが書かれています。

 カバーを外した部分は、カバーと全く同じ絵ですね。


 中身の方ですが、ページの合間には自虐的な香りのする裏話的な一コマ漫画が全5ページ。

 そして、帯にも書いてあるように、作者の師匠である村田雄介が描いたカット絵(バスケのリングの中に雄歩・ジョシュ・鐘・麻央が描かれた絵)が掲載されています。

 最終ページには、STAFFとして、川口幸範・竹内良輔・樫田千恵子・杉江翼・佐藤奈緒・田辺洋一郎の自画像らしきものも載っています。

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 【「川口幸範」関連記事】

  > <JC1巻買い> 「ST&RS -スターズ-」 竹内良輔 ミヨカワ将 (12.1.30)

  > 赤マルジャンプ2010WINTER(「カクバナ」) (10.1.10)

  > 週刊少年ジャンプ新連載! 「フープメン」 川口幸範 (09.3.3)
  > <JC1巻買い> 「フープメン」 川口幸範 (09.7.10)


 【「2009年発売の“JC1巻買い”」関連記事】

  > 「鍵人-カギジン-」 田中靖規 (09.12.6)
  > 「あねどきっ」 河下水希 (09.12.5)

  > 「AKABOSHI -異聞水滸伝-」 天野洋一 (09.10.14)
  > 「めだかボックス」 西尾維新 暁月あきら (09.10.7)

  > 「フープメン」 川口幸範 (09.7.10)
  > 「べるぜバブ」 田村隆平 (09.7.3)

  > 「ぼっけさん」 西義之 (09.5.2)
  > 「黒子のバスケ」 藤巻忠俊 (09.4.6)
  > 「マイスター」 加地君也 (09.4.3)

  > 「アスクレピオス」 内水融 (09.2.13)
  > 「チャゲチャ」 澤井啓夫  (09.2.11)

  > 「いぬまるだしっ」 大石浩二 (09.2.9)
  > 「バクマン。」 大場つぐみ 小畑健 (09.1.7)

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  >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

2009年7月 9日 (木)

『草祭』 恒川光太郎 > 「このミス」完全読破 No.194

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.194

 『草祭』 恒川光太郎

   「このミス」2010年版 : 104位

   受賞(候補) : (「山本周五郎賞」候補)

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2009.6.12 ~ 読終:2009.6.12

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2008年11月>

草祭 (新潮文庫)草祭 (新潮文庫)
恒川 光太郎

新潮社 2011-04-26
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 第22回山本周五郎賞の候補作に選ばれた作品です(残念ながら受賞はならず)。

 連作短編集ですが、それぞれの話の共通点というのはそれほどなくて、“ある町を舞台としている”といったところがわかりやすい繋がりですね。

 その町で繰り広げられるいくつかの話は、いずれもごく普通な感じで始まるのですが、いつのまにやら不思議で奇妙な異世界に入り込んでいているのです。

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 その異世界というのが、幻想的でありつつ毒々しさも持ち合わせているので、それを読んでいる時の独特な感覚は、まさに作品に酔っているようでして。

 かなり不気味で怖い雰囲気が漂っているものの、なぜかそこが居心地良く感じで、この作品の世界に気持ちよく浸ってしまうのですよね。

 お盆に田舎へ行って散歩していたら、いつのまにか不思議な世界に入り込んでいたような、馴染みがないはずなのに妙に懐かしさを憶える、そんな読み心地の作品でした。

 まあ、「このミス」で票を集めるようなジャンルではないように思いましたが、それでも読んで損はないでしょうね。
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  > 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★        鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★★★★
   熱アクション度 : ★★       主キャラ魅力度 : ★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★       人間味ドラマ度 : ★★★
   下ネタエッチ度 : ★★        涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「元職員」 吉田修一

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2009年7月 6日 (月)

週刊少年ジャンプ新連載! 「あねどきっ」 河下水希

あねどきっ 1 (ジャンプコミックス)あねどきっ 1 (ジャンプコミックス)

集英社 2009-12-04
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 2009年7月に投入された新連載第1弾が、この「あねどきっ」です。

 作者の河下水希は、週刊少年ジャンプでは「りりむキッス」「いちご100%」「初恋限定。-ハツコイ リミテッド-」に続く4作目の連載で、前作から約1年ぶりでの連載復帰となります。

 作者の代表作でもある「いちご100%」は、ラブコメとしては異例の長期連載で、アニメ化されるなどかなりの人気でしたし、前作の「初恋限定。」も、連載期間約半年と「いちご100%」に比べれば早い打ち切りとなったものの、連載終了から約1年後に驚きのテレビアニメ化となったりもしました。

 なので、作者のブランド力というのはかなりのものがありそうなので、今回の作品にも期待が高まってしまいます。


 そして内容の方ですが、過去の作品と同様に、中高生が主な登場人物のちょっとエッチなラブコメ作品となっています。

 具体的には、第1話の段階でですが、主人公は父子家庭の中学1年の男子・落合洸太で、父親が急な出張で家を空けることになり、その間、偶然知り合うことになった女子高生のお姉さん・萩原なつき(こちらも主人公)と一つ屋根の下で暮らすことになって.....、といった感じです。

 前作の「初恋限定。」では、中高生の男女による様々な立場における恋愛話がオムニバス的に展開されていたわけですが、今作はそれらの中から“年上のお姉さん(年下の男の子)との恋”という設定のみに焦点を当てて作られたようでもあります。

 となると、「初恋限定。」の時にその設定の人気が高かったからこそ、今回の連載にも取り入れたのだろうから、ある程度ヒットの保証は出来ているとみてよいのでしょうかね。

 あと、中高生男子読者をドキドキさせるようなちょっぴりエッチなラブコメ作品は、「To LOVEる-とらぶる-」「めだかボックス」と今作で3作同時掲載となるわけですが、元々他の2作品と少し色合いが違う「めだかボックス」は別としても、近いタイプとなりそうな「To LOVEる」とも、絵柄的にもストーリー的にもそれほどかぶらなそうで、棲み分けは充分出来そうな感じですけどね。

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 【「河下水希」関連記事】

  > 「いちご100% EAST SIDE STORY」 河下水希
     > ジャンプGIGA2017 新連載! (17.3.27)

  > 「僕らは雑には学ばない」 西尾維新 河下水希 > 週刊少年ジャンプ読切! (14.12.15)

  > 「てとくち」 大崎知仁 河下水希 > 週刊少年ジャンプ読切! (13.4.26)

  > 「アタシのアイドル」(ジャンプNEXT! 2010SPRING) (10.5.1)
  > 「ボクのアイドル」 河下水希 > 週刊少年ジャンプ読切! (10.4.26)

  > 「あねどきっ」 河下水希 <JC1巻買い> (09.12.5)
  > 「あねどきっ」 河下水希 > 週刊少年ジャンプ新連載! (09.7.6)

  > 「初恋限定。-ハツコイ リミテッド-」 河下水希 <JC1巻買い> (08.2.25)


 >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

WORLD!WIDE!LOVE! / hitomi (CD)

WORLD! WIDE! LOVE!WORLD! WIDE! LOVE!
hitomi hitomi Hiroyuki Fujino

エイベックス・エンタテインメント 2009-05-20
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 hitomiの出産後最初のシングルです。

 やはりそういった状況において発売された歌ということもあってか、とても幸せそうな雰囲気が曲からも詩からも伝わってくるのがなんとも良いですねェ。

 特に、終始軽快なリズムで、聴いているこっちも自然と体を動かしたくなる、というか、PVに出ている、一つに繋がったTシャツを順々に着ていきながら踊り歩いている人たちの中に入って一緒に踊り歩きたくなってしまって、幸せが感じられるだけでなく、こちらにまで伝わって、聴きながら幸せな気分になれてしまうところがなんとも素晴らしいです。

 そして、サビに入ったところでその軽快なリズムが勢いを増し、力強さが加わって、それがまるで生命の鼓動のように感じられるので、陽気な歌なんだけれど、ふと感動的な気持ちにもさせてくれるのです。


 それにしても、デビュー当時はお世辞にも歌が上手いとは言えない感じでしたが(まあだからこそ好きだったのですが)、今では“hitomiにしか出せないボーカル”にまで昇華させてしまっているのには驚きました。

 なんか「LOVE2000」とか「SAMURAI DRIVE」の頃と比べても、今回の歌の場合、いい感じで力が抜けているというか、優しさや落ち着きが感じられて、今まで以上に“魅力的なボーカルだなぁ”と思ったのですが、これは“母になった”という先入観があったから、ではないと思うのですけどねェ。

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LOVE LIFE 2(DVD付)LOVE LIFE 2(DVD付)
hitomi

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 それにしても驚いたのが、アルバムのジャケットです。

 妊婦ヌードということで、そのお腹を披露しているのも驚きですが、それよりもその上の手ブラの方が衝撃でしたねェ。

 かなりライトなファンであるため、もしかしたら過去にもこのくらいのことをやっているのを知らないだけかもしれませんが、妊婦ヌードであることも相まって、ホントにビックリしてしまいました。


 .....と思っていたら、写真集の方ではなんと、ジャケット写真では隠していた乳からヘアから惜しげもなく披露しているということを知って、そこまでやってしまうのか!と、衝撃というよりはその潔さに感服いたしましたね。

 さすがにヌード目的に写真集を買うことはしませんが、その心意気を知れただけでも大変満足です。

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2009年7月 5日 (日)

『トレジャー・キャッスル』 菊地秀行 > 「このミス」完全読破 No.193

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.193

 『トレジャー・キャッスル』 菊地秀行

   「このミス」2010年版 : 121位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2009.6.11 ~ 読終:2009.6.12

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本(ミステリーランド) <2009年3月>

トレジャー・キャッスル (講談社ノベルス)トレジャー・キャッスル (講談社ノベルス)
菊地 秀行 鈴木 康士

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 「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド」シリーズの中の一冊です(後日追記:後にノベルス化されました)。

 まあ、No.38「神様ゲーム」麻耶雄嵩No.52「銃とチョコレート」乙一などこのシリーズの他作品を読んだ方ならわかるように、装丁から何から子供向けに作られているものの、内容はあまり子供向けでない(むしろ子供には読ませられない)ような作品揃いのシリーズなのです(自分がこれまで読んだ作品がたまたまそうだったのかもしれませんが)。

 そして今回はさらに、作者が“エロス&バイオレンス”に定評のある菊地秀行というのですから、もう一筋縄にはいかないだろうことは容易に予想できてしまうのです。

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 それで内容の方ですが、中学生が主人公の宝探しアドベンチャーということで、いかにも子供向けな感じではあります。

 ただ、その主人公というのが高校生も顔負けの喧嘩の達人でして、宝探しをする上でプロの喧嘩屋との激しい戦いが繰り広げられたり、とんでもないもの(読んでのお楽しみ)と死闘を演じたりと、やはりバイオレンス的な演出が光っていました。

 まあ、こういったシリーズにおける作品ということもあって、それほどドギツイわけでも目を背けたくような感じでもないのですが。

 そしてやっぱりこの作品も、子供向けというよりは、“子供向け”というテーマだからこそ出来る狙いや遊びが満ち溢れていましたね。
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  > 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★       鬼畜グログロ度 : ★★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★★★★   主キャラ魅力度 : ★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★       人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★★        涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「草祭」 恒川光太郎

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2009年7月 4日 (土)

『遠い旋律、草原の光』 倉阪鬼一郎 > 「このミス」完全読破 No.192

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.192

 『遠い旋律、草原の光』 倉阪鬼一郎

   「このミス」2010年版 : 93位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2009.6.9 ~ 読終:2009.6.12

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2009年4月>

遠い旋律、草原の光 (ハヤカワ・ミステリワールド)遠い旋律、草原の光 (ハヤカワ・ミステリワールド)
倉阪 鬼一郎

早川書房 2009-04
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 この作品は、サナトリウム病棟を主な舞台とした恋愛小説です。

 昔から「サナトリウム文学」という言葉があるように、定番的なジャンルではあるのですが、この作品の場合は病気との闘い的なものではありません。

 クラシック音楽や絵画、短歌などの芸術作品が大きなテーマとして取り扱われていることもあって、心や体で感じるような情熱や力が作品全体にみなぎっているのです。

 しかしそんな中にも、この舞台ならではの切なさや哀しさも描かれているので、この対比によってより心に響いてきましたね。

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 そしてミステリ作品としましては、冒頭の感じからして本格ミステリ的な展開になりそうなものの、あくまで芸術世界で彩られた恋愛物語が主軸となっています。

 ただ、待ってましたとばかりに終盤に入って大いに筆を振るわれるミステリ的要素によって、それまでの物語世界に深みや厚みが加わって、切なさや哀しさや美しさがより鮮やかに映し出されるのです。

 なので、昨年(2009年版)3位にランクインしたNo.106「完全恋愛」牧薩次と比べると、恋愛物語としてもミステリ作品としても派手さや大作感では劣るものの、この作品全体を芸術的に包む美しさや、その世界に対し絶妙にアレンジを加えるミステリ的な仕掛けなど、この作品でしか味わうことのできないような魅力に満ち溢れているので、読んで気に入ったら何度でも読み返したくなるくらいにハマってしまうのではないでしょうか。
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  > 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★      鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★      おどろおどろ度 : ★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★★★   人間味ドラマ度 : ★★★★
   下ネタエッチ度 : ★          涙ウルウル度 : ★★★★
   衝撃バカミス度 : ★★       気軽に読める度 : ★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “倉阪鬼一郎” 関連記事 】

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  > No.394 「新世界崩壊」
  > No.391 「三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人」
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  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「トレジャー・キャッスル」 菊地秀行

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2009年7月 3日 (金)

<JC1巻買い> 「べるぜバブ」 田村隆平

べるぜバブ 1 (ジャンプコミックス)べるぜバブ 1 (ジャンプコミックス)

集英社 2009-07-03
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 2009年7月に発売されたJC(ジャンプコミックス)1巻は、「べるぜバブ」です。

 金未来杯グランプリという実績を引っ提げての連載開始となった作品ですが、この1巻が発売される前に何度もセンターカラーとなったり、さらには新人としてはかなり早い巻頭カラーを飾るなど、すこぶる好評のようですね。

 ただ、ストーリー的には、主人公が校内のヤンキー共を次々に倒していくだけで、特別驚くような展開があったり強力なメインキャラが増えたりなどせず、壮大なる目標設定などもないので、最初の頃はこの漫画の楽しみ方がいまいちわかりませんでした。

 しかし、回を重ねていくごとに、段々とこの漫画の魅力が掴めてきたように思います。

 やはりヤンキー漫画ということもあって、出てくる人々の多くはむさ苦しいような荒くれ者たちなのですが、その一方で主人公とその仲間は、爽やかとまではいかないまでも、ベル坊やヒルダを筆頭に可愛らしさがあったり絵的に小ざっぱりした感じだし、やり取りもコミカルだし、全体的に軽さがあるので、その両者のバランスにより“熱すぎもせず、軽すぎもせず”といった雰囲気が出ていて、今の時代には合っているのではないかと。

 そして、主人公の周囲の主にヤンキー達が、主人公を巡って勝手に大騒ぎしているものの、最終的には主人公が圧倒的な力でもって制圧してしまう、といった展開が、シンプルながらもスカッとするような爽快さに満ち溢れているので、そこが人気に繋がっているのではないのでしょうかね。

 なので、そういった意味でのノリ的な部分では、「トリコ」と近いものがあるように感じるのですが、どうでしょう。

 それでまあ今のパターンのままず~っと続くということはありえなくて、近いうちに新たな段階へと進むことになると思うのですが、その時にどんな方向にどんな方法で進むのかによって、看板コースへの道に向かうことにもなれば打ち切りコースへの道に落ちていくことにもなるだろうから、その分岐点がいつ来るのか、その内容は、そしてその結果どうなるのか、といったところが非常に興味深いし楽しみですね。

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 単行本ならではの特典ですが、まず帯の表は、表紙と繋がった絵の上に「最強の不良が拾った赤ちゃんは・・・なんと魔王!?」と書かれています。

 裏帯の方は、ベル坊の顔のアップ絵に、おまけページの説明が少々。

 カバーを外した部分は、カバーと全く同じ絵ですね。。


 中身の方ですが、ページの合間には、ストーリーの流れに沿った1コマ漫画が計4ページ、男鹿辰巳と古市貴之のキャラクタープロフィールが各1ページずつ。

 そして最終ページには、作者の師匠的存在である岩代俊明が、弟子の1巻発売記念に描き下ろしたお祝いイラスト(雨宮 ヒルダ服バージョン)とコメント、そしてそれに対する作者の感謝コメントが収録されています。

 ちなみに、8月4日に発売される「PSYREN-サイレン-」7巻には、田村隆平が描いた「ヒルダ 雨宮服バージョン」が掲載される予定とのことです。

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 【「田村隆平」関連記事】

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