「このミス2010年版」上半期終了時のランクイン作品予想
2009年も4月が終わった時点で、「このミステリーがすごい!2010年版」の対象期間が早くも半分が過ぎたということなので、ここで上半期終了時点でのランキング予想をしてみたいと思います。
ただ、この時点で順位まで予想してしまうのはさすがに無茶なので、今回は、自分がこれまで読み終えることが出来た作品から、「ベスト10入りが確実と予想される作品」「ベスト20入りする可能性が高いのではと予想される作品」などの項目ごとに該当する作品を入れてみたいと思います。
なお、対象となる上半期(08年11月~09年4月)に発売された作品の中ですでに読み終えた作品は、以下の通りです(この対象作品は、読み終えるごとに追加していく予定です)。
* このリストのみ、タイトル部分のリンク先は当ブログの感想記事となっています
> 「儚い羊たちの祝宴」 米澤穂信 > 「踊るジョーカー」 北山猛邦
> 「チェーン・ポイズン」 本多孝好 > 「ファミリーポートレイト」 桜庭一樹
> 「オリンピックの身代金」 奥田英朗 > 「警官の紋章」 佐々木譲
> 「豪華客船エリス号の大冒険」 山口芳宏 > 「悼む人」 天童荒太
> 「殺人鬼フジコの衝動」 真梨幸子 > 「まいなす」 太田忠司
> 「無貌伝 ~双児の子ら~」 望月守宮 > 「仮想儀礼」 篠田節子
> 「ブラザー・サン シスター・ムーン」 恩田陸 > 「煙 霞」 黒川博行
> 「笑うヤシュ・クック・モ」 沢村凛 > 「少 女」 湊かなえ
> 「神君幻法帖」 山田正紀 > 「鬼の跫音」 道尾秀介
> 「残される者たちへ」 小路幸也 > 「虎と月」 柳広司
> 「土井徹先生の診療事件簿」 五十嵐貴久 > 「英雄の書」 宮部みゆき
> 「ジョニー・ザ・ラビット」 東山彰良 > 「黒と赤の潮流」 福田和代
> 「バギー・イン・ザ・ドールハウス」 齊藤慶 > 「暴雪圏」 佐々木譲
> 「たまさか人形堂物語」 津原泰水 > 「玻璃の家」 松本寛大
> 「レッド・マスカラの秋」 永井するみ > 「エクステンド」 鏑木蓮
> 「パラドックス13」 東野圭吾 > 「誤 審」 麻野涼
> 「六つの手掛り」 乾くるみ > 「風の時/狼の時」 天城一
> 「疑心 隠蔽捜査3」 今野敏 > 「プラ・バロック」 結城充考
> 「遠い旋律、草原の光」 倉阪鬼一郎 > 「エッジ」 鈴木光司
> 「トレジャー・キャッスル」 菊地秀行 > 「草 祭」 恒川光太郎
> 「ポルトガルの四月」 浅暮三文 > 「元職員」 吉田修一
> 「ロング・ドッグ・バイ」 霞流一
なお、これはあくまで素人である自分が個人的に予想しているものです。
なので、「ベスト10入り確実」と言った作品が実際には1票も入らなかったりとか、名前を挙げなかった作品が1位となるなどの可能性は大いに有り得ますので、その点をご了承の上で参考にしていただければと思います。
ちなみに、初めて予想を行った昨年(2009年版)の予想実績は、「「このミス2009年版」ランキング(順位)予想 <反省会>」にてご確認ください。
* 「ランク入り確率」は、(自分が予想する)ベスト20にランクインする可能性をパーセンテージで表したものです。つまり、100%に近いほど、ベスト20にランクインする可能性が高いと自分が予想している、ということです。なお、数字は適当なので、大体の目安程度に思ってください。
* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです
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【 ベスト10入りが確実と予想される作品 】
ここでは、ベスト10入りが確実で、下半期のラインナップ次第では1位も狙えるのでは?と自分が予想した作品を挙げてみました。
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仮想儀礼 / 篠田節子 ・・・ランク入り確率 : 95%
上下巻の大作ですが、新興宗教を舞台にした人間ドラマがとても迫力あるもので、しかもそれが中だるみしないどころか終盤に向かうにつれて怒涛の如く勢いを増していくほどなので、これはもう上位を狙える出来だと思うのですよね。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.159 『仮想儀礼』 篠田節子
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オリンピックの身代金 / 奥田英朗 ・・・ランク入り確率 : 90%
奥田英朗久々の「このミス」直球サスペンスですが、これまた重厚な人間ドラマが繰り広げられていて、かなり玄人好みな作品に仕上がっていると思うので、こちらも上位ランクインは堅そうです。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.154 『オリンピックの身代金』 奥田英朗
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【 ベスト20入りするのではないかと予想される作品 】
ここでは、ベスト20にランクインする可能性が高そうな作品を挙げてみました。
ただ、例年11~20位と21~40位辺りの作品の票数というのはそれほど変わりはなくて、たった1人の投票者のさじ加減一つで大きく順位が変動してしまうほどの差しかないので、ここら辺になってくるとランクインするかどうかは運の要素も大きく関わってくるといってもよいでしょう。
なので、この項目に挙げたのは、「40位以内には確実に入ってくると予想される作品」といった認識で参考にしてもらう感じでちょうど良いのではないでしょうかね。
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風の時/狼の時 / 天城一 ・・・ランク入り確率 : 80%
天城一傑作集の4作目です。
過去の3作が全てベスト20に入っていることや、前作から3年あいだがあいたこと、その間に作者が亡くなられたために今作は追悼出版であること、そしてこの“天城一傑作集”も今作が最終巻であることなどから考えても、ベスト20入りは堅いのでは。
さらに、今年は本格ミステリの弾数が今のところかなり少なく、下半期でもその傾向が続くならば、上位にランクインも大いにありえそうですかね。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.187 『風の時/狼の時』 天城一
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鬼の跫音 / 道尾秀介 ・・・ランク入り確率 : 60%
道尾秀介初の連作短編集ですが、内容的にもこれまでの作風とは少し変えてきたところが、評価の方に繋がるような出来だったと思います。
ただ、5月には長編の「龍神の雨」が出て、夏には短編集が刊行される予定ということなので、他作家の作品との比較以上に、この3作品内での比較がランク入りには大きく左右されそうですかね。
いずれにせよ、「このミス」とは相性が良すぎの作家なだけに、チェックは必要不可欠でしょう。
[追記] 当初は「ランク入り確率:45%」にしていましたが、いくつもの賞に候補として名前が挙がっていることから考えて、世間の評価は結構高そうだと思い、数字を上げてみました。
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>> No.169 『鬼の跫音』 道尾秀介
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たまさか人形堂物語 / 津原泰水 ・・・ランク入り確率 : 55%
「このミス」では、専門職や趣味を題材にした作品が毎年のようにランクインしますが、今年のその枠でのランクインが有力なのではないかと思われるのが、“人形堂”を舞台にしたこの作品です。
地味ながらもかなりの濃密さで、ミステリ的要素も読み応えあるものなので、票を結構集めそうに思うのですけどね。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.180 『たまさか人形堂物語』 津原泰水
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疑心-隠蔽捜査3 / 今野敏 ・・・ランク入り確率 : 50%
過去の2作がいずれもランクインしている「隠蔽捜査」シリーズの最新作ですが、期待を裏切らないどころか期待以上の作品となっていたのはさすがでした。
ただ、竜崎というキャラクターが初披露された第1作&ミステリ的な要素が組み込まれていた第2作と比べると、今作は「このミス」的な強調材料という点では見劣るようにも思われるので、「このミス」選者がその点をどう評価するか次第で、上位ランクインも大いにありえればランク外も大いにありえそう。
なので、予想をする上ではかなり順位が読めなくてやっかいな作品となりそうです。
[ この作品の当ブログ感想記事はこちら!! ]
>> No.188 『疑心 隠蔽捜査3』 今野敏
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少 女 / 湊かなえ ・・・ランク入り確率 : 50%
昨年発売されたデビュー作のNo.127「告白」がロングセラー中で、しかも「本屋大賞」を受賞したことでまた一段と知名度がアップした湊かなえの第2作目ですが、前作がフロックではないことを証明するような、それでいて前作とはまた違った魅力を携えた作品であったと思います。
ただ、インパクトあった前作との比較により評価が低くなる可能性もありそうなので、ランクイン確実とは言えないですね。6月には3作目の「贖罪」も出るようですし、そちらとの兼ね合いも影響しそうだし。
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>> No.165 『少 女』 湊かなえ
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ジョニー・ザ・ラビット / 東山彰良 ・・・ランク入り確率 : 50%
かなり硬派でイカしたハードボイルド作品なので、「このミス」大賞出身作家として初のランクインに期待が高まります。
うさぎの探偵が主人公という奇抜さなんかも「このミス」受けしそうですしね。
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>> No.176 『ジョニー・ザ・ラビット』 東山彰良
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暴雪圏 / 佐々木譲 ・・・ランク入り確率 : 45%
2007年版2位のNo.48「制服捜査」に続く駐在警官・川久保篤シリーズの第2弾ですが、そのシリーズ第1作とは違ったアプローチで書かれているため、面白さの種類も違うので、票が読みにくいのですよね。
ただ、No.152「警官の紋章」との票割れを考慮しても、結構いい所まで行くと思うのですけどね。
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>> No.175 『暴雪圏』 佐々木譲
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儚い羊たちの祝宴 / 米澤穂信 ・・・ランク入り確率 : 40%
米澤穂信の暗黒おとぎ話風連作短編集です。「このミス」と好相性作家ということもあり、候補からは外せないでしょう。
ただ、「秋季限定栗きんとん事件」を始め、今回は対象期間内にまだ何冊も発表する予定とのことなので、そうなると票割れしてランクインの可能性も下がってしまいそうですかね。
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>> No.140 『儚い羊たちの祝宴』 米澤穂信
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遠い旋律、草原の光 / 倉阪鬼一郎 ・・・ランク入り確率 : 40%
芸術恋愛ミステリ作品ですが、芸術を根底とした恋愛物語が中心となっています。
ただ、ミステリ要素によりこの恋愛物語がとても哀しく美しく彩られるので、この鮮やかな仕掛けに対して票が集まるのではないかと思うのですけどね。
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>> No.192 『遠い旋律、草原の光』 倉阪鬼一郎
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【 ベスト20入りする可能性もあるかもと予想される作品 】
ここでは、ベスト20入りの可能性はそんなに高くなさそうだけど、入らないとは強く言えないような、穴馬的な作品を挙げてみました。
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六つの手掛り / 乾くるみ ・・・ランク入り確率 : 35%
昨年のNo.168「カラット探偵事務所の事件簿(1)」と似たタイプの連作ミステリですが、ミステリ的なトリックも、ラストの小気味良い仕掛けも、前作よりも通受けしそうな感じです。
その前作が13点届かずの35位だったので、今作はそれより票を稼ぐとするならば、ランクインの可能性は高くなるのではないでしょうか。
[追記] 後ほど冷静に考えてみましたら、トリックにしてもラストの仕掛けにしても「ランク入り確率:50%」にするほど強力なものでもなかったかな~と思いまして、大幅に数字を下げてみました。
ただ、個人的な好みではベスト5級なのですけどね。
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>> No.185 『六つの手掛り』 乾くるみ
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虎と月 / 柳広司 ・・・ランク入り確率 : 35%
昨年発表されたNo.162「ジョーカー・ゲーム」が2位にランクインした柳広司の新作ですが、学生向けの「ミステリーYA!」から出たということもあって前作とは全く色合いの違った作品となっています。
それでも、ミステリ的な部分では共通するようなものも感じられますし、“「山月記」を元にここまでのミステリ作品に仕上げてしまうとは!”といった評価も加わるならば、前作ほどは無理とはいえ結構票を稼げるのではないでしょうか。
[追記] 当初は「ランク入り確率:45%」にしていましたが、下半期にどうやら「ジョーカー・ゲーム」の続編が発売されるそうなので、となるとそちらに票が集まりそうだな~と思い、数字を下げてみました。
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>> No.172 『虎と月』 柳広司
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パラドックス13 / 東野圭吾 ・・・ランク入り確率 : 30%
SFパニックという新たなジャンルに挑戦するも、期待を裏切らない平均点以上のもを書いてしまうということで、さすが東野圭吾といったところです。
ただ、東野圭吾の作品ならば、平均点を超えるくらいのレベルではランクイン出来ないような高いハードルがあるような感じもするので、ランクインしそうな出来ではあるものの、ここは思い切ってこの項目に名前を挙げてしまいました。
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>> No.184 『パラドックス13』 東野圭吾
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警官の紋章 / 佐々木譲 ・・・ランク入り確率 : 25%
人気シリーズの第3弾ですが、前2作との比較や、No.159 『暴雪圏』との票割れなどを考慮すると、ランクインするまではいかないのではないかと予想。
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>> No.152 『警官の紋章』 佐々木譲
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チェーン・ポイズン / 本多孝好 ・・・ランク入り確率 : 25%
ストーリー的にも構成的にもミステリ要素的にも申し分ないとは思うのですが、ランクインするにはもうひと押しが必要なのではないかな~と感じるのですよねェ。
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>> No.148 『チェーン・ポイズン』 本多孝好
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黒と赤の潮流 / 福田和代 ・・・ランク入り確率 : 25%
2009年版17位に入った前作「TOKYO BLACKOUT」、そして2008年版で26位と惜しいところまでいったデビュー作「ヴィズ・ゼロ」をまだ読んでいないため、これらとの比較が出来ないことで予想が難しくなってしまうのですが、とりあえずここら辺に予想してみました。
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>> No.177 『黒と赤の潮流』 福田和代
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無貌伝 ~双児の子ら~ / 望月守宮 ・・・ランク入り確率 : 20%
メフィスト賞受賞作です。異色風ながら結構直球な本格ミステリですし、キャラクターも魅力的なので、その点の評価次第でランクインも?
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>> No.160 『無貌伝 ~双児の子ら~』 望月守宮
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殺人鬼フジコの衝動 / 真梨幸子 ・・・ランク入り確率 : 20%
イヤミスと称される作品ですが、ミステリ的な仕掛けもあるし、昨年のNo.127「告白」湊かなえ的な評価を受けるならばランクインも?
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>> No.158 『殺人鬼フジコの衝動』 真梨幸子
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悼む人 / 天童荒太 ・・・ランク入り確率 : 10%
直木賞受賞作ですが、テーマ的に「このミス」的ではないのでランクインは難しいのではないかと思うも、それでも「このミス」1位実績作家ということもあって完全無視は出来ないですよね。
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>> No.155 『悼む人』 天童荒太
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ファミリーポートレイト / 桜庭一樹 ・・・ランク入り確率 : 10%
こちらもあまり「このミス」的な作品ではないですが、でも「このミス」実績ある作家なので、ランクインしないとは言い切れないですねェ。
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>> No.150 『ファミリーポートレイト』 桜庭一樹
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プラ・バロック / 結城充考 ・・・ランク入り確率 : 5%
今風な感じのする警察サスペンス作品でなかなか面白かったですが、新人ながらもランクインするほどまではいかなかったかな~って感じですかね?
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>> No.189 『プラ・バロック』 結城充考
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玻璃の家 / 松本寛大 ・・・ランク入り確率 : 5%
なかなか濃厚な本格ミステリなのですが、書評などを読んでみると、必ずと言っていいほど良い点と共に苦言も書かれている感じなので、ランクインするまではいかなそうですかね?
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>> No.179 『玻璃の家』 松本寛大
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神君幻法帖 / 山田正紀 ・・・ランク入り確率 : 5%
内容的にはランクインするほどではないかな~と思うも、この作品の作者も、そしてオマージュ元の作家も、いずれも「このミス」実績があるので、可能性はあるかも。
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>> No.166 『神君幻法帖』 山田正紀
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残される者たちへ / 小路幸也 ・・・ランク入り確率 : 5%
ほとんど話題にはなっていない感じですが、「このミス」とは相性の良い恩田陸作品的な面白さだったので、もしかしたらもしかするかも?
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>> No.170 『残される者たちへ』 小路幸也
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【 未読のランクイン確率が高そうな作品 】
ここでは、まだ読んでいない作品の中で、過去の実績や評判などからランクインする可能性のありそうな作品を挙げてみました。
なお、ここに挙げた作品は、読み終えた後には削除し、ランクインしそうだと思ったら上のいずれかの項目に追加する予定です。
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約束の地 / 樋口明雄
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神器-軍艦「橿原」殺人事件 / 奥泉光
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密室の如き籠るもの / 三津田信三
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秋期限定栗きんとん事件 / 米澤穂信
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鷺と雪 / 北村薫
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乱反射 / 貫井徳郎
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ハーモニー / 伊藤計劃
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幻影城の時代 完全版 / 本多正一・編
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