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2009年4月20日 (月)

『土井徹先生の診療事件簿』 五十嵐貴久 > 「このミス」完全読破 No173

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.173

 『土井徹先生の診療事件簿』 五十嵐貴久

   「このミス」2010年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2009.4.1 ~ 読終:2009.4.2

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2008年11月>

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五十嵐 貴久

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 本人の意思とは関係なく、いつのまにやら警察のキャリア組となってしまった、大学を卒業したばかりの女性が主人公です。

 まず最初に就くことになったのが、やはりキャリア組なだけあって、いきなりの副署長。

 しかし、雲の上の存在であるキャリア組であることや、女性であること、そしてもう一つの大きな理由のために、署内ではお飾り的な扱いとなっているので、事件や事故など少しでも危険が伴いそうなものからは遠ざけられてしまっているのです。

 そのために、この副署長の元に持ち込まれる仕事というのは、事件性のない、しかし面倒くさくて誰もやりたがらないようなものばかり。

 ただそれらには奥深い所に謎めいた秘密が隠れていまして、それを見事なまでに推理してしまうのが、副署長のアドバイザー的存在であり、この作品のタイトルにもなっている、土井徹先生その人なのです。

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 この先生は、「動物と会話が出来る」と噂されるほどに腕のある獣医なので、やはり謎解きにも、様々な動物が関わってきます。

 なので、“日常の謎系”のようにも思われるのですが、一応警察官の仕事なので事件的な部分もあるので、ちょっとそこら辺は曖昧な感じでしょうか。ただ全体的にほのぼのとしているので、雰囲気としては“日常の謎系”に近いですかね。

 それでこの作品は連作短編集なのですが、最後の話だけは、それまでの流れから急に変わって、ちょっと重くシリアスな感じになったので驚きました。

 作品全体の雰囲気やバランスからいったら、最後までほのぼのとした感じで終えた方が良かったようにも思えましたが、でも自分的にはこの予定調和でない流れの方が好きですかね。

 ただそれも、続編が書かれるのではないかと期待してのものなので、この本のみでこのシリーズが終わってしまうのだとしたら、この最後の話のイメージだけが残ってしまうので、この終わり方はやっぱり寂しい感じがしてしまいますけどねェ。
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  > 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★      鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★★      おどろおどろ度 : ★
   熱アクション度 : ★         主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★         人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「英雄の書」 宮部みゆき

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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