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2009年4月 6日 (月)

<JC1巻買い> 「黒子のバスケ」 藤巻忠俊

黒子のバスケ 1 (ジャンプコミックス)黒子のバスケ 1 (ジャンプコミックス)
藤巻 忠俊

集英社 2009-04-03
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 今月に発売されたJC(ジャンプコミックス)1巻の2冊目は、「黒子のバスケ」です。

 連載経験者に挟まれて連載開始となったことや、なかなか結果の出ないスポーツ物、しかも主人公が地味そうだ、ということもあって、連載前の時点での一般的な期待度というのはかなり低いものがあったと思います。

 ところがところが、いざ連載開始してみたら、苦戦が目に見えるほどとなっていた同期の連載経験組を尻目に、何度もセンターカラーをゲットするなど絶好調となるのだから面白いですよね。

 その好調さの要因というのは、やはり何といっても出し惜しみせずに見せ場を次々に投入していったことでしょう。

 各話で必ずド派手なシーンを入れたり、強力な引きのあるコマで終えて次号への興味をかき立てたり、主人公の最大のライバルであろう「キセキの世代」のうちの一人目を3話目にして早くも登場させたりなど、ホントに過剰なまでの突っ走り状態ですから。

 ただこれがスタートダッシュに大きく影響したと思うのですが、この1巻の表紙折り返し部分の作者コメントにも“人気が取れなきゃ即終了、という厳しい世界で連載が決まった時、一つ心に決めたことがあります。「どうせやんなら出し惜しみしねーで、倒れるんなら前のめりにいったらあ」”とあるように、これは作者自身も狙っていたようです。

 しかし、端から見ても前のめりに見えるくらいに突っ走っているので、これが一体いつまで続くのか?そして一旦ブレーキがかかった後にも面白さを持続できるのか?といった不安がどうしても残ってしまいます。

 でも、心配したからといってどうにかなるもんでもなさそうなので、もう行けるところまで突っ走り続けてもらいたいですね。そうしていくうちに、上手い緩急の付け方など自然に憶えてこれるのではないかと思うし。って別に自分は経験者なわけではないので、偉そうなことは言えないですが.....。

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 単行本ならではの特典ですが、まず帯の表は、表紙と繋がった絵の上に「ジャンプ史上最も影の薄い主人公がキミの心を熱くする!!」と書かれています。

 裏帯の方は、第1話のタイトルバックの絵(黒子テツヤ・火神大我・相田リコ・キャプテン・“キセキの世代のシルエット”が1コマの中に描かれた絵)の横に、黒子と火神の説明がちょこっと。

 カバーを外した部分は、黒地に「THE BASKETBALL WHICH KUROKO PLAYS.」と英語でドーンと書いてあります。


 中身の方ですが、各話の合間には、「黒子のバスケ NG集」が、計6つ掲載されています。

 これは、前の回の話の一場面におけるNGシーン、つまりは別シーンというか、「もし仮にこの場面で失敗していたら?」といったパラレル的な話が、だいたい3コマくらいを使ってラフ画でコミカルに描かれたものです。

 ちなみにこの「NG集」では、主人公である黒子テツヤはほとんど出ていなくて、一言も発していないですねェ。

 そして巻末には、今年の4・5合併号と6・7合併号の表紙(合併号恒例の全作品キャラ集合表紙)で使われた絵と、「赤マルジャンプ」に掲載された作品紹介的4コマ、6・7合併号で全作品が参加した「新春4コマ2009」で使われた4コマ「本の虫」が載っています。

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