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2009年4月 7日 (火)

『カラット探偵事務所の事件簿(1)』 乾くるみ > 「このミス」完全読破 No.168

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.168

 『カラット探偵事務所の事件簿(1)』 乾くるみ

   「このミス」2009年版 : 35位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2009.3.13 ~ 読終:2009.3.17

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 単行本 <2008年9月>

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乾 くるみ

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 この作品は、もうすでに発表されているランキングで20位以内に入っていないので、“「このミス」完全読破”的には別に読まなくてもよかったのですけどね。

 ただ、評判では実に乾くるみらしいトリックが仕掛けられているようだし、それにタイトルに「(1)」と入っているということはシリーズ2作目も予定されていそうで、評判通りなら次作は発売直後に読みたいな、と思ったのです。

 なので、今回はあえてランク外のこの作品を読むことにしたのでした。

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 それで内容の方は、探偵とその助手が依頼された謎を解いていく、典型的な探偵物の連作短編集です。

 その依頼される謎というのが、パズル的というか暗号的なものなので、物語性などを重視して読みたい方なんかにはキツイかもしれませんかね。

 ただ、こういった暗号的な謎をこちらも読みながら考えることができるので、こういったタイプのものが好きな人にはたまらないでしょう。まあ自分にはちょっと、というかかなり難しかったですが。

 そしてそれらの謎自体も、なかなか凝っているし捻りも効いているので魅力的なのですが、やはりラストには、評判通りの切れ味鋭い仕掛けが用意されていました。

 まあこれは、最後のオマケのような感じで、それほど衝撃的だったり革新的なものではないものの、思わずニヤリとしてしまうような楽しさでしたね。

 なので、20位以内にランクインしなかったのも納得なのですが、“ランクインまであと一歩”という位置がピッタリくるような面白さ、ランクインするような作品とはまた違った感じの面白さだったので、この作品を読んだことは大正解でした。
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  > 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★★★★   鬼畜グログロ度 : ★
   ビックリ驚愕度 : ★★★★     おどろおどろ度 : ★
   熱アクション度 : ★         主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★★      人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★★       感涙ウルウル度 : ★★
   衝撃バカミス度 : ★★★      気軽に読める度 : ★★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “ 乾くるみ” 関連記事 】

  > No.726 「北乃杜高校探偵部」
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  > No.501 「嫉妬事件」
  > No.374 「セカンド・ラブ」

  > No.360 「スリープ」
  > No.185 「六つの手掛り」
  > No.168 「カラット探偵事務所の事件簿(1)」
  > No.105 「クラリネット症候群」
  > No.068 「イニシエーション・ラブ」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「鬼の跫音」 道尾秀介

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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