〔MDB的ミュージックアウォード2008〕 6位⇒4位
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*対象 : 2007年12月~2008年11月に発売された曲
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【 6位 : love the world / Perfume 】
![]() | love the world(初回限定盤)(DVD付) Perfume 中田ヤスタカ Tokuma Japan Communications CO.,LTD(TK)(M) 2008-07-09 オリコン年間ランキング : 47位 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2007年の終わり頃に初めて「ポリリズム」を聴いて、かつてテクノポップが好きだった自分は“まさにこういった曲を待っていたんだ!”って嬉しくなってしまいました。
そして2008年の頭に出た「Baby cruising Love」もすごい良かったのですが、ただ自分が好きなタイプのテクノポップとはちょっと違ってまして、ちょっと歌部分のメロディーにクセが出すぎているように感じたのですね。
別にメロディにクセが出るのは悪いことではなく、むしろ歓迎されるべきことなのですが、でもテクノポップの場合は“ポップソング”の部分よりも“テクノ”の方をより強調してほしいため、メロディはなるべくクセがなくさっぱりとした感じの方が好みなのです。
なので、テクノポップというところはとても嬉しく聴いていても、まだまだ物足りなさがありました。
しかし夏に発売されたこの「love the world」を聴いたら、“まさにこれを求めていたんだ!”とガッツポーズをしたくなってしまうくらいに、自分好みの歌だったのです。
メロディーに中毒性のあるクセは感じられませんが、そこは音で補っていて、このポップソングとテクノのバランスが絶妙に良いですね。ホントに自分の理想のテクノポップを目の当たりにしたようでした。
特に、2番のサビからブリッジ部分へ繋がる部分(「喜びの中まだ~」の辺り)の、リズムが少し変わって大サビに向けての気持ちをさらに加速させるようなアレンジがとても好きですねェ。
[ この歌の感想記事は、こちらもどうぞ ]
>> 「love the world / Perfume」 & 「爪爪爪 / マキシマム ザ ホルモン」
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【 5位 : 爪爪爪 / マキシマム ザ ホルモン 】
![]() | 爪爪爪/「F」 マキシマム ザ ホルモン マキシマムザ亮君 VAP,INC(VAP)(M) 2008-07-09 オリコン年間ランキング : 44位 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
かつてのマキシマム ザ ホルモンの歌を聴いていると、“これはとてつもなくカッコイイぞ!”と思うも、ただ最高に突き抜けるまでには何か少しだけ足りないように感じて、しかしその少しのものがとても大事なものであるため、なんか寸止めを食らわされたようなモヤモヤ感がありました。
しかし、一昨年に出たアルバム「ぶっ生き返す」を去年になってやっと聴いてみたら、少しだけ足りないと思っていた部分が見事に補充されていて、もうすっかり虜になってしまいました。
それなので、この久々の新曲にも期待がかなり高まっていたのですが、でも最初に聴いた時は、なんか掴み所がない感じがして、もうちょっと派手なのを期待していただけにちょっとイマイチかな?と思ってしまったのですよね。
だけど何度も聴いていたら、これがもう熱く激しく自分の心を突き抜けてくるほどに気に入ってしまったのです。
掴み所がないと思っていたのも、聴き慣れてみれば怒涛のように入れ替るリズムの変化にシビレまくり、その得体の知れないパワーにただただ圧倒されますからね。
そしてこの遊び心というのが、これだけ激しく濃厚なロックであってもこんなに売れてしまう所以なのかもしれません(今をトキメクPerfumeにも売り上げで勝ってしまうのですから驚きです)。
[ この歌の感想記事は、こちらもどうぞ ]
>> 「love the world / Perfume」 & 「爪爪爪 / マキシマム ザ ホルモン」
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【 4位 : NEW LOCK / 安室奈美恵 】
![]() | 60s 70s 80s(DVD付) 安室奈美恵 Michico T.KURA エイベックス・エンタテインメント 2008-03-12 オリコン年間ランキング : 18位 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
一昨年くらいから復活の兆しは表れていましたが、それが世間一般にまで知れ渡るほどに爆発するキッカケになったのが、3曲入りマキシシングルの「60s 70s 80s」です。
その3曲ともに素晴らしくて、どれか1曲を選ぶことが出来ずにいまだにiPodの中に3曲とも入っているのですが、でもやっぱりダントツで好きなのがこの1曲目の「NEW LOCK」ですね。
日本のヒットチャートにランクインするような歌というのは、それがロックであれポップスであれヒップホップであれR&Bであれ、基本となる部分は全て同じで、それをどのようなアプローチで表現するかの違いなのではないかと思います。
そしてそれは今の時代のヒットソングだけの話ではなく、80年代や90年代から今に至るまでずっと継承されてきた、いわば日本人好みのツボの部分なのではないでしょうか。
しかしこの歌は、そういった流れに沿った歌とは全然別の世界から突然生まれ出したかのような、とても異質でしかし魅力的な歌のように感じるのです。
それはメロディーであったり、とても独特な歌詞であったりするのですが、この規格外な魅力というのがとても不思議なんですよねェ。狙ってなど作れない、奇跡ようような歌、とまで表現するのは言い過ぎでしょうか。
まあとにかくこの歌の魅力を伝えようとしてもなかなか良い言葉が浮かんで来ないのですが、それだけかなりの衝撃を受けたのだけは確かです。
なので、もうこの歌を聴くたびに“自分の中での2008年No.1ソングはこの歌でしかありえない!過去10年でも1位なんじゃないか!?”と思うほどなのですが、結果的にはこのランキングのベスト3にも入っていないのです。それだけこの2008年は、自分の中ではとんでもなくハイレベルな歌揃いだったってことなんですね。
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