週刊少年ジャンプ新連載! 「バクマン。」 大場つぐみ 小畑健
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いよいよ小畑健の新作が登場!! しかもあの「デスノート」における“原作:大場つぐみ&漫画:小畑健”コンビ復活!!ということでもうこれは盛り上がってしまいますね。
まあ、小畑健の前作「ラルグラド」の原作・鷹野常雄は“実は大場つぐみの別名だ”というのが通説となっているようなので、それが本当ならば、このコンビは3度目ということになるわけです。
だけど今回は、記録的に大ヒットした「デスノート」の時と同じ名義での登場となっただけに、これはもう必要以上に期待してしまいますねェ(ちなみに“大場つぐみ”というのも、ジャンプで連載経験のある某漫画家の別名の様ですね)。
そして今回の作品「バクマン。」のテーマは、ズバリ“漫画家”。
まあ“マンガ家”(この作品内では“漫画”はカタカナ表記なんですね)といっても、今すでにマンガを職業としている人(またはこのマンガでいうところの“博打打ち”)のような大人が主人公ではなく、大ヒット作を生み出すマンガ家を夢見て動き出そうとしている中学生が主人公なので、連載前に予想していたよりも明るくフレッシュな感じになっていました(もっと地味で動きがあまりないようなのを想像していました.....)。
そして内容の方も、1話目から結構突っ込んだネタを投入してますね。過去のジャンプ連載作品のネタを所々に入れるどころか、自分の過去の作品を使った自虐ネタがあったりとか。あとジャンプ独自のアンケートシステムにも触れられたりしていたのはちょっと驚きましたねェ。これって一般的にはどれくらい広まっているんでしょうかね?
それにやはり主人公が中学生ということもあって、マンガに関してだけでなく“青春物語”的にも盛り上げているわけですが、これがまた絶妙なほどにハマっていて、それもあってかここ数年の新連載第1話の中ではダントツに面白くて、アッという間に読んでしまいました。さすがに上手いですよね。
今後の展開というのはちょっと読めないのですが、どのように転がったとしても面白くなるだろうともう信用して、2話以降も期待したいです。ただ製作側や業界の裏話的なネタはちょこちょこ投入してほしいですねェ。だけど週刊サンデーの裏暴露騒動のようにリアルすぎるのは勘弁ですが。
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