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2008年8月22日 (金)

『モンスターズ』 山口雅也 > 「このミス」完全読破 No.109

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.109

 『モンスターズ』 山口雅也

   「このミス」2009年版 : 41位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2008.7.7 ~ 読終:2008.7.13

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2008年3月>

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山口 雅也

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 今年(2008年)の山口雅也といえば、十数年ぶりに復活した“キッド・ピストルズ”シリーズ最新作No.128「キッド・ピストルズの最低の帰還」に注目が集まりましたが、このNo.28「ミステリーズ」「マニアックス」に続く“頭文字M”シリーズも、久々の復活となったのです。

 前2作と同様に、あるテーマに沿った作品が集まった短編集です。

 そしてそのテーマというのは、タイトルにもなっている“モンスター・怪物”。

 しかし話によって語られる“モンスター・怪物”の種類・系統というのが豊富で、したがって話のタイプ・切り口も様々なので、一作ごとに違った味わいを楽しめましたね。

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 これまでに山口雅也の作品は、No.51「生ける屍の死」や“キッド・ピストルズ”シリーズなどいくつか読んできましたが、舞台が外国の作品が多いこともあってか、まるで海外の翻訳小説を読んでいるような文章に感じました。

 そして今回の短編集は舞台が日本のものと外国のものがだいたい半々なのですが、やはり外国が舞台の作品の方が魅力を感じましたね。それは翻訳小説風の文章だからなのか、今回収録されている作品がたまたまそうだったのかはわかりませんが。

 そんな中でも、一番イメージしやすいタイプのモンスターが大暴れする表題作「モンスターズ」が特に面白かったですね。もちろん、海外が舞台の作品です。


  > 個人的評価 : ★★☆☆☆ ☆☆☆☆☆


   本格ミステリ度 : ★★       鬼畜グログロ度 : ★★
   ビックリ驚愕度 : ★★        おどろおどろ度 : ★★★
   熱アクション度 : ★★        主キャラ魅力度 : ★★★
   恋愛ラブラブ度 : ★★        人間味ドラマ度 : ★★
   下ネタエッチ度 : ★★       感涙ウルウル度 : ★
   衝撃バカミス度 : ★★★      読み終り爽快度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “山口雅也”関連記事 】

  > No.971 「落語魅捨理全集 坊主の愉しみ
  > No.777 「ミステリマガジン700 【国内篇】」
  > No.604 「謎の謎その他の謎」
  > No.489 「狩場最悪の航海記」
  > No.128 「キッド・ピストルズの最低の帰還」

  > No.109 「モンスターズ」
  > No.080 「キッド・ピストルズの冒涜」
  > No.051 「生ける屍の死」
  > No.028 「ミステリーズ」
  > No.015 「キッド・ピストルズの妄想」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「芝浜謎噺」 愛川晶

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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