『死写室』 霞流一 > 「このミス」完全読破 No.107
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.107
『死写室』 霞流一
「このミス」2009年版 : ランク外
受賞(候補) :
総合ランキング :
年度ランキング :
読始:2008.6.27 ~ 読終:2008.6.29
読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"
読んだ版 : 単行本 <2008年2月>
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「あとがき」によりますと、霞流一初の(純粋な意味での)短編集とのことです。これまで数多くの作品を発表しているだけに、まだ短編集がなかったのはちょっと意外な感じがしますね。
そして今回の作品は、酩探偵・紅門福助が映画にまつわる事件を捜査する8つの短編が収録されています。
その8つの作品の並びは、発表順ではなく、ある法則によって並べられているのですが、このアイデアはなかなか面白いですね。まあ、「あとがき」で説明を目にするまでは全く気付かなかったわけですが.....。
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“映画をテーマにした作品集”ではありますが、映画を作り発表するうえで関わる様々な仕事だったりシチュエーションだったりが舞台になるため、一つ一つの作品が全く別の色合いを持っていて、ただそれでも“映画”というテーマは変わらないので、飽きることなくそれぞれの作品を楽しむことができました。
そしてやはり、作者自身が映画会社に勤めていた経験があるだけに、舞台裏の描写というのがとても細かくリアルに感じられるので、一映画ファンとしてはその部分を読むだけでも興味深かったですね。
もちろんミステリ部分も、いつもよりは“バカミス度”は高くないと思いますが、映画の世界と上手く絡まってて面白かったです。
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> 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆
本格ミステリ度 : ★★★★ 鬼畜グログロ度 : ★★
ビックリ驚愕度 : ★★ おどろおどろ度 : ★★
熱アクション度 : ★★ 主キャラ魅力度 : ★★
恋愛ラブラブ度 : ★★ 人間味ドラマ度 : ★★
下ネタエッチ度 : ★ 感涙ウルウル度 : ★★
衝撃バカミス度 : ★★★ 読み終り爽快度 : ★★★
* <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!
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