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2008年6月29日 (日)

「怖い!!ベスト5」 > 「このミス」完全読破・100冊突破記念企画

「このミス」完全読破 100冊突破記念企画 第2弾


   >> 「 怖い!!ベスト5」 <<

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 「このミス」完全読破がついに100冊を突破したということで、それを祝う意味合いも込めて、その100冊の中から個人的嗜好に基づいて、項目別にベスト5を発表していきたいと思います。

 ちなみに、対象となる100冊について、および“「このミス」完全読破とは一体何なんだ?”といった基本的な部分については、 まとめページである「このミス」完全読破 読破本リストをご覧ください。

 さてさて第2弾は、ミステリ作品を彩る要素としてなくてはならない「怖い!!ベスト5」。つまりは、読んでいて怖さを感じた作品の個人的ランキングです。

 ただ、純粋に怖さを感じる作品、すなわちホラー的な作品はそれほど多くなかったこともあり、“怖さ”とはちょっと違うけど“不気味さ”を感じる作品も入れた、大雑把なランキングにしてみました。

 ちなみに、「このミス」完全読破を始めた当初は完全なる“ミステリ初心者”だったため、読んだ時期によって理解度や好み、個人的評価の基準などが大きく変わってしまっていると思います。なので、その点もご了承ください。

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 【 5位 : リング / 鈴木光司 】

 

リング (角川ホラー文庫)リング (角川ホラー文庫)
鈴木 光司

角川書店 1993-04
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 まあこの作品は映画版が有名ですが、この小説版も負けず劣らずの面白さです。

 どちらかといえば“怖さ”よりも“不気味さ”といった感じですが、やはり映画版とは違った怖さ、不気味さ、面白さを味わうことが出来るはずです(そもそも主要人物のキャラクターが全然違かったりしますし)。

 ただ、これは感想記事でも書きましたが、映画版をまだ観たことがなくて、それでいて“例の場面”といっても何のことか解からないというような人は、まずは映画版の方を観ることをお薦めしますね。


  [ この作品の感想記事はこちら!!]
    >> No.86 『リング』 鈴木光司

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 【 4位 : 独白するユニバーサル横メルカトル / 平山夢明 】

 

独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)独白するユニバーサル横メルカトル (光文社文庫)
平山 夢明

光文社 2009-01-08
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 混戦といわれていた2007年版で驚きの1位に輝いた作品ですが、拷問・鬼畜・グロテスクな内容なんで、“「このミス」1位だから”ってだけで読んだ人は、一体どんな反応をしたのか気になりますねェ。

 まあ、ただグロテスクで下品なだけに終わっていなくて、芸術作品であるかのような崇高さ・妖美さも感じられるので、ハマる人はハマってしまいそう。ただ、あんまり“好きだ!”と公言しにくくはありますけど.....。

 ちょっと“怖い”というのとは違うかもしれませんが、これはぜひともランクインさせたい作品なのです。まあ、「“この作品が好きだ”と思えてしまう人が“怖い”」、と思う人も多そうですけどね。


  [ この作品の感想記事はこちら!!]
    >> No.47 『独白するユニバーサル横メルカトル』 平山夢明

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 【 3位 : 模倣犯 / 宮部みゆき 】

 

模倣犯1 (新潮文庫)模倣犯1 (新潮文庫)
宮部 みゆき

新潮社 2005-11-26
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 “怖い”というと、心霊現象や超常現象をまず思い浮かべるわけですが、この作品を読んでみたならば、“そんなものよりも一番怖いのは生身の人間だな”と思ってしまいますからねェ。

 救いのない話なんで、読んでいる時も読み終わった後も落ち込んでしまいますが、それもやはり“人間の怖さ”がリアルに描かれているからなのでしょう。

 なので、あんまり読み返したくない作品ですけどね。だけど一度はこの怖さを体験しておくべきだと思います。


  [ この作品の感想記事はこちら!!]
    >> No.1 『模倣犯』 宮部みゆき

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 【 2位 : 黒い家 / 貴志祐介 】

 

黒い家 (角川ホラー文庫)黒い家 (角川ホラー文庫)
貴志 祐介

角川書店 1998-12
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 これぞ、このランキングに相応しい、純粋に怖さを感じられるホラー作品です。

 特に自分の場合、よく見る怖い夢のパターンがそのまま出てきたかのようだったので、ホントに怖さがリアルに感じて、心臓バクバクいっちゃってましたから。

 だけど、上の「模倣犯」とは違って、もう一度読んでみたいと思わせるような、気持ちのいい怖さでしたけどね。ただ、現実では絶対に体験したくはないですねェ。


  [ この作品の感想記事はこちら!!]
    >> No.12 『黒い家』 貴志祐介

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 【 1位 : 神様ゲーム / 麻耶雄嵩 】

 

神様ゲーム (ミステリーランド)神様ゲーム (ミステリーランド)
麻耶 雄嵩

講談社 2005-07-07
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 あの「黒い家」を差し置いて1位となってしまったのがこの作品です。

 「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド」というシリーズの中の一冊で、装丁も挿絵も字の大きさも振り仮名も、子供向けに作られています。

 それでいて、中盤を超えた辺りで襲う衝撃の展開に、心臓を抜き取られてしまったかのように呆然としてしまうラストなど、とても子供には読ませてはいけないような作品に仕上がっているのですねェ。

 神と名乗る同級生(小学生)が出てきたりと全体的に不気味な雰囲気が漂っているのですが、そこにさらに衝撃的な恐怖が襲ってくるので、もうホントに“なんだこりゃ~!!”と狂乱してしまいそうなくらいの面白さでした。

 まあ詳しくは、下のリンクから感想記事を読んでみてください。


  [ この作品の感想記事はこちら!!]
    >> No.38 『神様ゲーム』 麻耶雄嵩

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 【 100冊突破記念企画 】

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