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2007年11月19日 (月)

<JC1巻買い> 「ベルモンド Le VisteuR」 石岡ショウエイ

ベルモンドLe VisiteuR 1 (ジャンプコミックス)ベルモンドLe VisiteuR 1 (ジャンプコミックス)

集英社 2007-11-02
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 いつの頃からか(ホントは知ってるけど)、週刊少年ジャンプで連載されている漫画の1巻だけを集めています。まあ、その事はそのうちに詳しく書いてみようと思っていますが。

 というわけで今回は、今月に発売されたJC(ジャンプコミックス)1巻の紹介を。


 まずは、「ベルモンド Le VisteuR」

 天下のジャンプで「拷問漫画」を連載!?  ということで期待が大きかったのですが、拷問と呼んでよいのか疑問に思う程度の拷問でしかありませんでした。短編小説集「独白するユニバーサル横メルカトル」のラストを飾る拷問話を読んでからは、特にそう思わずにはいられません。

 まあ、やっぱり小中学生が主な読者層である週刊少年ジャンプだからしょうがないか、と思ったのですが、同じ週刊少年ジャンプ連載の「魔人探偵脳噛ネウロ」では結構残酷な描写がありますからね。かつての「ハンターハンター」にもボカシを入れないといけないような拷問シーンがいくつもあったし。だから“週刊少年ジャンプだから”というのは理由にはならないでしょう。

 そして残酷描写漫画の先輩でもあるその「ネウロ」が、この漫画の連載が始まった頃から、ライバルを早めに蹴落とそうとするかのように残酷度をアップしてきたんですよね。これでは“拷問漫画”を売りにしている「ベルモンド」は形無しです。

 それが影響してか、本誌では打ち切りコースとなる巻末付近の掲載が定位置となっていき、生まれてから一度も地下室を出たことがなかった主人公を外の世界へと旅出させるなどしてテコ入れを行ったりしたのですが、あえなく今週号で打ち切りとなってしまいました.......。

 しかもその最終回というのが、もう涙なしには読めなくて......。それくらいに打ち切り漫画としてレベルの高い終わり方でした。

 といっても、普通の意味での“レベルが高い”んじゃなくて、あくまで“打ち切り漫画として”の“レベルが高い”のですから。この意味がわからない場合は、この「ベルモンド」の最終回を読んでみればわかると思います。でもそれまで全く読まずにいきなり最終回だけ読んでもその衝撃度はわからないと思うんで、第1話から順に読むことをお薦めしますね。

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 あと単行本ならではの特典ですが、まずは帯には普通表裏両面に本の説明が書いてあるのですが、この本の場合は、帯の裏表紙側はジャンプスクエアの宣伝になってます。すでにこれを作っていた頃から終わるのは決まっていたんでしょうかねェ。それとカバーを取った部分には、表裏を使ってカバー絵を2倍にして描いています。

 中身の方は、各話の間に、ストーリーの流れに沿った一コマ漫画が描かれています。スラムダンク風といえばわかりやすいでしょうか。あと巻末には、“おまけマンガ「ベルモンドの懺悔室」 第一幕:ロラン編”が2ページ掲載されています。

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 【「2007&2008年発売の“JC1巻買い”」関連記事】

  > 「どがしかでん!」 濱田浩輔 (08.11.18)
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  > 「K.O.SEN」 村瀬克俊 (08.5.12)
  > 「PSYREN-サイレン-」 岩代俊明 (08.5.7)

  > 「初恋限定。-ハツコイ リミテッド-」 河下水希 (08.2.25)
  > 「SKET DANCE」 篠原健太 (07.11.20)
  > 「ベルモンド Le VisteuR」 石岡ショウエイ (07.11.19)

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  >>> 「週刊少年ジャンプ」関連記事リスト <<<

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