>>MDB的コンピCD-01<< 「オリコン年間1位曲集」
「“コンピレーションCD”というのは、選者の個人的嗜好が如実に出てしまうものなのです」と書きましたが、まず第1弾は“誰が選んでも、曲もアーティストも曲順も変わらないもの”を用意してみました。
*Sg=シングルで発売、Al=収録アルバム、Best=収録ベストアルバム
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「オリコン年間1位曲集」
01 : 「ラブストーリーは突然に」 / 小田和正
(1991年、Sg、Best「自己ベスト」)
02 : 「君がいるだけで」 / 米米CLUB
(1992年、Sg、Best「米~Best of Best~」)
03 : 「YAH YAH YAH」 / CHAGE & ASKA
(1993年、Sg、Best「VERY BEST ROLL OVER 20TH 」)
04 : 「innocent world」 / Mr.Children
(1994年、Sg、Best「Mr.Children 1992-1995」)
05 : 「LOVE LOVE LOVE」 / Dreams Come True
(1995年、Sg、Best「DREAMAGE - LOVE BALLAD COLLECTION 」)
06 : 「名もなき詩 」 / Mr.Children
(1996年、Sg、Best「Mr.Children 1996-2000」)
07 : 「CAN YOU CELEBRATE?」 / 安室奈美恵
(1997年、Sg、Best「181920」)
08 : 「誘惑」 / GLAY
(1998年、Sg、Best「DRIVE~GLAY complete BEST~」)
09 : 「だんご3兄弟」
/ 速水けんたろう、茂森あゆみ、ひまわりキッズ、だんご合唱団
(1999年、Sg、Al「家宝 ~歌のお子様ランチ~」)
10 : 「TSUNAMI」 / サザンオールスターズ
(2000年、Sg、Best「バラッド3 ~the album of LOVE~」)
11 : 「Can You Keep A Secret?」 / 宇多田ヒカル
(2001年、Sg、Best「SINGLE COLLECTION VOL.1」)
12 : 「independent」 / 浜崎あゆみ
(2002年、Sg、Best「A BEST2-WHITE-」)
13 : 「世界に一つだけの花」 / SMAP
(2003年、Sg)
14 : 「瞳をとじて」 / 平井堅
(2004年、Sg、Best「Complete Single Collection '95-'05 歌バカ」)
15 : 「青春アミーゴ」 / 修二と彰
(2005年、Sg)
16 : 「Real Face」 / KAT-TUN
(2006年、Sg)
17 : 「千の風になって」 / 秋山雅史
(2006年、Sg、Al「威風堂々」)
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1991年以降にオリコンの年間チャートで1位を獲った曲を、年順に並べてみました。やはり“年間1位”の曲だけあって、そうそうたるメンバーが揃いました。中でも唯一2曲入っているミスチルはやっぱり凄いですねェ。
今年の年間チャートはまだ発表されていないどころか、集計期間さえまだ終わっていないのですが、まあ唯一のミリオンセラーだし決まったも同然だろう、ということで早々と入れてみました。ただ、ラスト3週の売り上げだけで大逆転してしまった2005年の例もあるので、あくまで“仮”ってことで。
それでこのまま今年の年間1位が「千の風になって」に決まれば、前年発売作品が年間1位ということになるので、90年代以降では初めての珍しい記録となりますね。
それと、オリコンの年間チャートというのは、集計期間内での売り上げをランキングにしたものなので、“その年に発売したシングルの中で一番売れた曲”というのとはまたちょっと違ってくるのです。
例えば、1994年でいえば同じミスチルの曲でも「innocent world」より「Tomorrow never knows」の方が総売り上げでは上になるのですが、「Tomorrow never knows」は集計ギリギリの11月に発売されたために1995年の集計と分散され、年間チャートでは「innocent world」の方が上(1位)になったり。
その前年の1993年に発売された藤井フミヤのソロデビュー曲「TRUE LOVE」も、200万枚を超える売り上げだったにも関わらず、こちらも年またぎの集計となってしまったために、年間10位以内にすら入っていなかったり(93年:29位、94年:11位)。
そんな中、年またぎの集計になったにも関わらず年間1位を獲得した「青春アミーゴ」はやっぱり凄いんだってことがわかりますね。しかも年間1位になった翌年にも3位に入っちゃってるし。
それから、このコンピCDをレンタルで作ろうとした場合に障害となりそうなのが、1999年1位の「だんご3兄弟」です。
このシングルは8cmCDなので、“シングルといえばマキシ(12cm)”となった今でも置いてあるところは皆無に近いだろうし、ならば「おかあさんといっしょ」などのオムニバスCDの中から探そうとしても、そのほとんどが歌っている人が違ったりして、オリジナルヴァージョンが収録されているものはほとんどないのです。
それで自分もいっそ買うしかないのかと思っていたところ、あるレンタル店にてオリジナルヴァージョンが入った家宝 ~歌のお子様ランチ~を見つけたので、なんとかレンタルで済ますことが出来ました。
他の曲は“年間1位”になったくらいなんで入手は容易いのですが、同じく“年間1位”で、しかも歴代でも4位という日本音楽史に残る大ヒットを記録した曲が入手困難というのも、なんとも変な感じですね。まあ買えばいいだけなんだけど。
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