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2007年7月18日 (水)

『ミステリーズ』 山口雅也 > 「このミス」完全読破 No.28

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.28

 『ミステリーズ』 山口雅也

   「このミス」1995年版 : 1位

   受賞(候補) :

   総合ランキング : 「本格ミステリ・ベスト100」 43位
              「短編ミステリ・オールタイムベスト(国内編)」
                65位作品 『解決ドミノ倒し』 収録
              「厳選!バカミスベスト100」 選出

   年度ランキング : 「週刊文春ミステリーベスト10」 4位

   読始:2006.12.07 ~ 読終:2006.12.22

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本 <1998年7月>

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 “「このミス」完全読破”を始めて1年半。

 ここへの書き込みは昨年末まで読んだ分でストップしていましたが、読む方もストップしていたわけではございませんで、前よりはペースが落ちたとはいえ、“読書”はすっかり生活の一部となりました。

 ただ一方でここで感想書くのが面倒くさくなっちゃったのですよね。っていうか、書く本がたまりにたまってゆく度に、面倒くさ度も上がっていってしまって。

 でもまあここらで再び書いていこうかと思ったのですが、なんせまず書かねばならないものが半年以上も前に読んだものなので、如何せん内容の方をあまり憶えていないのです。

 それでもやっぱり「このミス」で上位に入るほどの本たちなので、その時読んだ印象はある程度憶えているので、大雑把ではありますけど書いていきたいと思います。

 それで一刻も早く現時点へと追いつきたいもんですね。

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 そしてこの作品。この作者の作品はNo.15「キッド・ピストルの妄想」に続いて2作目なのですが、前作同様に海外作品を読んでるようでした。舞台や登場人物が外国・外国人ということもありますが、なんか文体とか文章が醸し出すイメージがそう感じさせるのです。

 それでこの作品は短編集で、それぞれの話がどれも個性的でなかなか面白かったのですが、やはり半年以上も経っていて、しかも10話も収録されているとなると、個別に内容を思い出すことが出来ないのです....。

 ただ、東野圭吾のNo.06「名探偵の掟」No.22「超・殺人事件」のような感じの、皮肉がたっぷり詰まっていてちょっと変テコな作品群で、すごく楽しんで読めたのははっきり憶えています。

 それで「超・殺人事件」の時も書きましたが、これもやっぱり“星新一”的な感じがありましたね。“もっと大人向けの星新一”って感じで。

 まあこの作者は“バカミス”作家でもあるようなので、内容もどこかズレたところがあるというか、ひとひねりふたひねりしてますからね。オーソドックスなミステリーに飽きた頃に読むと、より楽しめるかもしれません。


  > 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


  【 “山口雅也”関連記事 】

  > No.971 「落語魅捨理全集 坊主の愉しみ
  > No.777 「ミステリマガジン700 【国内篇】」
  > No.604 「謎の謎その他の謎」
  > No.489 「狩場最悪の航海記」
  > No.128 「キッド・ピストルズの最低の帰還」

  > No.109 「モンスターズ」
  > No.080 「キッド・ピストルズの冒涜」
  > No.051 「生ける屍の死」
  > No.028 「ミステリーズ」
  > No.015 「キッド・ピストルズの妄想」


  NEXT MYSTERY ⇒⇒⇒⇒ 「奇術探偵曾我佳城全集」 泡坂妻夫

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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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