『新宿鮫』 大沢在昌 > 「このミス」完全読破 No.27
「このミステリーがすごい!」完全読破 No.27
『新宿鮫』 大沢在昌
「このミス」1991年版 : 1位
受賞(候補) : 「日本推理作家協会賞」受賞
「吉川英治文学新人賞」受賞
総合ランキング : 「この警察小説がすごい! ALL THE BEST」 4位
「キング・オブ・キングス(「このミス」30周年企画)」 5位
「「このミス」20年のベスト・オブ・ベスト」 5位
「「このミス」が選ぶ過去10年のベスト20」 10位
「二十世紀傑作ミステリーベスト10」 14位
「東西ミステリーベスト100(2012年版)」 65位
年度ランキング : 「週刊文春ミステリーベスト10」 3位
読始:2006.11.25 ~ 読終:2006.12.07
読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"後"
読んだ版 : 文庫本(通常版) <1997年8月>
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昨年(2006年)にはシリーズ9作目No.426「狼花」が発表されて「このミス」でも上位に入るなど、あまりにも有名であり凄い人気のシリーズの記念すべき第一作です。
なので「いやぁとうとう読むことになったか~」って感じになりましたね。この第一作を読めばその後続く作品群を読んでいくことになるのは明らかだし、結構気合入れて読みました。
こういった一昔前の“ハードボイルド系”は時代を感じるものが多いのですが、恋人の描き方なんかはちょっと古臭い感じがありましたが、それ以外は別に気になることもありませんでしたね。
主人公がダークヒーロー的なキャラクターで、“ん~やっぱりこの主人公の作品ならもっともっと読みたいな~”と素直に思えました。
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というように、当時の凄い評価やその後に続く一大シリーズ化を知っている中での一読だったので、必要以上に肩肘張った状態になってしまいました。
そういったことを全く知らないで読んでみたらまた感じ方が違かったかも知れないですね。
だからといって評価低いわけでなく、そんな過大な期待に見事応えてくれるほどに面白かったですからね。これならこれほどの人気シリーズになるのも頷けるな、と。
ただやっぱりどうしても、一つの作品を読んだというよりは、これから続く物語の第1章を読み終わった、って感じがありました。早く現在の流れに追いつきたいですね。
> 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆
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