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カテゴリー「01.「このミス」完全読破(ミステリ小説)」の記事

2021年2月 3日 (水)

「このミステリーがすごい!2022年版」ランキング(順位)予想

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 * 「このミステリーがすごい!」は、1990年より翌年度表記(満年齢から数え年)に変更しているので、この“2022年版”は、2021年(2020年10月~2021年9月or10月)に発売された作品のランキング(予想)となっています

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 これでとうとう14年目となりますが、今年も「このミステリーがすごい!」のランキング(順位)予想をしてみたいと思います

 まずは予想の発表の前に、予想を見るうえでの注意点からご覧ください

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【 ランキング(順位)予想を見るうえでの注意点 】


・これは、あくまで素人である当ブログ管理人が個人的に予想しているものです

  なので、結果が出てみたら、10位以内に予想した作品にほとんど票が入らなかったりとか、全体的に見当違いな予想となる可能性も充分にありえますので、その点をご了承した上で参考にしてみてください

・予想するのは国内編のみで、海外編の予想は行いません

・予想の対象は、自分がこれまで読んだ作品のみとしているので、読んでいない作品は、ランクインするかもしれないな~と思っていても予想には入れていません

・「このミス」における“ランクイン”とは20位以内のことをいいますが、今年も昨年までと同じく、30位まで予想してそのうち何作がベスト20にランクインするか、といった感じでやってみたいと思います

・今年も近4年と同様に、対象作品を読み終えるごとに順位を入れ替えるなどして<<暫定>>のランキングを随時更新していき、11月末に最終予想を決定する形式でやっていく予定です

・過去の予想実績に関しては、以下の記事にてご確認ください

 「このミス2021年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編>

 「このミス2020年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編>
 「このミス2019年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編>
 「このミス2018年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編>

 「このミス2017年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編>
 「このミス2016年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編>
 「このミス2015年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編>

 「このミス2014年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編>
 「このミス2013年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編>
 「このミス2012年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編>

 「このミス2011年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編>
 「このミス2010年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編>
 「このミス2009年版」ランキング(順位)予想 <反省会>

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【 「このミス2022年版」ランキング(順位)予想 << 暫定 >> 】

* タイトル部分のリンク先は、Amazonの詳細ページ

* まだ現時点での【暫定予想】なので、対象作品を読み終えるごとに順位変更や入れ替えなどおこない、11月30日頃に最終予想を確定する予定です

* 更新情報(順位変更や入れ替えを行った日付)は、「このミス」完全読破 説明&読破本リストまたはTwitterにてお知らせしています

1位予想 2位予想 3位予想 4位予想 5位予想
         
         
         
         

6位予想 7位予想 8位予想 9位予想 10位予想
         
         
         
         

11位予想 12位予想 13位予想 14位予想 15位予想
         
         
         
         

16位予想 17位予想 18位予想 19位予想 20位予想
       
      そして、
海の泡になる
 
      葉真中顕  
      -  

21位予想 22位予想 23位予想 24位予想 25位予想
         
         
         
         
んんんんんんん んんんんんんん んんんんんんん んんんんんんん んんんんんんん

26位予想 27位予想 28位予想 29位予想 30位予想
         
         
         
         


 << 31位以下と予想する作品 >>

 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト > 年版別リスト(2009年版~) > 2022年版に記載されているのに上の順位予想には載っていない作品が“31位以下と予想する作品”になります(まだ順位予想欄に載せる前の作品もあるかもしれません)

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  * 以下の予想理由はちょっとずつ追記していく予定です

 ・・・・・・・・・・・・・・

  19位予想の「そして、海の泡になる」は、(インタビュー形式で描かれることもあって)過去にランクインした社会派サスペンス作品と比べると厚みや重みはそれほどでもないので上位は厳しいかもしれないけれど、ミステリ的な仕掛けと社会派なメッセージが絶妙に絡み合っているので下位でのランクインならありそう

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 というわけでランキング(順位)予想を行ってみたのですが、ランキングが発表された後には、予想の結果や反省を行う<反省会>を更新する予定です

 あとは、“自分がもし「このミス」投票者だったら?”ってことで個人的なベスト6を発表する“「このミス2022年版」投票者なりきりベスト6”も更新する予定なので、もしよかったらそちらもご覧になってみてください

 さらにはて、「このミス2022年版」のベスト10作品をみんなで予想しよう!という閲覧者参加型企画を実施予定なので、ぜひともお気軽にご参加ください

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 【「このミステリーがすごい!2022年版」関連記事】

  > 「このミステリーがすごい!2022年版」ランキング(順位)予想 (21.2.3)


  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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2021年1月31日 (日)

「このミス2022年版」月別ランクイン候補作品(2021年2月)


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 これで13年目となる“月別ランクイン候補作品”ですが、「このミステリーがすごい!2022年版」対象作品についても引き続き実施していこうと思います

 この“月別ランクイン候補作品”とは、自分は日頃から“どんな作品が「このミス」にランクインしそうかな?”と色々とチェックしているので、どうせならそれを刊行された月(奥付記載の月)別にまとめてしまおう!ということで始めた企画です

 ここでは、とりあえず「このミス」の対象になりそうな作品をピックアップして、作者やシリーズの「このミス」実績ごとに分けて並べています

 なお、読んだうえでのランクインするかどうかの予想に関しては、「このミステリーがすごい!2022年版」ランキング(順位)予想の方(後日追記予定)をご覧ください


 << この記事は現時点で未完の状態なので、情報を仕入れ次第、新たに対象作品を追加していく予定です(追加情報は「このミス」完全読破 説明&読破本リストの“更新情報”欄に書いていきます) >>

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>> 2021年2月発売の「このミス」ランクイン実績のあるシリーズ作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
 * 作者名横のカッコ内は、作者の「このミス」20位以内ランクイン作品数
 * シリーズ過去作品の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事

 蒼海館の殺人 / 阿津川辰海 (2作)  * シリーズ2作目
     〈1作目「紅蓮館の殺人」が20年版6位にランクイン〉

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>> 2021年2月発売の「このミス」ランクイン実績作家の作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
 * 作者名横のカッコ内は、「このミス」20位以内ランクイン作品数

 灰の劇場 / 恩田陸 (8作)
 おれたちの歌をうたえ / 呉勝浩 (1作)

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>> 2021年2月発売の「このミス」ランクイン実績なしも
          21~40位に入ったことのある作家の作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
 * 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」21~40位作品数

 ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ヶ谷京介 / 川瀬七緒 <2作>
 テスカトリポカ / 佐藤究 <1作>

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>> 2021年2月発売の
    日本推理作家協会賞(推協賞)短編部門の受賞作・候補作
    および年間傑作選アンソロジー選出作を収録した作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
 * 作者名横のカッコ()内は、「このミス」20位以内ランクイン作品数
 * 作者名横のカッコ<>内は、過去の「このミス」21~40位作品数
   (「このミス」ランクイン作家の場合は省略)
 * 他の項目と重複している作品もあります

[ 「」選出作収録 ]


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>> 2021年2月発売のミステリ(エンタメ)系新人賞受賞(候補)作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ

[ “”受賞 ]


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>> 2021年2月発売の
     「このミス」で40位以内に入ったことはないものの
     「本格ミステリ・ベスト10(本)」
     「週刊文春ミステリーベスト10(春)」
     「ミステリが読みたい!(早)」
     にはランクイン経験のある作家の作品 <<

 * 「週刊文春ミステリーベスト10」は
   (「このミス」が始まった)1988年以降のランクイン作家のみ対象
 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ


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>> 2021年2月発売の「このミス」の候補かもしれない作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ

 君が笑うまで死ぬのをやめない 雨城町デッドデッド / 佐藤悪糖
 終わりの歌が聴こえる / 本城雅人
 書店員と二つの罪 / 碧野圭

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>> 2021年2月発売の宝島社作品 <<

 * 「このミス」では集計対象外(「本ミス」「文春」「早ミス」は対象)
 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ


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 NEXT >>> 「このミス2022年版」月別ランクイン候補作品(2021年3月)

 「このミス2022年版」月別ランクイン候補作品(2021年1月) <<< PREV


 「月別ランクイン候補作品」の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。


  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2021年1月21日 (木)

「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2021年1月)


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 「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか

 なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別にまとめてみたいと思います


* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ

* シリーズ作品紹介文中の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事

* シリーズ作品のランクイン実績は、2021年版までの記録

* 発売された月ではなく奥付に記載の月ごとにまとめています
 (なので奥付確認後に他の月の記事へ移動させることがあるかも)


<< この記事は現時点で未完の状態なので、情報を仕入れ次第、新たに対象作品を追加していく予定です(追加情報は「このミス」完全読破 説明&読破本リストの“更新情報”欄に書いていきます) >>

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【 2021年 1月 発売 】


倒錯のロンド 完成版 / 折原一 <<感想記事はこちら!>>


<< 1989年 10位 >>

・「日本推理作家協会賞」候補
・「江戸川乱歩賞」最終候補

★ 「倒錯の死角」に続く
  倒錯三部作の2作目
 (1作目も1988年12位にランクイン)

★ 受賞間違いなし、と自信を持って
  推理小説新人賞に応募しようとした作品が
  盗まれてしまった!
  そして同タイトルの作品が受賞作に。
  時代の寵児になったのは、白鳥翔。
  山本安雄がいくら盗作だと主張しても
  誰も信じてくれない。
  原作者は執念で盗作者を追いつめる。
  叙述の名手の「原点」が、
  32年越しに完成!

★ 完成版として再文庫化

 ・・・・・・・・・・・・・・・

W県警の悲劇 / 葉真中顕 <<感想記事はこちら!>>


<< 2020年版 18位 >>

★ W県警の熊倉警部が
  遺体となって発見された。
  彼に極秘任務を与えていた
  監察官の松永菜穂子は動揺を隠せない。
  県警初の女性警視昇任はあくまで通過点。
  より上を目指し、この腐った組織を改革する。
  その矢先の出来事だった。
  「極秘」部分が明るみに出ては
  県警を揺るがす一大事だ。
  事故として処理し事件を隠蔽できないものか。
  そんな菜穂子の前に警部の娘が現れ、
  父の思い出を語り始めたー。

 ・・・・・・・・・・・・・・・

誰彼 新装版 / 法月綸太郎


<< 1989年 21位 >>

★ 「雪密室」に続く法月綸太郎シリーズの2作目

★ 密室から消えた教祖。
  マンションで発見された首のない死体。
  犯行声明電話が告げたのは、
  消息不明の革命家の名。
  だが、その死にざまは、
  教祖に送られた脅迫状の通りだった。
  死んだ男は誰なのか。
  首はなぜ持ち去られたのか。
  探偵・法月綸太郎がくりだす推理が
  事件をさらに複雑化する、
  多重推理ミステリの名作。

★ 新装版として再文庫化

 ・・・・・・・・・・・・・・・

風神の手 / 道尾秀介


<< 2019年版 30位 >>

★ 遺影が専門の写真館「鏡影館」。
  その街を舞台に、
  男子小学生から死を目前に控えた老女まで、
  様々な人物たちの人生が交差していくー。
  数十年にわたる歳月をミステリーに結晶化する、
  技巧と世界観。
  道尾秀介にしか描けない、
  その集大成といえる傑作長編小説。

 ・・・・・・・・・・・・・・・

教室が、ひとりになるまで / 浅倉秋成


<< 2020年版 38位 >>

・「日本推理作家協会賞」 候補
・「本格ミステリ大賞」 候補
・「本格ミステリ・ベスト10」 13位

★ 北楓高校で起きた生徒の連続自殺。
  ひとりは学校のトイレで首を吊り、
  ふたりは校舎から飛び降りた。
  「全員が仲のいい最高のクラス」で、なぜー。
  垣内友弘は、幼馴染みの同級生・白瀬美月から
  信じがたい話を打ち明けられる。
  「自殺なんかじゃない。みんなあいつに殺されたの」
  “他人を自殺させる力”を使った証明不可能な罪。
  犯人を裁く1度きりのチャンスを得た友弘は、
  異質で孤独な謎解きに身を投じる。
  新時代の傑作青春ミステリ。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・

 << 「このミス」で41位以下または0票だった
       当ブログ読了済みの1月文庫化作品 >>


深夜の博覧会 / 辻真先 <<感想記事はこちら!>>

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 NEXT >>> 「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2021年2月)

 「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2020年12月) <<< PREV


 “「このミス」ランクイン作品文庫化リスト”の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。


  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2021年1月 9日 (土)

「このミス2022年版」月別ランクイン候補作品(2021年1月)


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 これで13年目となる“月別ランクイン候補作品”ですが、「このミステリーがすごい!2022年版」対象作品についても引き続き実施していこうと思います

 この“月別ランクイン候補作品”とは、自分は日頃から“どんな作品が「このミス」にランクインしそうかな?”と色々とチェックしているので、どうせならそれを刊行された月(奥付記載の月)別にまとめてしまおう!ということで始めた企画です

 ここでは、とりあえず「このミス」の対象になりそうな作品をピックアップして、作者やシリーズの「このミス」実績ごとに分けて並べています

 なお、読んだうえでのランクインするかどうかの予想に関しては、「このミステリーがすごい!2022年版」ランキング(順位)予想の方(後日追記予定)をご覧ください


 << この記事は現時点で未完の状態なので、情報を仕入れ次第、新たに対象作品を追加していく予定です(追加情報は「このミス」完全読破 説明&読破本リストの“更新情報”欄に書いていきます) >>

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>> 2021年1月発売の「このミス」ランクイン実績のあるシリーズ作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
 * 作者名横のカッコ内は、作者の「このミス」20位以内ランクイン作品数
 * シリーズ過去作品の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事


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>> 2021年1月発売の「このミス」ランクイン実績作家の作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
 * 作者名横のカッコ内は、「このミス」20位以内ランクイン作品数

 アクティベイター / 冲方丁 (3作)
 アンブレイカブル / 柳広司 (3作)
 不可逆少年 / 五十嵐律人 (1作)
 ゴールデンタイムの消費期限 / 斜線堂有紀 (1作)
 ぜんしゅの跫 / 澤村伊智 (1作) * シリーズ5作目
 イン・ザ・ダスト / 長沢樹 (1作) * シリーズ2作目

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>> 2021年1月発売の「このミス」ランクイン実績なしも
          21~40位に入ったことのある作家の作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
 * 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」21~40位作品数

 コールドウォー DASPA 吉良大介 / 榎本憲男 <3作> * シリーズ2作目
 羊は安らかに草を食み / 宇佐美まこと <1作>
 国防特行班E510 / 神野オキナ <1作>
 愚か者の島 / 乾緑郎 <1作>

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>> 2021年1月発売の
    日本推理作家協会賞(推協賞)短編部門の受賞作・候補作
    および年間傑作選アンソロジー選出作を収録した作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
 * 作者名横のカッコ()内は、「このミス」20位以内ランクイン作品数
 * 作者名横のカッコ<>内は、過去の「このミス」21~40位作品数
   (「このミス」ランクイン作家の場合は省略)
 * 他の項目と重複している作品もあります

[ 「」選出作収録 ]


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>> 2021年1月発売のミステリ(エンタメ)系新人賞受賞(候補)作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ

[ “ミステリーズ!新人賞”佳作受賞作収録 ]
 あと十五秒で死ぬ / 榊林銘


[ “アガサ・クリスティー賞”優秀賞受賞作 ]
 ヴェルサイユ宮の聖殺人 / 宮園ありあ


[ “アガサ・クリスティー賞”最終候補作 ]
 エゴに捧げるトリック / 矢庭優日

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>> 2021年1月発売の
     「このミス」で40位以内に入ったことはないものの
     「本格ミステリ・ベスト10(本)」
     「週刊文春ミステリーベスト10(春)」
     「ミステリが読みたい!(早)」
     にはランクイン経験のある作家の作品 <<

 * 「週刊文春ミステリーベスト10」は
   (「このミス」が始まった)1988年以降のランクイン作家のみ対象
 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ

 少女ティック 下弦の月は謎を照らす / 千澤のり子 (本)

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>> 2021年1月発売の「このミス」の候補かもしれない作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ

 あくまでも探偵は / 如月新一
 銀獣の集い 廣嶋玲子短編集 / 廣嶋玲子

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>> 2021年1月発売の宝島社作品 <<

 * 「このミス」では集計対象外(「本ミス」「文春」「早ミス」は対象)
 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ


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 NEXT >>> 「このミス2022年版」月別ランクイン候補作品(2021年2月)

 「このミス2022年版」月別ランクイン候補作品(2020年12月) <<< PREV


 「月別ランクイン候補作品」の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。


  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2020年12月20日 (日)

「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2020年12月)


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 「このミステリーがすごい!」にランクインする作品というのは、ほとんどが単行本やノベルスで刊行された作品なので、“文庫化されてから読んでみよう”と考えている方も多くいるのではないでしょうか

 なので、「このミス」の1~20位にランクインした作品、およびあと一歩でランクインを逃した作品(21~40位)の文庫化リストを、文庫版発売月別にまとめてみたいと思います


* 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ

* シリーズ作品紹介文中の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事

* シリーズ作品のランクイン実績は、2020年版までの記録

* 発売された月ではなく奥付に記載の月ごとにまとめています
 (なので奥付確認後に他の月の記事へ移動させることがあるかも)


<< この記事は現時点で未完の状態なので、情報を仕入れ次第、新たに対象作品を追加していく予定です(追加情報は「このミス」完全読破 説明&読破本リストの“更新情報”欄に書いていきます) >>

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【 2020年 12月 発売 】


 機龍警察 暗黒市場(上・下) / 月村了衛 <<感想記事はこちら!>>

<< 2013年版 3位 >>

・「吉川英治文学新人賞」受賞
・「ミステリが読みたい!」 4位
・「ベストSF2012」 5位
・「週刊文春ミステリーベスト10」 9位

★ 「機龍警察
  「機龍警察 自爆条項
  に続く機龍警察シリーズの3作目
 (2作目も2012年版9位
  4作目「機龍警察 未亡旅団」も2015年版5位
  6作目「機龍警察 狼眼殺手」も2018年版3位
  にランクイン)

★ 警視庁との契約を解除された
 ユーリ・オズノフ元警部は、
 旧知のロシアン・マフィアと組んで
 武器密売に手を染める。
 一方、市場に流出した新型機甲兵装が
 “龍機兵”の同型機では
 との疑念を抱く沖津特捜部長は、
 ブラックマーケット壊滅作戦に着手した。
 ロシアの歴史と腐敗が生んだ最悪の犯罪社会に
 特捜部はどう立ち向かうのか。
 吉川英治文学新人賞に輝く
 世界標準の大河警察小説。
 警察官の魂の遍歴を描く、
 白熱と興奮の第3弾。

 ・・・・・・・・・・・・・・・

 雪の階(上・下) / 奥泉光

<< 2019年版 7位 >>

・「毎日出版文化賞」受賞
・「柴田錬三郎賞」受賞
・「週刊文春ミステリーベスト10」 4位
・「ミステリが読みたい!」 6位

★ 昭和十年、秋。
 笹宮惟重伯爵を父に持ち、
 女子学習院高等科に通う惟佐子は、
 親友・宇田川寿子の心中事件に疑問を抱く。
 冨士の樹海で陸軍士官・久慈とともに
 遺体となって発見されたのだが、
 「できるだけはやく電話をしますね」
 という寿子の手による
 仙台消印の葉書が届いたのだーー。
 富士で発見された寿子が、なぜ、
 仙台から葉書を出せたのか? 
 この心中事件の謎を軸に、
 ドイツ人ピアニスト、
 探偵役を務める惟佐子の
 「おあいてさん」だった女カメラマンと新聞記者、
 軍人である惟佐子の兄・惟秀ら
 多彩な人物が登場し、
 物語のラスト、
 二・二六事件へと繋がっていくーー。

 ・・・・・・・・・・・・・・・

 蒼き山嶺 / 馳星周

<< 2019年版 18位 >>

★ 山岳ガイドの得丸志郎は、
 白馬岳で大学山岳部の同期・
 池谷博史と再会した。
 卒業後、警視庁の公安刑事となった池谷は、
 久しぶりの山でだいぶバテている。
 山頂まで一緒に登ることにしたが、
 ペースは上がらない。
 下山が遅れそうだと麓に電話を入れる得丸に、
 池谷が拳銃を突きつけたー!!
 友情、ライバル、極限の決死行。
 著者の新境地となる傑作山岳冒険小説!

 ・・・・・・・・・・・・・・・

 室町お伽草紙 / 山田風太郎 <<感想記事はこちら!>>

<< 1992年版 20位 >>

★ 足利将軍家の姫君・香具耶を
 手中にした者に南蛮銃三百挺を与えよう。
 飯綱使いの妖女・玉藻の画策に応じるは、
 信長、謙信、信玄、松永弾正!
 明智光秀、山本勘介、武田信虎、
 千宗易らの思惑も錯綜するなか、
 少年・日吉丸は姫を護るために奮戦する!
 果たして争奪戦の行方や如何に!
 無類に楽しい戦国オールスター伝奇活劇。

★ “山田風太郎傑作選 室町篇”の一作として
 版元を変えて再文庫化

 ・・・・・・・・・・・・・・・

 少女を殺す100の方法 / 白井智之 <<感想記事はこちら!>>

<< 2019年版 25位 >>

・「本格ミステリ・ベスト10」 8位
・「ミステリが読みたい!」 16位

★ 「死んでる?誰が?」「みんなです」
 とある女子中学校で
 二年A組の生徒全員が殺された。
 教頭のクサカベは警察より先に
 犯人を見つけ出そうとするが…。
 (「少女教室」)
 ミロが夏休みを過ごすことになったウラ地区では、
 年に一度、空から少女が降ってくるという…。
 (「少女が町に降ってくる」)
 グロテスクなのにロジカル。
 本格ミステリ界の鬼才が贈る
 「少女の大量死」全八編!

 ・・・・・・・・・・・・・・・・

 緋色の囁き / 綾辻行人

 << 1988年 39位 >>

★ 囁きシリーズの1作目

★ 名門・聖真女学園高校の「開かずの間」で、
 少女が死んだ。
 「魔女」という謎の言葉を残してー。
 美しくも残酷な連続殺人劇の、
 それが幕開けとなる。
 転入生・冴子の心にひそむ “赤い記憶”の秘密。
 夜ごとに少女たちを襲う殺人者の正体は?
 鮮血と狂気に彩られた
 「囁き」シリーズ第一弾、
 待望の新装改訂版。

★ 新装改訂版として再文庫化

 ・・・・・・・・・・・・・・・・

 << 「このミス」で41位以下または0票だった
       当ブログ読了済みの12月文庫化作品 >>


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 NEXT >>> 「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2021年1月)

 「このミス」ランクイン作品文庫化リスト(2020年11月) <<< PREV


 “「このミス」ランクイン作品文庫化リスト”の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。


  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2020年12月13日 (日)

「このミス2021年版」ランクイン作品を事前に読んでしまおう!<反省会>


 前回は「このミス2021年版」ランキング(順位)予想の反省を<総論編><各論編>の2回に分けて書いてみましたが、今回は、“「このミス2021年版」にランクインしそうな対象作品を予測し事前に読むこと”自体の反省を行う“「このミス2021年版」ランクイン作品を事前に読んでしまおう!<反省会>”を書いてみたいと思います

 と、その前に説明を加えますと、「このミス」の予想をするにあたって、自分が読んだ作品のみをその対象としていました

 つまり、“ランクインしそうだな~”と思っていても読んでいなければ予想に入れていないので、“事前に読んだか読んでいないか”というのは、予想するのにとても重要になってくるわけなのですね

 なので、それに対する反省も、来年の予想の的中率を高めるためには、非常に重要となるのです

 ただ今年はコロナ禍の影響もあって対象作品をほとんど読むことが出来なかったため、例外的に未読作品も含めて予想しましたし、そのためやはり読み逃したランクイン作品も例年に比べ圧倒的に多かったです

 なので今年に限っては、反省の仕方が例年とはちょっと違くなりますね....

 ~~~~~~~~~~~~

 それではまず、「2021年版」で20位以内にランクインした21作品のうち、どのくらいの作品を事前に読んでいたのか、見てみましょう。

 ○:事前に読んでいた作品
 ●:チェックしていたけれど(時間がなくて)読めなかった作品
 ▲:チェックしていたけれど、入らないだろうと思って読まなかった作品
 ×:全くノーマークだった作品

 * タイトル部分のリンク先は、Amazonの詳細ページ

01位 : ● たかが殺人じゃないか / 辻真先 
02位 : ○ 透明人間は密室に潜む / 阿津川辰海
03位 : ● Another 2001 / 綾辻行人
03位 : ● 法廷遊戯 / 五十嵐律人
05位 : ● アンダードッグス / 長浦京

06位 : ● 楽園とは探偵の不在なり / 斜線堂有紀
07位 : ○ 欺瞞の殺意 / 深木章子 <感想記事はこちら>
08位 : ● 名探偵のはらわた / 白井智之
09位 : ○ 暗約領域 新宿鮫XI / 大沢在昌 <感想記事はこちら>
10位 : ○ 不穏な眠り / 若竹七海 <感想記事はこちら>

11位 : ● 蝉かえる / 櫻田智也
12位 : ● 死神の棋譜 / 奥泉光
12位 : ○ 抵抗都市 / 佐々木譲 <感想記事はこちら>
14位 : ● 鏡影劇場 / 逢坂剛
15位 : ○ 逆ソクラテス / 伊坂幸太郎

16位 : ● あの子の殺人計画 / 天祢涼
17位 : ● 煉獄の獅子たち / 深町秋生
18位 : ▲ 暗黒残酷監獄 / 城戸喜由
19位 : ○ 巴里マカロンの謎 / 米澤穂信 <感想記事はこちら>
20位 : ▲ 鶴屋南北の殺人 / 芦辺拓
20位 : ▲ 立待岬の鷗が見ていた / 平石貴樹

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 というわけで今年の読み逃しは14作品でした。

 2009年版が8作、2010年版が4作、2011年版が6作、2012年版が4作、2013年版が2作、2014年版が3作、2015年版が5作、2016年版が4作、2017年版が6作、2018年版が8作、2019年版が10作、そして昨年の2020年版が6作の読み逃しだったので、過去最低数を更新となりました....

 まあ今年は対象作品をほとんど読めなかったのでこの結果も仕方ないですが、来年以降もパーフェクトを目標とすることには変わりないので、読み逃した理由を一応検証して、来年の「このミステリーがすごい!2022年版」で“ランキング発表前にランクイン全作品読破済み”の達成に少しでも役立たせてみましょう

 ・・・・・・・・・・・・

 まず「●:チェックしていたけれど(時間がなくて)読めなかった作品」ですが、今年は11作もあるので個別に書くのは省略

 この11作に関しては例年であれば必ず読んでいたので(読む時間と買うお金があればですが)、例年なら読み逃しは3作のみとかなり優秀だったのですけどね...

 ・・・・・・・・・・・・

 次に「▲:チェックしていたけれど、入らないだろうと思って読まなかった作品」ですが、今年は「暗黒残酷監獄」(城戸喜由)、「鶴屋南北の殺人」(芦辺拓)、「立待岬の鷗が見ていた」(平石貴樹)の3作。


 「暗黒残酷監獄」は、あらすじを読んだ感じだとちょっと変わってて面白そうだったけれど、さすがに新人賞受賞作でいきなりランクインするほどではないだろうな~と思って、コロナがまだそこまで広まっていない頃に読む機会はあったのに読まなかったのですよね...


 「鶴屋南北の殺人」は、「このミス」の予想をするのであれば読んでおきたい芦辺作品ですし、未読ながら最初は30位以内に予想してはいたのですが、ネットの評判を見るとそれほどでもなさそうだったので、対象作品を多く読めていたとしても優先順位は低かったのでは....

 まあ芦辺作品はあまりネット上の評判が高くなくても評論家・作家やランキングでは高い評価を受けることが多いので、ネットでの評判頼りだった今年は仕方ない....


 「立待岬の鷗が見ていた」は、昨年発表のシリーズ前作「」が10位にランクインしていたので読まなければならない作品ではあるものの、やはりネットでの評判を見たら前作ほどではない感じで、それにシリーズ1作目がランクインしても2作目はほとんど票が入らないパターンも結構あるので、例年であっても積極的に読んでいたかどうか....

 ・・・・・・・・・・・・

 そして「×:全くノーマークだった作品」ですが、今年はありませんでした

 ・・・・・・・・・・・・

 以上の反省を踏まえたうえでの来年に向けた対策・秘策としては、まあ今年の場合は“対象作品をなるべく多く読む”というシンプルなものになりますね

 あとはいつも書いているように、“7月までに発売された有力候補作品はなるべく7月までに読み終え、8~10月は発売直後の候補作品をなるべく多く読み漁るべき”なのと、あとは他のランキングや書評などで評価が高めだけれど「このミス」では結果が出ていない作家を(“また今度も同じような結果になるのだろう”などと)軽視するのではなくしつこいくらいに追っていくべきだ、といったところでしょうか

 それと“「このミス」完全読破”全体の反省としては、ここ数年、感想記事の更新がかなり滞ってしまっていて、しかも今年の下半期は全く更新できなかったので、2022年版対象作品は“読んだらすぐに更新”を心がけていきたいと思います


 というわけで今年も3回に渡って反省してみましたが、この反省を活かして読む本を選ぶ精度を上げ、予想の方も的中率を上げたいですね

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 【「このミステリーがすごい!2021年版」関連記事】

  > 「このミステリーがすごい!2021年版」ランキング(順位)予想 (19.11.29)

  > 「このミス2021年版」のベスト10作品をみんなで予想しよう! (20.10.11)

  > 「ミステリが読みたい!2021年版」 (20.11.25)
  > 「週刊文春ミステリーベスト10(2020年)」 (20.12.3)
  > 「このミステリーがすごい!2021年版」 (20.12.3)
  > 「2021 本格ミステリ・ベスト10」 (20.12.7)

  > 「このミス2021年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編> (20.12.4)
  > 「このミス2021年版」ランキング(順位)予想 <反省会・各論編> (20.12.6)

  > ミステリー・推理小説総合ランキング(2020年) (20.12.9)


  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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2020年12月12日 (土)

「このミス2022年版」月別ランクイン候補作品(2020年12月)


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 これで13年目となる“月別ランクイン候補作品”ですが、「このミステリーがすごい!2022年版」対象作品についても引き続き実施していこうと思います

 この“月別ランクイン候補作品”とは、自分は日頃から“どんな作品が「このミス」にランクインしそうかな?”と色々とチェックしているので、どうせならそれを刊行された月(奥付記載の月)別にまとめてしまおう!ということで始めた企画です

 ここでは、とりあえず「このミス」の対象になりそうな作品をピックアップして、作者やシリーズの「このミス」実績ごとに分けて並べています

 なお、読んだうえでのランクインするかどうかの予想に関しては、「このミステリーがすごい!2022年版」ランキング(順位)予想の方(後日追記予定)をご覧ください


 << この記事は現時点で未完の状態なので、情報を仕入れ次第、新たに対象作品を追加していく予定です(追加情報は「このミス」完全読破 説明&読破本リストの“更新情報”欄に書いていきます) >>

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>> 2020年12月発売の「このミス」ランクイン実績のあるシリーズ作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
 * 作者名横のカッコ内は、作者の「このミス」20位以内ランクイン作品数
 * シリーズ過去作品の作品名部分のリンク先は、当ブログ感想記事

 雪に撃つ / 佐々木譲 (14作)  * シリーズ9作目
     〈1作目「うたう警官 (笑う警官)」が06年版10位にランクイン〉


 月下美人を待つ庭で 猫丸先輩の妄言 / 倉知淳 (4作)  * シリーズ6作目
     〈1作目「日曜の夜は出たくない」が95年版19位にランクイン〉

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>> 2020年12月発売の「このミス」ランクイン実績作家の作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
 * 作者名横のカッコ内は、「このミス」20位以内ランクイン作品数

 名探偵総登場 芦辺拓と13の謎 / 芦辺拓 (9作)
 コロナと潜水服 / 奥田英朗 (4作)
 騙る / 黒川博行 (4作)
 教室に並んだ背表紙 / 相沢沙呼 (2作)
 偶然にして最悪の邂逅 / 西澤保彦 (2作)
 バイター / 五十嵐貴久 (1作)

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>> 2020年12月発売の「このミス」ランクイン実績なしも
          21~40位に入ったことのある作家の作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
 * 作者名横のカッコ内は、過去の「このミス」21~40位作品数

 境界線 / 中山七里 <1作> * シリーズ2作目
 観月 KANGETSU / 麻生幾 <1作>

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>> 2020年12月発売の
    日本推理作家協会賞(推協賞)短編部門の受賞作・候補作
    および年間傑作選アンソロジー選出作を収録した作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ
 * 作者名横のカッコ()内は、「このミス」20位以内ランクイン作品数
 * 作者名横のカッコ<>内は、過去の「このミス」21~40位作品数
   (「このミス」ランクイン作家の場合は省略)
 * 他の項目と重複している作品もあります

[ 「」選出作収録 ]


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>> 2020年12月発売のミステリ(エンタメ)系新人賞受賞(候補)作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ

[ “”受賞作 ]

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>> 2020年12月発売の
     「このミス」で40位以内に入ったことはないものの
     「本格ミステリ・ベスト10(本)」
     「週刊文春ミステリーベスト10(春)」
     「ミステリが読みたい!(早)」
     にはランクイン経験のある作家の作品 <<

 * 「週刊文春ミステリーベスト10」は
   (「このミス」が始まった)1988年以降のランクイン作家のみ対象
 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ


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>> 2020年12月発売の「このミス」の候補かもしれない作品 <<

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ

 錬金術師の消失 / 紺野天龍 * シリーズ2作目
 ミッドナイト / 柴田哲孝 * シリーズ4作目
 白き女神の肖像 / 鴇澤亜妃子
 彼女のスマホがつながらない / 志駕晃

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>> 2020年12月発売の宝島社作品 <<

 * 「このミス」では集計対象外(「本ミス」「文春」「早ミス」は対象)
 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ


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 「月別ランクイン候補作品」の一覧は、「このミス」完全読破 読破本リストにてご覧ください。


  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2020年12月 9日 (水)

ミステリー・推理小説総合ランキング(2020年)

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 11月の末から年末恒例となっているミステリ小説のランキングが続々と発表されています

 小説の一つのジャンルに対してこれだけ多くのランキングが出るということ自体凄いことなのですが、各ランキングによって特徴や傾向が異なるので、それぞれ棲み分けが出来ているというのも改めて考えると凄いことですよね

 ただそれゆえに、どのランキングを参考にすればよいのか迷ってしまう、という人も多くいると思うので、全てのランキングを一つにまとめ上げたスーパーランキングを作ってみることにしました

 ・・・・・・・・・・・・

 このランキングは、各ランキングの順位ごとに点数を付け、それを合計した総合点により改めて順位付けするというものです

 参考にしたランキング等と点数の付け方は、以下の通り

「こ」(このミステリーがすごい!) > ベスト40作品
* 1位:40点、2位:39点、3位:38点、・・・39位:2点、40位:1点

「本」(本格ミステリ・ベスト10) > ベスト30作品
* 1位:40点、2位:39点、3位:38点、・・・29位:12点、30位:11点

「春」(週刊文春ミステリーベスト10) > ベスト20作品
* 1位:40点、2位:39点、3位:38点、・・・19位:22点、20位:21点

「早」(ミステリが読みたい!) > ベスト20作品
* 1位:40点、2位:39点、3位:38点、・・・19位:22点、20位:21点

「他」 > 以下のランキングにランクインした作品は一律15点

(S) SFが読みたい!(ベストSF2020) > ランクイン作品

(本) 本屋大賞 > ベスト10(ノミネート)作品

(R) SRの会ミステリベスト10 > ベスト10作品

(ダ) ダ・ヴィンチ > BOOK OF THE YEAR ランクイン作品

(雑) 本の雑誌が選ぶ2020年度ベスト10 > ランクイン作品

(キ) キノベス!(紀伊國屋書店) > ベスト30作品

(エ) エアミス研ランキング > ベスト10作品

(a) bookaholic認定2020年度国内ミステリーベスト10 > ベスト10作品

「賞」 > 文学賞受賞&候補作品

* ○文学賞受賞作(吉川英治文学新人賞含む) : 35点
* ●文学賞候補作(吉川英治文学新人賞含む) : 20点
* △文学賞受賞短編収録作 : 15点
* ▲文学賞候補短編収録作 : 10点
* ☆文学新人賞受賞作 : 15点

 ・・・・・・・・・・・・

【 ミステリー・推理小説総合ランキング(2020年)・暫定版 】

* 2019年11月~2020年10月に発行された国内作品
 および「このミス」「文春」「本ミス」「早ミス」のいずれかにランクインした(得点が入った)作品が対象

* 現在発表されているランキング・文学賞のみの暫定順位なので、ランキングや文学賞が発表されるごとにポイント追加&順位変動していきます

* ランキングの完成は、翌年(2021年末)の「このミス」「早ミス」「ダ・ヴィンチ」が発表され、本年度対象作品(20年10月発売作品)のポイントを追加してからとなります

* 各ランキングの数字は、点数ではなく順位

* 「*」は20年10月発売作品(「このミス」「早ミス」「ダヴィンチ」は翌年度の対象)

* 「動」 : 前回更新時からの順位変動

* 「L」 : 当ブログ感想記事へのリンク("<"は読了済みなので近いうちに記事アップ予定)

* タイトル部分のリンク先は「Amazon.co.jp」の詳細ページ


* 最新更新:2021年1月24日(日)

・・・「本屋大賞」のノミネート結果を反映

                         
点数 - 作品名 作者名

175 法廷遊戯 五十嵐律人 3 9 4 3 -

171 透明人間は
密室に潜む
阿津川辰海 2 1 2 3 -

164 楽園とは
探偵の不在なり
斜線堂有紀 6 4 3 2 - -

157 たかが
殺人じゃないか
辻真先 1 4 1 1 - - -
-
-
157 蝉かえる 櫻田智也 11 2 10 9 -
点数 - 作品名 作者名

143 Another 2001 綾辻行人 3 21 7 5 - -

136 名探偵の
はらわた
白井智之 8 3 12 20 - -

120 逆ソクラテス 伊坂幸太郎 15 - 19 13
ダキ
-

120 巴里マカロンの謎 米澤穂信 19 14 16 10 - >>
10
117 汚れた手を
そこで拭かない
芦沢央 - 14 5 17 - ●▲ -
点数 - 作品名 作者名
11
109 あの子の
殺人計画
天祢涼 16 18 14 7 - - -
12
99 死神の棋譜 奥泉光 12 - 6 6 - - -
13
93 ワトソン力 大山誠一郎 31 6 8 - - -
14
88 鶴屋南北の殺人 芦辺拓 20 8 - 7 - - -
15
86 暴虎の牙 柚月裕子 22 - 9

-

-
点数 - 作品名 作者名
-
-
86 アンダードッグス 長浦京 5 - - 11 - -
17
83 欺瞞の殺意 深木章子 7 7 - - - >>
18
72 暗約領域
新宿鮫XI
大沢在昌 9 - - 16 - >>
19
67 プロジェクト・
インソムニア
結城真一郎 34 17 20 - - -
20
61 赤ずきん、旅の途中で
死体と出会う。
青柳碧人 40 19 18 - - -
点数 - 作品名 作者名
21
59 同姓同名 下村敦史 - 25 13 - - -
22
56 うるはしみにくし
あなたのともだち
澤村伊智 28 20 - 19 - - -
23
55 抵抗都市 佐々木譲 12 - - 15 - - >>
24
53 鏡影劇場 逢坂剛 14 - 15 - - - -
25
50 立待岬の
鴎が見ていた
平石貴樹 20 12 - - - - -
点数 - 作品名 作者名
26
45 クスノキの番人 東野圭吾 - - 11 - - -
27
43 ワン・モア・ヌーク 藤井太洋 25 - - 14 - - -
28
42 揺籠のアディポクル 市川憂人 * 14 - * - -
29
40 日没 桐野夏生 * - 16 * - -
30
38 暗黒残酷監獄 城戸喜由 18 - - - - -

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 【「このミステリーがすごい!2021年版」関連記事】

  > 「このミステリーがすごい!2021年版」ランキング(順位)予想 (19.11.29)

  > 「このミス2021年版」のベスト10作品をみんなで予想しよう! (20.10.11)

  > 「ミステリが読みたい!2021年版」 (20.11.25)
  > 「週刊文春ミステリーベスト10(2020年)」 (20.12.3)
  > 「このミステリーがすごい!2021年版」 (20.12.3)
  > 「2021 本格ミステリ・ベスト10」 (20.12.7)

  > 「このミス2021年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編> (20.12.4)
  > 「このミス2021年版」ランキング(順位)予想 <反省会・各論編> (20.12.6)

  > ミステリー・推理小説総合ランキング(2020年) (20.12.9)


  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

2020年12月 7日 (月)

「2021 本格ミステリ・ベスト10」


 「このミス」(このミステリーがすごい!)「本ミス」(本格ミステリ・ベスト10)にランクインしそうな作品を予想・検討しながらミステリ小説を読んでいる自分にとって、「このミス」「本ミス」が発売されるこの時期は、年末を前にして早くも“一年の総決算”といった心持ちになるのですが、今年は一番最後に「本ミス」が発売となりました

 ・・・・・・・・・・・・

 と、ここで「このミス」と「本ミス」の違いを簡単に説明してみますと、「このミス」の対象となるのはミステリー&エンターテイメント小説で、すなわちこんなタイトルなのに(狭義な意味での)ミステリ作品だけが対象となっているわけではないのに対し、「本ミス」の方はそのタイトル通り、ミステリの中でも“本格ミステリ小説”に限定されたランキングなのです

 なので、同じミステリ本のランキングでもその対象作品は異なるため、それぞれ独自のランキングが作られるので面白いのですが、それ故に「このミス」を予想するのと「本ミス」を予想するのとでは、読むべき作品も微妙に変わってくるのです(それぞれの投票者の好みなんかも違っていますし)

 ・・・・・・・・・・・・

 よって、これまで「このミス」の予想はしても「本ミス」の予想はしてこなかったのですが、今年こそは(余裕があれば)「本ミス」予想をするのに読み逃せない作品も読み、「本ミス」の予想も出来れば.....と思っていたものの、結局それは叶いませんでした.....

 それでも来年は予想するかもしれないので、反省の意味も込めまして、一体「本ミス」にランクインした作品のうちどのくらい読んでいたのか、そしてもし「本ミス」予想するのであればどの本を読んでいたのだろうか、といったところを、ランキングと共にちょっと見てみたいと思います

 とはいえ、ランクインした作品以上に売れてしまうという超ベストセラーな「このミス」と比べると、「本ミス」の方は知名度も売れ行きもかなりの差があるだろうことから、発売直後にランキングを丸ごと書いてしまうのはやはり躊躇してしまいます

 そのため、作品名等記入したランキングには1ヶ月後くらいに書き替えることにし、とりあえずは事前に読んでいた作品のみ“「このミス」完全読破”の通しNoと当ブログ記事へのリンクを付けるだけにしたいと思います

 なので、書き替えるまでの間は面倒だと思いますが、「このミス」完全読破 読了順リストにて通しNoを照らし合わせたり、感想記事へのリンク先にてご確認ください

 ただ、今年は読了本が少なすぎるためほとんど空欄状態となってしまうので、読了本以外の作品は著者名の苗字のみ書いていくことに


 ○:事前に読んでいた作品
 ●:読みたかったけど(期間内に)読めなかった作品
 ▲:「本ミス」を予想するのであれば必ず読んでいたであろう作品
 ×:特に読むつもりはなかった作品
 *:今年の「このミス」は対象外(20年10月発売)の作品

 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページ

01位 : ○ No.1137
02位 : ● 櫻田
03位 : ● 白井
04位 : ● 斜線堂
04位 : ● 辻

06位 : ○ No.1138
07位 : ○ No.1126 <感想記事はこちら>
08位 : ● 芦辺
09位 : ● 五十嵐
10位 : ▲ 門前

11位 : ▲ 柄刀
12位 : ▲ 平石
13位 : × 朝永
14位 : ● 芦沢
14位 : * 市川
14位 : ○ No.1123 <感想記事はこちら>

17位 : ● 結城
18位 : ● 天祢
19位 : ▲ 青柳
20位 : ● 澤村

21位 : ● 綾辻
22位 : ▲ 林
23位 : ○ No.1115 <感想記事はこちら>
24位 : * 千田
25位 : ● 下村

26位 : × 彩坂
26位 : × 筒城
28位 : × 森川
28位 : ▲ 我孫子
30位 : ○ No.1117 <感想記事はこちら>
30位 : ○ No.1136
30位 : × 三上
30位 : × 浦賀

 ・・・・・・・・・・・・

 事前読んでいた作品数を、過去11年と比較してみますと、

> 2010年版 : ベスト10→8作品、ベスト20→14作品、ベスト30→22作品

> 2011年版 : ベスト10→8作品、ベスト20→14作品、ベスト30→21作品

> 2012年版 : ベスト10→6作品、ベスト20→13作品、ベスト30→17作品
  *2012年版はベスト20が21作品(20位が2作品のため)

> 2013年版 : ベスト10→5作品、ベスト20→13作品、ベスト30→21作品

> 2014年版 : ベスト10→8作品、ベスト20→13作品、ベスト30→15作品
  *2014年版はベスト20が21作品(20位が2作品のため)

> 2015年版 : ベスト10→7作品、ベスト20→12作品、ベスト30→16作品
  *2015年版はベスト30が31作品(30位が2作品のため)

> 2016年版 : ベスト10→7作品、ベスト20→14作品、ベスト30→17作品
  *2016年版はベスト30が31作品(30位が2作品のため)

> 2017年版 : ベスト10→8作品、ベスト20→13作品、ベスト30→17作品
  *2017年版はベスト30が31作品(30位が2作品のため)

> 2018年版 : ベスト10→8作品、ベスト20→11作品、ベスト30→13作品
  *2018年版はベスト30が31作品(29位が3作品のため)

> 2019年版 : ベスト10→4作品、ベスト20→10作品、ベスト30→13作品

> 2020年版 : ベスト10→6作品、ベスト20→11作品、ベスト30→15作品
  *2020年版はベスト30が31作品(30位が2作品のため)

2021年版 : ベスト10→3作品、ベスト20→4作品、ベスト30→7作品
  *2021年版はベスト30が33作品(30位が4作品のため)


 今年はミステリ小説をほとんど読めなかったこともあって、ベスト10は昨年より3作減、ベスト20は昨年から7作減、ベスト30は8作減という全て大幅減な結果でした

 なので来年はベスト20のうちせめて半分(10作)は読了済みの状態にしたいですね

 ・・・・・・・・・・・・

 誌面の内容に関して(昨年との比較等)は、後ほど追記する予定です(ただ昨年もそう書いておいて結局追記しないままだったので、今回もそうなるかも?)

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 【「このミステリーがすごい!2021年版」関連記事】

  > 「このミステリーがすごい!2021年版」ランキング(順位)予想 (19.11.29)

  > 「このミス2021年版」のベスト10作品をみんなで予想しよう! (20.10.11)

  > 「ミステリが読みたい!2021年版」 (20.11.25)
  > 「週刊文春ミステリーベスト10(2020年)」 (20.12.3)
  > 「このミステリーがすごい!2021年版」 (20.12.3)
  > 「2021 本格ミステリ・ベスト10」 (20.12.7)

  > 「このミス2021年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編> (20.12.4)
  > 「このミス2021年版」ランキング(順位)予想 <反省会・各論編> (20.12.6)

  > ミステリー・推理小説総合ランキング(2020年) (20.12.9)


  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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2020年12月 6日 (日)

「このミス2021年版」ランキング(順位)予想 <反省会・各論編>


 「このミステリーがすごい!2021年版」が発売され、ランキングも発表されたということで、昨年までと同様に「このミス2021年版」ランキング(順位)予想の一人反省会を行って、来年以降の予想に役立てようと思います

 前回更新した、全体的な予想の反省を行う<反省会・総論編>に続きまして、今回は、作品ごとに反省を行う<反省会・各論編>です

 その反省の仕方ですが、まずは正規のランキング順に各作品ごとに反省し、続いて予想を外した作品について反省していきましょう

 なお、今年は対象作品をほとんど読めなかったこともあり、例年とは違って未読作品も予想の対象に入れたため、今年の<反省会・各論編>では未読作品の反省も簡単に書いていきます(例年だと未読作品は別記事で反省していました)


 *タイトル部分のリンク先は、Amazonの詳細ページです

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 たかが殺人じゃないか / 辻真先 
 ( 予想 > 7位(未読)  結果 > 1位 )

 今年も1位的中はなりませんでした....。

 かなり評判良さそうだったので、昨年の「焼跡の二十面相」が26位なら今年は上位に行くのでは?と思い切ってベスト10予想にしたのですが、1位、しかも「文春」「早ミス」合わせて三冠を達成するとは....(ちなみに未読でした)

・・・・・・・・・・・・・・・

 透明人間は密室に潜む / 阿津川辰海 
 ( 予想 > 27位  結果 > 2位 )

 この作品は読んでいたうえにかなり面白かったものの、ノンシリーズ短篇集だし「このミス」では票が集まりにくいのではないかな~と思っての27位予想だったので、この結果は嬉しい誤算でしたね

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 Another 2001 / 綾辻行人 
 ( 予想 > 11位(未読)  結果 > 3位 )

 今年注目のタイトルの一つではありましたが、やはりこれほどの大長篇だと実際に読んでみないことには「このミス」向きかどうかもわかりませんね...(なので11位という中途半端な予想に...)

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 法廷遊戯 / 五十嵐律人  
 ( 予想 > 1位(未読)  結果 > 3位 )

 今年は上位混戦になるだろう、となれば1位は意外な作品になるかもしれないな~、と考え思い切って新人作家のデビュー作である本作を1位予想にしたのですが、3位という結果は(読んでいなかったことも考慮すれば)上出来なのでは

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 アンダードッグス / 長浦京
 ( 予想 > 5位(未読)  結果 > 5位 )

 今年唯一の順位ピタリ賞!

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 楽園とは探偵の不在なり / 斜線堂有紀  
 ( 予想 > 17位(未読)  結果 > 6位 )

 このミスで惜しい順位までも行ったことのない作家(でしかも未読作品)の場合、評判がどんなに良くても上位予想に入れる勇気はなかなか持てないですね...

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 欺瞞の殺意 / 深木章子 <感想記事はこちら>  
 ( 予想 > 15位  結果 > 7位 )

 本格ミステリとしての評価は高そうだけど、「このミス」だとどうかな~、という気持ちがこの中途半端な順位予想となりました....

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 名探偵のはらわた / 白井智之 
 ( 予想 > 23位(未読)  結果 > 8位 )

 白井作品好きとしては、未読作品でランクインとなったらちょっと寂しいな....という気持ちがこのギリギリランク外という予想に繋がったのです....

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 暗約領域 新宿鮫XI / 大沢在昌 <感想記事はこちら> 
 ( 予想 > 6位  結果 > 9位 )

 長篇作品は2作連続4位の“新宿鮫シリーズ”だけど、シリーズのクライマックス的な内容だった前2作が4位だったとするなら、シリーズのリスタート的な内容の本作は(ベスト10には入るだろうけど)落ちるだろうな、という予想は当たっていました

 ただ混戦ゆえにそこまで下がらないかな?と思い6位予想にしたので、当初の予想通りの方が順位が近かったですね

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 不穏な眠り / 若竹七海 <感想記事はこちら>  
 ( 予想 > 3位  結果 > 10位 )

 3作連続4位以上という“葉村晶シリーズ”とはいえ、今回はページ数が少なめの短篇集なので順位は下がるかな~と思いつつも、上位混戦となれば手堅く上位に入るかな~ということで3位予想にしたのですよね

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 蝉かえる / 櫻田智也
 ( 予想 > 10位(未読)  結果 > 11位 )

 当初はもっと上位に予想していて、なんだかんだで10位予想に変えたらニアミスとなりました

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 死神の棋譜 / 奥泉光 
 ( 予想 > 4位(未読)  結果 > 12位 )

 ランクイン数は少ないけれど「このミス」向きとなれば票を集める傾向の奥泉作品なので、上位混戦予想もあって4位に予想してみたのです (ちょっと高すぎた)

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 抵抗都市 / 佐々木譲 <感想記事はこちら> 
 ( 予想 > 9位  結果 > 12位 )

 ネット上の評判は(それほど多く見たわけではないけれど)あまり良くはない感じでしたが、ただ内容的にはかなり「このミス」向きだと思ってベスト10予想にしたので、10位以内には入らなかったとはいえ12位だから惜しかったですね

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 鏡影劇場 / 逢坂剛 
 ( 予想 > 31位以下(未読)  結果 > 14位 )

 2003年版の『無防備都市』以来18年ぶりのランクインとなりましたが、それだけ期間が空いていたこともあってやはり実際に読んでみないことにはランクイン予想はしにくいですね....

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 逆ソクラテス / 伊坂幸太郎
 ( 予想 > 31位以下  結果 > 15位 )

 今年は読んだ本が少なかったとはいえその中でも一二を争うほどに面白かった作品なのですが、「このミス」始めミステリランキングでは対象から少しズレるタイプだな~と思ってあまり候補として考えていませんでした.... (なのでこの結果は嬉しい誤算)

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 あの子の殺人計画 / 天祢涼  
 ( 予想 > 30位(未読)  結果 > 16位 )

 評判がかなり良かったので30位以内には予想しようと思っていたものの、これまでの最高が34位(2018年版の『希望が死んだ夜に』)だったので、未読での20位以内予想はなかなか難しかったですね....

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 煉獄の獅子たち / 深町秋生  
 ( 予想 > 14位(未読)  結果 > 17位 )

 本作もシリーズ前作『地獄の犬たち』(2018年版12位)も未読なので予想は難しかったですが、10位台の真ん中らへんという予想は当たってました (無難な予想が成功した例ですね)

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 暗黒残酷監獄 / 城戸喜由 
 ( 予想 > 31位以下(未読)  結果 > 18位 )

 新人賞受賞作としては結構話題になっていた印象でしたが、ランキングに入って来るほどだとは思っていなかったので、自分の中では一番意外なランクイン作品でした

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 巴里マカロンの謎 / 米澤穂信 <感想記事はこちら> 
 ( 予想 > 22位  結果 > 19位 )

 “古典部シリーズ”のランク外作品を除けば15作連続ランクイン中という米澤作品で、今回は2,3作目が共に10位にランクインの実績ある“小市民シリーズ”の4作目ですが、内容的にはギリギリランクインがランク外だろうな~と思っていたので、(20位以内予想にはしなかったとはいえ)まあ予想通りの結果でした

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 鶴屋南北の殺人 / 芦辺拓 
 ( 予想 > 31位以下(未読)  結果 > 20位 )

 「このミス」と相性良い作家だけれどランクイン率がそこまで高くはないので、未読だと予想は難しいですし、一応最終予想の直前までは30位以内予想に入れていたのですが....

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 立待岬の鷗が見ていた / 平石貴樹  
 ( 予想 > 31位以下(未読)  結果 > 20位 )

 シリーズ前作No.1108「潮首岬に郭公の鳴く」が昨年の10位だったので注目すべき続編ではありましたが、ネットでの評判がそれほどでもない感じだったのでスルーしてしまいましたねェ...


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 暴虎の牙 / 柚月裕子  
 ( 予想 > 2位(未読)  結果 > 22位 )

 それではここから、大いなる反省会の開始となります.....。

 シリーズ1作目No.857「孤狼の血」が3位、2作目『凶犬の眼』が大きく下がって48位ということで、未読だと予想がかなり難しい作品でしたが、ネットでの評価がかなり良い感じだったので思い切って2位予想にしてしまったのです... (という風に書くとなんか責任転嫁しているようになってしまいますねェ)

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 未来からの脱出 / 小林泰三  
 ( 予想 > 8位(未読)  結果 > 投票数0 )

 雑誌の書評などでは結構評価が高いようだった割にはあまり話題になっていなかったので、(未読ながら)かなり思い切って大穴枠的にベスト10予想に入れてみたのですが、見事に大外れとなってしまいました....

 ただ結果的に本作は小林泰三が生前最後に発表した作品となったので、そんな作品に注目できたのは良かったなと思っています (もう新作を読めないのは寂しいですが...)

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 プロジェクト・インソムニア / 結城真一郎 
 ( 予想 > 12位(未読)  結果 > 34位 )

 この作品も完全にネットでの評判頼みでしたが、下位とはいえ「本ミス」「文春」ではランクインしましたからね

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 汚れた手をそこで拭かない / 芦沢央 
 ( 予想 > 13位(未読)  結果 > 投票数0 )

 この作品もネットでの評価は高そうだったし、現に「文春」5位、「本ミス」14位、「早ミス」17位にランクインしているので、「このミス」で投票数0という結果は本当に驚きましたね....

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 赤い部屋異聞 / 法月綸太郎 <感想記事はこちら>  
 ( 予想 > 16位  結果 > 32位 )

 評論の要素も強かった昨年の『法月綸太郎の消息』でも27位だったなら本作は20位以内に入るのでは?と思っていましたが、結果は32位で昨年より下がっていました....

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 ワトソン力 / 大山誠一郎 
 ( 予想 > 18位  結果 > 31位 )

 最初はベスト10内に予想していたのを最終的には18位予想にまで下げたのですが、結果的にはもう少し下げてもよかったですねェ

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 我々は、みな孤独である / 貴志祐介 
 ( 予想 > 19位(未読)  結果 > 110位 )

 寡作ながら発表した作品は高い確率でランクインする貴志祐介による、探偵が登場する作品ということで、未読ながら20位以内に予想してみたのですが....

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 DASPA 吉良大介 / 榎本憲男 
 ( 予想 > 20位  結果 > 35位 )

 榎本憲男は“巡査長 真行寺弘道シリーズ”が2年連続で30位台に入っているので、このシリーズより警察小説要素が強い本作なら20位以内もありえるのではないかということからのギリギリ20位ランクイン予想でした

 そしたらやっぱり今年も30位台でしたが、ただ“巡査長 真行寺弘道シリーズ”の最新作よりも本作の方が上の順位になるという予想は当たっていたのでその点は満足です

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 というわけで、まずは「このミス2021年版」のランキング(順位)予想」の反省を<総論編>、<各論編>と分けて書いてみました

 そして続きまして、「このミス2021年版」としては最後の反省会となります、「ランクイン作品を事前に読んでしまおう!<反省会>」を書いてみたいと思います

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 【「このミステリーがすごい!2021年版」関連記事】

  > 「このミステリーがすごい!2021年版」ランキング(順位)予想 (19.11.29)

  > 「このミス2021年版」のベスト10作品をみんなで予想しよう! (20.10.11)

  > 「ミステリが読みたい!2021年版」 (20.11.25)
  > 「週刊文春ミステリーベスト10(2020年)」 (20.12.3)
  > 「このミステリーがすごい!2021年版」 (20.12.3)
  > 「2021 本格ミステリ・ベスト10」 (20.12.7)

  > 「このミス2021年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編> (20.12.4)
  > 「このミス2021年版」ランキング(順位)予想 <反省会・各論編> (20.12.6)

  > ミステリー・推理小説総合ランキング(2020年) (20.12.9)


  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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