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2018年4月29日 (日)

『サハラの薔薇』 下村敦史 > 「このミス」完全読破 No.1011

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.1011

 『サハラの薔薇』 下村敦史

   「このミス」2019年版 : ?位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読了日 : 2018年3月17日

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2017年12月>

サハラの薔薇サハラの薔薇
下村 敦史

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 考古学者の峰隆介は、エジプトで数千年前のものと思われる石棺を発掘するも、中から現れたのは死後数ヶ月も経っていないであろう何者かのミイラ。

 しかも、エジプト考古省からミイラの調査を禁じられたと思ったら、そのミイラは直後に武装グループによって強奪され、滞在しているホテルの部屋で峰が強盗に襲われるなど、不穏な出来事が連続して勃発。

 さらには、峰が乗っていたフランス行きの飛行機が砂漠の真ん中で不時着してしまい.....。
 
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 そこからは、他の搭乗者たちと共に行う命懸けのサバイバルが描かれていくのですが、広大な砂漠で、食料も水もわずかしか持っておらず、昼夜の寒暖差は激しく、オアシスの位置もわからないという極限状態なので、かなり過酷なサバイバルとなっています。

 しかも、搭乗者たちは皆(主人公も含めて)癖の強い面々なうえに、その多くが(主人公を疑心暗鬼にさせるような)重大な秘密を抱えているのでかなり謎めいていますし、(砂漠が舞台ならではの生死を賭けた選択以外にも)襲撃者との激しい逃亡&迎撃戦があるなど、全編に渡ってスリル溢れるアクション&サスペンスが迫力満点に繰り広げられていくのですね。

 なので、社会派ミステリの印象が強い著者としては驚くほどに直球でエンタメ全開の冒険アクション(サスペンス)となっているものの、そこはやはりそれだけでは終わらず、終盤になって明らかになる真相には社会派なテーマやメッセージが込められていました(巻末の参考文献を先に見てしまうとこの部分のネタバレとなってしまうのでご注意を)。

 そんな感じで新境地として見事に成功した冒険小説となっているとはいえ、アフリカの地での逃亡・迎撃戦といえば思い浮かぶであろう月村了衛のNo.782「土漠の花」と比べてしまうと冒険小説としての迫力や圧倒感やスピード感や物語性などで劣ってしまうので、あくまで社会派なテーマも盛り込んだ“下村敦史ならではの冒険アクション小説”として楽しむべき作品ですし、そうすればエンタメ要素の詰め込まれた冒険活劇を素直に堪能できるのではないでしょうか。


> 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆

 * 個人的評価は、減点方式ではなく加点方式となっています
   (★の数が少なくても面白くなかったということではありません)
  個人的評価の詳しい説明・評価基準は
  「このミス」完全読破 説明&読破本リストにてご確認ください


  【 “下村敦史”関連記事 】

  > No.1026 「黙過」
  > No.1011 「サハラの薔薇」
  > No.0848 「生還者」
  > No.0816 「叛徒」
  > No.0783 「闇に香る嘘」


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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