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2017年12月18日 (月)

「このミス2018年版」ランクイン作品を事前に読んでしまおう!<反省会>


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『このミステリーがすごい!』編集部

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 前回は「このミス2018年版」ランキング(順位)予想の反省を<総論編><各論編>の2回に分けて書いてみましたが、今回は、“「このミス2018年版」にランクインしそうな対象作品を予測し事前に読むこと”自体の反省を行う“「このミス2018年版」ランクイン作品を事前に読んでしまおう!<反省会>”を書いてみたいと思います

 と、その前に説明を加えますと、「このミス」の予想をするにあたって、自分が読んだ作品のみをその対象としました

 つまり、“ランクインしそうだな~”と思っていても読んでいなければ予想に入れていないので、“事前に読んだか読んでいないか”というのは、予想するのにとても重要になってくるわけなのですね

 なので、それに対する反省も、来年の予想の的中率を高めるためには、非常に重要となるのです

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 それではまず、「2018年版」で20位以内にランクインした20作品のうち、どのくらいの作品を事前に読んでいたのか、見てみましょう。

 ○:事前に読んでいた作品
 ●:チェックしていたけれど(時間がなくて)読めなかった作品
 ▲:チェックしていたけれど、入らないだろうと思って読まなかった作品
 ×:全くノーマークだった作品

 * タイトル部分のリンク先は、Amazonの詳細ページ

  01位 : ○ 屍人荘の殺人 / 今村昌弘  <感想記事はこちら> 
  02位 : ● ホワイトラビット / 伊坂幸太郎
  03位 : ○ 機龍警察 狼眼殺手 / 月村了衛
  04位 : ○ ミステリークロック / 貴志祐介  <感想記事はこちら>
  05位 : ▲ いくさの底 / 古処誠二

  06位 : ○ 狩人の悪夢 / 有栖川有栖  <感想記事はこちら>
  07位 : ▲ 遠縁の女 / 青山文平  <感想記事はこちら>
  08位 : ○ かがみの孤城 / 辻村深月
  09位 : ○ 盤上の向日葵 / 柚月裕子
  10位 : ● 開化鐵道探偵 / 山本巧次

  11位 : ○ ブルーローズは眠らない / 市川憂人
  12位 : ● 地獄の犬たち / 深町秋生
  13位 : ○ あとは野となれ大和撫子 / 宮内悠介
  14位 : ○ タフガイ / 藤田宜永  <感想記事はこちら>
  15位 : ▲ 鮎川哲也探偵小説選 / 鮎川哲也

  16位 : ● 帝都大捜査網 / 岡田秀文
  17位 : ○ いまさら翼といわれても / 米澤穂信  <感想記事はこちら>
  18位 : ○ マツリカ・マトリョシカ / 相沢沙呼
  18位 : ▲ 天上の葦 / 太田愛
  18位 : ○ 月の満ち欠け / 佐藤正午

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 というわけで今年の読み逃しは8作品でした。

 2009年版が8作、2010年版が4作、2011年版が6作、2012年版が4作、2013年版が2作、2014年版が3作、2015年版が5作、2016年版が4作、そして昨年の2017年版が6作の読み逃しだったので、今年は歴代最多タイを記録してしまいました....

 ただ、今年は例年と比べて読書に費やす時間が取れず、実際に昨年より20作近くも対象読了本が少なかったですし、11月に怒涛の勢いで読んだことによりなんとか30位まで予想を出すことが出来たくらいなので、まあランクイン作品のうち半分以上は読み終えていたということで今年に限ればこれでも及第点かなとも思うのですよね

 それでも読む本選びさえ的確であればもっと読み逃し作品数を減らすことはできましたし、来年以降もパーフェクトを目標とすることには変わりないので、8作品を何故に読み逃してしまったのかをきちんと検証して、来年の「このミステリーがすごい!2019年版」で“ランキング発表前にランクイン全作品読破済み”の達成に少しでも役立たせてみましょう

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 まず「●:チェックしていたけれど(時間がなくて)読めなかった作品」ですが、今年は「ホワイトラビット」(伊坂幸太郎)、「開化鐵道探偵」(山本巧次)、「地獄の犬たち」(深町秋生)、「帝都大捜査網」(岡田秀文)の4作

 この4作に関しては“時間があれば読んでいた”という理由で共通しているものの、ただ優先順位を下げてしまった理由はそれぞれあるため、それを書いてみたいと思います


 「ホワイトラビット」は、まあ「このミス」の予想をするうえで伊坂作品の新作を読むことは最低限ともいえるものの、この作品は(対象作品発売の締め切りに近い)9月に刊行されたこと、そしてそのわずか2ヶ月前の7月にも新作のNo.982「AX アックス」が発売されていて、しかも前2作がいずれもベスト20入りを果たしているシリーズの新作なのでランクインの有力候補であること、そして実際に本作を手に取ってみたら意外とページ数が少なかったのでランクインするタイプではないのかな?と思ったことなどから、優先順位を下げてしまいました

 そもそも伊坂作品は、ネットでの評判を探ってみても、それが物語的に高評価なのかミステリ的に高評価なのかが分かりにくく、実際に読んでみなければ「このミス」向きの作品なのかどうか判別しにくいのです

 ただそれでも「このミス」2位を始め、「文春」3位、「本ミス」「早ミス」8位と全てのランキングで上位に入ったわけなので言い訳になってしまいますし、それだけの評価を受けた作品なのでランキング(高評価)が出る前に読みたかったという後悔もありますねェ


 「開化鐵道探偵」は、評論家等の評価が高そうだったので読みたいとは思っていたものの、実績ない作家であることや地味めな題材であることから優先順位を上げにくく、しかも同じミステリ・フロンティアから発売されてこちらも評判が良かったNo.987「Y駅発深夜バス」(青木知己)と印象が被っていて、そちらを先に読み終えたことで(ある程度満足してしまったのかわからないけれど)さらに優先順位が下がってしまいました

 そんな“出来れば読みたいけれど積極的に読もうというほどでもない”といったタイプの作品の場合、図書館を利用することにより読む確率がアップしたりもするのですが、本作の場合は地元(横浜市)の図書館では入荷すらしていなかったのですよね.....


 「地獄の犬たち」は、評判も良かったし出来れば読みたかったですし、普通であれば読んでいた作品なのですが、深町作品は『ドッグ・メーカー -警視庁人事一課監察係 黒滝誠治-』が8月、本作が9月、『死は望むところ』が10月と、3ヶ月連続で新作が発売されたのです

 それでも唯一の単行本(他の2作はいきなり文庫で発売)の本作が一番有力だと考えたとはいえ、それ(単行本の価格)ゆえに少々手を出しにくかったですし、それなりに評判が良い感じだった近作にあまり票が入っていなかったことも優先順位を下げる要因となりましたね(春頃までに出ていれば確実に読んだのですが.....)


 「帝都大捜査網」は、終盤でのサプライズなど評判が良かったので読みたかった作品ですが、「本ミス」5位、「早ミス」10位、「文春」14位と各ランキングで高評価を得たNo.785「黒龍荘の惨劇」でさえ「このミス」では21位止まりだったことから、“「本ミス」ではランクインがあっても「このミス」ではないんじゃないかな~”と思って優先順位を下げてしまいました

 そして結果が出てみれば、「本ミス」では30位にも入らず(他のランキングでも未ランクイン)、「このミス」で初のランクインを果たすのだから、分からないもんですねェ

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 次に「▲:チェックしていたけれど、入らないだろうと思って読まなかった作品」ですが、今年は「いくさの底」(古処誠二)、「遠縁の女」(青山文平)、「鮎川哲也探偵小説選」(鮎川哲也)、「天上の葦」(太田愛)の4作。


 「いくさの底」は、結果が出てみれば“そういえば確かに好評なようだったな~”と思えるのですが、8月発売だったこともあってか、各ランキングで上位に入るほどの高評価であると自分の耳にまでまだ届いていませんでした(単に見逃していただけでしょうけど.....)


 「遠縁の女」は、これはまず昨年に発売された同著者による『半席』について説明しなければならないのですが、「このミス」4位で「本ミス」「文春」にもランクインしたこの作品を読んでいなかったどころか全くのノーマークだったのです.....

 そして今年の新作である本作も、時代小説ながらミステリ的な要素が含まれているということでチェックはしていたものの、『半席』を購入しながら読んでいなかったので(続編というわけではないのだけれど)本作の方にも手が伸びませんでしたし、やはり昨年の『半席』が“ミステリ以外のジャンルを書いて来て「このミス」で一度も40位以内にさえ入ったことのない作家によるいきなり高順位にランクインした作品”ということで“この作品だけが例外的に「このミス」の守備範囲に入ってきたのではないか”という意識があったのかもしれません

 同じ作家の作品により2年連続で反省しないといけないのは本当に情けないことなので、“「このミス」完全読破”の記念すべき1000冊目として読む直前だった作品を急遽取りやめて、1001冊目以降に向けた反省の意を込めて『半席』を読むことにしました


 「鮎川哲也探偵小説選」は、近年は高くても20位台止まりだったもののそれ以前は毎年1作ペースでランクインしていた復刻版選集で、本作は鮎川哲也による未刊&未完作が収録されているということもあってランクインしてもおかしくないなと思っていました

 しかし、復刻版選集は、年に数冊の割合で発売されているうえにそれぞれの作品集の文学(ミステリ史)的価値がどのくらいのものなのか自分には分かりにくいですし、一冊あたりの分量が結構あることから、“復刻版選集はランクインしたら読む”と決めていたので、本作を事前に読んでいなかったのはまあ仕方ないことなのですね


 「天上の葦」は、これまた評判の良さから読みたいと思っていて、春頃までは読む優先順位も高めでしたが、シリーズ前作であり代表作であった『犯罪者 クリミナル』や『幻夏』に票がほとんど入っていなかったことから、“やはりランクインはないかな”と心変わりしてしまいました.....

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 そして「×:全くノーマークだった作品」ですが、今年はありませんでした

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 以上の反省を踏まえたうえでの来年に向けた対策・秘策としては、いつも書いているように“7月までに発売された有力候補作品はなるべく7月までに読み終え、8~10月は発売直後の候補作品をなるべく多く読み漁るべき”なのと、あとは読む候補作品を選ぶ際の勘(選択眼)をもう少し冴えさせないといけませんね

 それと“「このミス」完全読破”全体の反省としては、一昨年から感想記事の更新がかなり滞ってしまっているので、それをなるべく早く消化しつつ、2019年版対象作品は“読んだらすぐに更新”を心がけていきたいと思います。


 というわけで今年も3回に渡って反省してみましたが、この反省を活かして読む本を選ぶ精度を上げ、予想の方も的中率を上げたいですね

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