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2017年1月16日 (月)

『いまさら翼といわれても』 米澤穂信 > 「このミス」完全読破 No.942

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.942

 『いまさら翼といわれても』 米澤穂信

   「このミス」2018年版 : 17位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「週刊文春ミステリーベスト10」 8位
              「ミステリが読みたい!」 11位
              「本格ミステリ・ベスト10」 16位

   読始:2017.1.9~ 読終:2017.1.13

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2016年11月>

いまさら翼といわれてもいまさら翼といわれても
米澤 穂信

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 『氷菓』、『愚者のエンドロール』、『クドリャフカの順番』、No.365「遠まわりする雛」No.366「ふたりの距離の概算」に続く、“〈古典部〉シリーズ”の6作目です。

 前作から6年ぶりという待望のシリーズ新作ですが、その間にはテレビアニメ化されてこちらも人気となっているので、ミステリ好き、ラノベ好きに加えてアニメ好きの人にも高く評価されるようになり、さらなる幅広い人気を誇るシリーズとなっているのですね。

 なお、本作からいきなり読んでも問題なく楽しむことが出来るとは思いますが、本作の内容的に主要人物たちのパーソナルな部分を(過去作の物語の中で)知っていた方がより心に響くものがあるだろうことから、(1~3作目を未読な自分が言うのもなんですが)出来るだけ1作目から順に読むことをお薦めします。

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 というわけで本作ですが、「箱の中の欠落」「鏡には映らない」「連峰は晴れているか」「わたしたちの伝説の一冊」「長い休日」「いまさら翼といわれても」の6編を収録。

 今回は古典部メンバー4人が高校2年生の6~7月の時期の話が並んでいまして、各話を通しての印象としては、(それぞれで比重が異なるとはいえ)4人の過去が明らかにされたり、未来に向けての重要なターニングポイントとなる出来事が起きるなど、過去と未来を照らすことによって現在における4人の変化や成長を浮き上がらせているように感じました。

 その中には、主人公である折木が「やらなくてもいいことなら、やらない」をモットーとすることになったきっかけが語られたり、ある人物の人生をも左右する急展開が起きたりするので、シリーズ愛読者であるほど興味深く感じられるだろうし、早くこの続きが読みたくなってしまうこと間違いなしです。

 社会派要素のあったNo.828「王とサーカス」No.872「真実の10メートル手前」、大人向けミステリの味わいがあるNo.748「満願」などの近著と比べてしまうと、やはり(シリーズの特性からして仕方ないのですが)ライトな読み応えとなっているものの、それでもミステリ要素で物語を盛り上げる巧みさやほろ苦い後味など米澤作品の魅力を堪能できる話揃いなので、シリーズ過去作を読んだことがないという人でも心に響くものがあるだろうし、“ぜひとも1作目から読んでみよう”と思うのではないでしょうか


> 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆

 * 個人的評価は、減点方式ではなく加点方式となっています
   (★の数が少なくても面白くなかったということではありません)
  個人的評価の詳しい説明・評価基準は
  「このミス」完全読破 説明&読破本リストにてご確認ください


  【 “米澤穂信” 関連記事 】

  > No.942 「いまさら翼といわれても」
  > No.872 「真実の10メートル手前」
  > No.828 「王とサーカス」

  > No.817 「さよなら妖精」
  > No.777 「ミステリマガジン700 【国内篇】」
  > No.748 「満願」
  > No.622 「リカーシブル」
  > No.402 「折れた竜骨」

  > No.366 「ふたりの距離の概算」
  > No.365 「遠まわりする雛」
  > No.315 「蝦蟇倉市事件2(街角で謎が待っている)」
  > No.250 「秋期限定栗きんとん事件」
  > No.227 「追想五断章」

  > No.140 「儚い羊たちの祝宴」
  > No.076 「インシテミル」
  > No.044 「ボトルネック」
  > No.040 「夏期限定トロピカルパフェ事件」
  > No.039 「春期限定いちごタルト事件」


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