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2016年12月 6日 (火)

『許されようとは思いません』 芦沢央 > 「このミス」完全読破 No.912

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.912

 『許されようとは思いません』 芦沢央

   「このミス」2017年版 : 5位

   受賞(候補) : (「吉川英治文学新人賞」 候補)
            (「日本推理作家協会賞〈短編部門〉」
               候補作 『許されようとは思いません』 収録)

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「エアミス研ミステリランキング」 4位
              「週刊文春ミステリーベスト10」 7位
              「ミステリが読みたい!」 7位
              「本格ミステリ・ベスト10」 13位

   読始:2016.9.17 ~ 読終:2016.9.23

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2016年6月>

許されようとは思いません許されようとは思いません
芦沢 央

新潮社 2016-06-22
売り上げランキング : 10080

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 「許されようとは思いません」「目撃者はいなかった」「ありがとう、ばあば」「姉のように」「絵の中の男」の5編を収録した短編集です。

 各話に繋がりのないノンシリーズ短編集ですが、共通したテーマ性のようなものがあって、それは登場人物の一人が精神的にも状況的にも追い込まれていく、というものです。

 となればイヤミスのようではありますが、もちろんその側面もあるものの、サスペンス的な展開や毒々しい狂気で強烈なまでに読者を惹き込み、ミステリ的な謎で効果的に演出することでさらに読者を虜にし、しかもそれらの要素が物語に自然と溶け込んでいるなど、単なるイヤミスでは終わない面白さがあるのです。

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 そしてもう一つの特徴として、いずれの短篇にもラストで(どんでん返しというか)驚愕を誘う新事実が明かされるという仕掛けがありまして、これがないまま終ったとしても短編小説として充分に満足できる内容であるのに、この仕掛けによってそれまで繰り広げられて来た物語に衝撃や驚きが加わりさらなる面白さを生み出しているのですね。

 しかも、読む人によってベストの話が大きく分かれそうなほどに、各話の物語のバリエーションが豊富なうえにどの作品も短編としてレベルが高いですし、故・連城三紀彦作品を思わすような作風を堪能出来たりもするので、2016年を代表する短篇集であることは間違いないでしょう。


> 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆

 * 個人的評価は、減点方式ではなく加点方式となっています
   (★の数が少なくても面白くなかったということではありません)
  個人的評価の詳しい説明・評価基準は
  「このミス」完全読破 説明&読破本リストにてご確認ください


  【 “芦沢央” 関連記事 】

  > No.1033 「火のないところに煙は」
  > No.0912 「許されようとは思いません」


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