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2016年11月25日 (金)

『私の消滅』 中村文則 > 「このミス」完全読破 No.919

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.919

 『私の消滅』 中村文則

   「このミス」2017年版 : 投票数0

   受賞(候補) : 「Bunkamuraドゥマゴ文学賞」受賞

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2016.10.9 ~ 読終:2016.10.11

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2016年6月>

私の消滅私の消滅
中村 文則

文藝春秋 2016-06-18
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 「このページをめくれば、あなたはこれまでの人生の全てを失うかもしれない」

 という不気味で衝撃的な一文から始まる作品です。

 この台詞を言われているのは読者なのか登場人物なのかそれ以外のものなのか、言っているのは作者なのか登場人物なのかそれ以外のものなのか、その正体は読んでみてからのお楽しみ、ということで。

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 そんなインパクトある文章から始まる物語は、主人公らしき人物が何やら切羽詰まった状況に追い込まれていて、しかもその人物自身もそんな自分の状況があまりよくわかっていない中で予期せぬ展開が次々と起きていきます。

 しかも手記という形で過去に起きたらしき話も平行して語られていくため、とにかく序盤は謎という名の暗雲に迷い込んでしまったかのような読み心地を読者は味わうことに。

 そして次第に暗雲が立ち退き物語の真の姿が現れてくると、実際に起きた超有名事件の考察を交えつつ脳科学や精神医学などを用いて人間の奥底にうごめく心理や狂気をさらけ出していくという、著者ならではの作品世界が繰り広げられていくのですね。

 そんな純文学的テーマ性はミステリ/サスペンス的な手法•仕掛けで描かれることにより読者を圧倒するほどの得体の知れぬ凄みを感じさせますし、ミステリ/サスペンス的な手法•仕掛けも(取って付けた感じではなく)なかなか本格的なのでいくつもの驚きや衝撃を効果的に生み出しているので、もちろん作風的にも好き嫌いは激しく別れるでしょうが、200ページに満たない分量だとは信じられないほどの読み応えを味わえるのではないでしょうか。


> 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆

 * 個人的評価は、減点方式ではなく加点方式となっています
   (★の数が少なくても面白くなかったということではありません)
  個人的評価の詳しい説明・評価基準は
  「このミス」完全読破 説明&読破本リストにてご確認ください


  【 “中村文則” 関連記事 】

  > No.919 「私の消滅」
  > No.831 「あなたが消えた夜に」
  > No.804 「教団X」
  > No.705 「去年の冬、きみと別れ」


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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