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2016年5月23日 (月)

『教場2』 長岡弘樹 > 「このミス」完全読破 No.886

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.886

 『教場2』 長岡弘樹

   「このミス」2017年版 : 62位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2016.5.16~ 読終:2016.5.18

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2016年2月>

教場2教場2
長岡 弘樹

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 No.667「教場」に続くシリーズの2作目です。

 その前作は、「週刊文春ミステリーベスト10」で1位、「このミス」で2位、「ミステリが読みたい!」で4位、「本屋大賞」で6位と各ランキングで軒並み上位に入り、2013年を代表するミステリ作品&警察小説の一つとなりました。

 それでやはりシリーズものなので1作目から順に読んでいくのが最良の読み方ですが、前作も本作も連作要素のある短篇集ですし、前作は警察学校の初任科第98期短期課程の学生の物語だったのに対し、本作は第100期短期課程の学生の物語と年度が異なっていることもあり、本作から読んでも問題なく楽しむことが出来るでしょう。

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 というわけで本作ですが、「創傷」「心眼」「罰則」「敬慕」「机上」「奉職」の6話からなる連作集です。

 警察小説というのは、元々は刑事が主役を務める作品の事を(主に)指していましたが、横山秀夫が刑事以外の警察官にスポットを当てた傑作を次々と発表したことにより、警察小説として描くことの出来る物語の可能性が大きく広がり、それをきっかけとして現在まで長く続く“警察小説ブーム”が生み出されることになりました。

 そんな“警察小説”というジャンルの中にあって、警察学校という今までありそうでなかった(あったとしても世に知られた作品はなかった)舞台を選んで警察小説の新たな魅力を作り出し高く評価されたのが前作で、本作も前作と同様に他の警察小説とは異なる魅力を味わえる警察学校小説となっています。

 学校とはいえ“警察学校”なので、授業の内容や(普段の行動に対する)規則はかなり厳しくて過酷な寮生活となりますし、そんな精神的にも肉体的にも極限となる状況において魂が震えるような人間ドラマが繰り広げられ、ミステリ的な演出により(読み手にアッと言わせる)インパクトが作られるなど、やはり警察学校が舞台だからこその警察小説としての読み応えやミステリ作品としての面白さがありました。

 そして前作と比較してみますと、前作は章ごとにクライマックスで結構ショッキングな展開が待ち受けていて、それを活かした連作ならではの構成となっていたのに対し、本作ではそこまで衝撃的で派手な展開はなく(前作と比べれば)地に足のついた物語が描かれていきますし、連作としての繋がりも前作ほど強くなかったように思います。

 そのため、前作におけるエグい演出が苦手だったり、そんな演出によって物語にリアリティが欠けたように感じられ興醒めしてしまったという人は本作の方が楽しめるだろうし、逆にそういった演出が好きだった人は(前作と比べると)物足りなさを覚えてしまいそうなので、“前作の方が好き派”と“本作の方が好き派”で大きく分かれそうな感じですね。


> 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


 ☆☆★★★ : 本格ミステリ度
 ☆☆★★★ : ビックリ驚愕度
 ☆☆☆★★ : 熱アクション度
 ☆☆☆★★ : 鬼畜グログロ度
 ☆☆★★★ : 主キャラ魅力度
 ★★★★ : 人間味ドラマ度
 ☆☆☆★★ : 感涙ウルウル度
 ☆☆☆★★ : 下ネタエッチ度
 ☆☆☆★★ : 衝撃バカミス度
 ★★★★ : 気軽に読める度

 * 個人的評価は、減点方式ではなく加点方式となっています
   (★の数が少なくても面白くなかったということではありません)
  <個人的評価&項目別評価>の詳しい説明・評価基準は
  「このミス」完全読破 説明&読破本リストにてご確認ください


  【 “長岡弘樹” 関連記事 】

  > No.886 「教場2」
  > No.733 「波形の声」
  > No.667 「教場」
  > No.287 「傍聞き」


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