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2015年12月18日 (金)

「この“ランク外作品”がすごい!2016年版」

このミステリーがすごい! 2016年版このミステリーがすごい! 2016年版
『このミステリーがすごい!』編集部

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 「このミステリーがすごい!2016年版」が発売され、ランキングが発表されたということで、これからランクイン作品を読んでみようと思っている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

 2015年に発売された大量のミステリ&エンタメ作品の中から、読書のプロたちが選んだ作品がズラリと並んでいるわけで、まあ好みの問題はあるとはいえ面白い作品揃いなのは間違いないでしょう。

 しかし、だからといって“ランクインした作品は面白く、ランクインしなかった作品はつまらない”というわけでは決してなく、ランクインを逃した21位以下(今年は19位に4作品が並んだので23位以下)の作品の中にも傑作が数多く秘められているのですね。

 なのでここは、そんなランク外だった作品の中から読んでおくべきお薦めの作品を何点か紹介してみたいと思います。

 なお選んだ基準は、自分が面白いと思った作品ではありませんでして、「このミス」でランクインまであと一歩だった作品(具体的には“23位以下の作品<20点以上>”の欄に掲載された作品)の中から、他のミステリランキング誌ではランクインした作品(「本ミス」は30位以内、「文春」「早ミス」は20位以内)、および「黄金の本格ミステリー(本格ミステリー・ワールド)」選出作品をピックアップしました。


 「このミス」 ・・・・ このミステリーがすごい!
 「本ミス」 ・・・・ 本格ミステリ・ベスト10
 「文春」 ・・・・ 週刊文春ミステリーベスト10
 「早ミス」 ・・・・ ミステリが読みたい!
 「黄金」 ・・・・ 黄金の本格ミステリー選出(本格ミステリー・ワールド)


 * 作品名部分のリンク先は、「Amazon」の詳細ページです

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   槐(エンジュ) / 月村了衛  <<当ブログ感想記事>>

  ( このミス:23位 )

 本作はどのミステリランキング誌にもランクインしていないのですが、やはり「このミス」でわずか1点差の次点になった作品なので、例外的に紹介いたしましょう(ちなみに「このミス」で次点の作品が他のランキング誌でランク外だったのはこれで3年連続なので、“例外”というより“恒例”といった感じです)。

 部活の野外活動としてキャンプ場にいた中学生たちが半グレ集団に襲撃され、命の危機にさらされながらも反撃を試みていくという、怒涛の迫力が物語を突き抜けていくノンストップ・エンタメ・アクション作品です。

 ちなみに今年の月村作品は、No.844「影の中の影」が12位にランクイン、本作が次点(23位)、『機龍警察 火宅』が32位と3作品全てが35位以上に入ったので、昨年は2作ダブルベスト10だったことを考えても「このミス」でのこの安定感は凄すぎですね。

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   ビッグデータ・コネクト / 藤井太洋  <<当ブログ感想記事>>

  ( このミス:23位、 文春:17位、 早ミス:15位 )

 昨年発売のNo.744「オービタル・クラウド」は国内SFの主要三冠を制しましたが、今年はIT要素満載の捜査エンタメと強烈なキャラクターが魅力的なサイバー警察小説である本作で、(「このミス」でもわずか1点差の次点となるなど)『オービタル・クラウド』とはまたタイプ(ジャンル)の違った高評価を受けました。

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   星読島に星は流れた / 久住四季  <<当ブログ感想記事>>

  ( このミス:26位、 本ミス:10位、 早ミス:17位 )

 ラノベ系作家が初めて一般レーベルから発売した作品ですが、隕石の降る島という幻想感のある舞台にて、丁寧で端正で正統派なミステリ劇が繰り広げられていくという、まさに“良品”という言葉が似合うような本格ミステリ作品でした。

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   中野のお父さん / 北村薫

  ( このミス:28位、 本ミス:21位、 文春:15位 )

 出版界が舞台だからこその謎を編集者の父が鮮やかに解決するという、“日常の謎”ミステリの第一人者ならではの安楽椅子探偵系ミステリ連作集です。

 ちなみに、“(円紫さんと私〉シリーズ”17年ぶりの新作となった『太宰治の辞書』は一つ上の順位(27位)でした。

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   教団X / 中村文則  <<当ブログ感想記事>>

  ( このミス:34位、 文春:20位、 早ミス:20位 )

 テレビ番組『アメトーーク!』の“読書好き芸人”にて(直後に『花火』で芥川賞を受賞することになる)ピース・又吉直樹らに大絶賛された影響もあって大きな話題となった今年を代表する純文学作品ですが、ミステリ系のランキングでも高い評価を受けたことからもそのジャンルの枠を超越した規格外な魅力が窺えますね。

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   ナオミとカナコ / 奥田英朗  <<当ブログ感想記事>>

  ( このミス:35位、 文春:20位 )

 (本来なら忌み嫌うべき)犯罪者側の人物に感情移入してドキドキハラハラさせられてしまうこと必至な、極上のドラマ性をも味わえる犯罪サスペンスです。

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   虹の歯ブラシ 上木らいち発散 / 早坂吝  <<当ブログ感想記事>>

  ( このミス:35位、 本ミス:11位 )

 昨年にはメフィスト賞を受賞したNo.773「○○○○○○○○殺人事件」がデビュー作ながらミステリランキングで軒並み上位入りするなど高い評価を受けましたが、デビュー2作目にしてシリーズ2作目となる本作もエロミス&バカミス全開で前作に負けず劣らずのぶっ飛び具合でした。

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   化石少女 / 麻耶雄嵩  <<当ブログ感想記事>>

  ( このミス:42位、 本ミス:16位 )

 探偵役とワトソン役それぞれのキャラクターや関係性を(通常のミステリ作品とは異なる)歪な設定にすることで本格ミステリ的な遊び心や衝撃を生み出すという、麻耶作品だからこその刺激的な企みに満ちた学園青春ミステリ作品です。

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   惑星カロン / 初野晴

  ( このミス:47位、 本ミス:28位 )

 発売予定が次々に延期していくことが最早恒例行事となっている、(来年のアニメ化も決定済みの)大人気吹奏楽青春ミステリ“ハルチカシリーズ”の5作目です。

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 【「このミステリーがすごい!2016年版」関連記事】

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  > 「このミス2016年版」ランキング(順位)予想 <反省会・総論編> (15.12.10)
  > 「このミス2016年版」ランキング(順位)予想 <反省会・各論編> (15.12.11)
  > 「このミス2016年版」ランクイン作品を事前に読んでしまおう!<反省会> (15.12.14)


  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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