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2015年3月10日 (火)

『ナオミとカナコ』 奥田英朗 > 「このミス」完全読破 No.798

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.798

 『ナオミとカナコ』 奥田英朗

   「このミス」2016年版 : 35位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「週刊文春ミステリーベスト10」 20位
              「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR」
                 (小説ランキング) 27位

   読始:2015.1.12~ 読終:2015.1.13

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2014年11月>

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奥田 英朗

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 奥田英朗は、直木賞受賞作『空中ブランコ』を始めとした“伊良部シリーズ”や、柴田錬三郎賞受賞作『家日和』など、(どちらかといえば非ミステリ系な)エンタメ作品のヒット作を数多く生み出しています。

 ただその一方で、作品間に繋がりはないけれど“泥沼群像劇”という内容の共通点から“漢字二文字シリーズ”とも評される『最悪』、No.018「邪魔」No.249「無理」の3作は全て「このミス」にランクインし、No.154「オリンピックの身代金」は次点の21位(「週刊文春ミステリーベスト10」では8位)となるなど、サスペンス作品はミステリ系のランキングでも評価を得ています。

 そして本作ですが、明らかに後者に当たるような極上サスペンス作品に仕上がっていました。

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 主人公の小田直美は、自分の希望する部署で働くことが出来ずに鬱憤を抱えていて、さらには親友の服部加奈子が夫から暴力を受けていることがわかり、そちらの心配でも気を揉んでいるという穏やかではない状況に。

 しかし自分には重荷と思われた大仕事をやってのけたことから自信と度胸を得るなど心境に変化が起き、しかも仕事に関連して加奈子の夫を殺害する計画を思い付いたため、そこからはサスペンスの度合いがグッと増した展開へと突入していきます。

 直美と加奈子の犯罪計画は素人目に見ても杜撰で穴が目立ちますし、運頼りな面が否めないので、騙し騙されのプロフェッショナルな駆け引きが繰り広げられる犯罪サスペンスを期待してしまうとモヤモヤしてしまうかもしれません。

 とはいえ、読んでいるこちらまで心配してしまうような危なっかしい犯罪計画に加えて、犯罪を計画するのも致し方なしと思わされるような現状が提示されますし、そんな主人公たちの力強く成長していく姿が描かれていくので、(本来であれば忌み嫌うべきであろう)犯罪者側に共感し応援してしまうような状況が自然に作られているのですね。

 それによって、まるで自分もこの犯罪に一蓮托生となって関わっているかのような緊迫感が生み出され、このサスペンス劇をリアルなほどに迫力満点で体感出来てしまうので、犯罪サスペンスならではのスリル溢れるドキドキ感を堪能できると思いますし、犯罪者側への共感度合いが強まる状況を作り上げた時点でサスペンス作品としての大成功が約束されていたといってもいいのではないでしょうか。


> 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


 本格ミステリ度  : ★★      鬼畜グログロ度 : ★★
 ビックリ驚愕度  : ★★       おどろおどろ度 : ★★★
 熱アクション度  : ★★★★    主キャラ魅力度 : ★★★
 恋愛ラブラブ度 : ★★       人間味ドラマ度 : ★★★★
 下ネタエッチ度 : ★★★     感涙ウルウル度 : ★★★
 衝撃バカミス度 : ★★      気軽に読める度 : ★★★

 * 個人的評価は、減点方式ではなく加点方式となっています
  <個人的評価&項目別評価>の詳しい説明・評価基準は
  「このミス」完全読破 説明&読破本リストにてご確認ください


  【 “奥田英朗” 関連記事 】

  > No.798 「ナオミとカナコ」
  > No.450 「純平、考え直せ」
  > No.249 「無理」
  > No.154 「オリンピックの身代金」
  > No.018 「邪魔」


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