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2015年1月29日 (木)

『GIVER(復讐の贈与者)』 日野草 > 「このミス」完全読破 No.790

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.790

 『GIVER』 日野草

   文庫化の際に『GIVER 復讐の贈与者』に改題

   「このミス」2015年版 : 45位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2014.11.28~ 読終:2014.12.3

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2014年8月>

GIVER 復讐の贈与者 (角川文庫)GIVER 復讐の贈与者 (角川文庫)
日野 草

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 「シークエル」「ショット」「ピース・メーカー」「コールド・ケース」「トマス」「ロスト・ボーイ」「ギバー」の7編からなる連作集です。

 中心となる人物は各話で異なるのですが、いずれの人物も過去に負い目を抱えていて、さらに現在進行形で犯罪を企てていたり巻き込まれていたりします。

 そんな彼(彼女)らの前にある一人の少年が現れるところも共通しているのですね。

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 その少年は自らを“復讐代行業者”と名乗り、登場人物たちに(代行者として)復讐を行っていくのですが、この少年は自分でも認めているように心(感情)が欠けているので、復讐対象をためらいもなく精神的にも肉体的にも冷静に冷酷に絶望的に追いつめていくのです。

 しかも復讐の対象となるのはそこまでの復讐を受けても止む無しと誰もが認める悪人だけでなく、逆恨みとしか思えないような復讐であっても仕事として受ければ手を抜かずに遂行するので、“正義の復讐劇”とはなりませんし、少年の薄ら寒い冷酷さがより真に迫って感じられてきます。

 そんな物語を、時系列が逆になる(さかのぼっていく)構成や意外性のある展開などミステリ要素で演出されているのですが、ミステリ的にもサスペンス的にも犯罪小説的にもそこまでガッツリした読み応えがあるわけではないため、そういった部分を期待してしまうと物足りなさを感じてしまうかもしれません。

 ただ、(ガッツリ系としてではなく)空虚な読み味さえ感じさせるようなスタイリッシュさで描かれていく世界観が、心を喪失した少年の物語と絶妙にはまり込んでいて、この作品だからこそ味わえる刺激的で物哀しい雰囲気を生み出しているので、好きな人ならこの作品世界にどっぷりと浸かることが出来るのではないでしょうか。


> 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


 本格ミステリ度  : ★★      鬼畜グログロ度 : ★★★
 ビックリ驚愕度  : ★★       おどろおどろ度 : ★★★★
 熱アクション度  : ★★★     主キャラ魅力度 : ★★★
 恋愛ラブラブ度 : ★★★     人間味ドラマ度 : ★★
 下ネタエッチ度 : ★★      感涙ウルウル度 : ★★
 衝撃バカミス度 : ★★      気軽に読める度 : ★★★

 * 個人的評価は、減点方式ではなく加点方式となっています
  <個人的評価&項目別評価>の詳しい説明・評価基準は
  「このミス」完全読破 説明&読破本リストにてご確認ください


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