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2014年10月24日 (金)

『名探偵登場!』 アンソロジー > 「このミス」完全読破 No.778

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.778

 『名探偵登場!』 アンソロジー

   「このミス」2015年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2014.9.25~ 読終:2014.9.27

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2014年4月>

名探偵登場! (講談社文庫)名探偵登場! (講談社文庫)
筒井 康隆 町田 康 津村 記久子 木内 昇 藤野 可織 片岡 義男 青木 淳悟 海猫沢 めろん 辻 真先 谷崎 由依 稲葉 真弓 長野 まゆみ 松浦 寿輝

講談社 2016-04-15
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 本作には、以下の短編が収録されています。

 筒井康隆    「科学探偵帆村」
 町田康      「文久二年閏八月の怪異」
 津村記久子   「フェリシティの面接」
 木内昇      「遠眼鏡」
 藤野可織    「わたしとVと刑事C」
 片岡義男    「音譜五つの春だった」
 青木淳悟    「捕まえて、鬼平!」
 海猫沢めろん  「三毛猫は電氣鼠の夢を見るか」
 辻真先      「銀座某重大事件」
 谷崎由依    「a yellow room」
 稲葉真弓    「ふくろうたち」
 長野まゆみ   「ぼくの大伯母さん」
 松浦寿輝    「四人目の男」

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 『群像』(2013年12月号)で行われたアンソロジー企画「名探偵登場」を単行本にまとめたのが本作です。

 タイトルが表すように名探偵が登場する話ばかりが集められているのですが、筒井康隆・辻真先と「このミス」ランクイン作家もいるとはいえ、そのほとんどがエンタメ系というよりは文芸系の作家なので、このタイトルと作家とのギャップだけでもかなりのインパクトがあります。

 そんなミステリとは無縁とも言える作家たちが描いていくのは、ただの探偵ではなくホームズ・コロンボ・明智小五郎・鬼平など洋邦の探偵小説を代表する名探偵たちが登場する物語です(イメージだけ引き継いだものなど例外もありますが)。

 とはいえ、“普段は文芸作品を書いている作家が探偵小説の真似事をしてみました~”という内容ではなく、あくまで自分のフィールドの中に探偵を招き入れたうえで探偵小説を作り出しているのです。

 そのため、似たような作品が全くないほどに各作品がそれぞれ独自性の強い光を発していますし、実験的な試みが仕掛けられていたり、ミステリや探偵を小気味よく揶揄していたり、探偵の扱い方も様々であるなど、普通のミステリ系作家が描いたのでは決して生まれ得ないであろう異色の探偵小説が集まったアンソロジーとなったのですね。

 それ故に、本格ミステリ系の謎解き探偵小説を期待して読んでしまうと全く面白味が感じられないかもしれないので、“普段はミステリ小説を書かない作家たちがあえて探偵小説を書く”という企画性と、そんな企画だからこそ生まれた探偵小説の意外性を楽しむつもりで読めば、このアンソロジーでしか味わうことの出来ない探偵小説の魅力を刺激的に堪能できるに違いありません。


> 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


 本格ミステリ度  : ★★★     鬼畜グログロ度 : ★★
 ビックリ驚愕度  : ★★★     おどろおどろ度 : ★★
 熱アクション度  : ★★       主キャラ魅力度 : ★★★
 恋愛ラブラブ度 : ★★       人間味ドラマ度 : ★★
 下ネタエッチ度 : ★★      感涙ウルウル度 : ★
 衝撃バカミス度 : ★★★     気軽に読める度 : ★★★

 * 個人的評価は、減点方式ではなく加点方式となっています
  <個人的評価&項目別評価>の詳しい説明・評価基準は
  「このミス」完全読破 説明&読破本リストにてご確認ください


  【 “辻真先” 関連記事 】

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