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2014年8月 9日 (土)

『この雨が上がる頃』 大門剛明 > 「このミス」完全読破 No.760

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.760

 『この雨が上がる頃』 大門剛明

   「このミス」2015年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2014.7.4~ 読終:2014.7.6

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2013年12月>

この雨が上がる頃この雨が上がる頃
大門 剛明

光文社 2013-12-14
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 大門剛明は、横溝正史ミステリ大賞を受賞したデビュー作「雪冤」を始めとした、重厚な社会派テーマと刺激的なミステリトリックとが絡んだ長編作品を発表しています。

 ただここ最近は、これまでに発表してきた短編作品がちょうど単行本一冊分集まるタイミングのかもしれませんが、短編集(連作集)の刊行が目立ちます。

 しかもその収録作には、日本推理作家協会賞の短編部門候補作に選ばれたり、ミステリ短編の年間傑作選アンソロジーに収録されるなど、高い評価を受けている短編がいくつかあるので、今後“ミステリ短編の名手”として注目を集める可能性は大いにあるのではないでしょうかね。

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 というわけで本作ですが、「この雨が上がる頃」「雨のバースデー」「プロポーズは雨の日に」「密室の雨音」「軍艦橋に降る雨」「記憶と雨とニート」「地検の通り雨」の7編から成る短編集です。

 各作品に繋がりはほぼないものの、同じ雨の一日に起きた出来事である、という裏設定的な繋がりがあったりもします。

 その“出来事”というのがいずれも犯罪が絡んだ事件で、主人公は事件に巻き込まれたり当事者だったりするのですが、やはり社会派作品を手掛けている著者だけあって事件サスペンスとしての読み応えはさすがですし、それが短編らしく洗練されているのも見事です。

 そこにさらにクライマックスではミステリトリックが炸裂して驚愕を誘うのですから、まさにミステリ短編集のお手本とでも言うべき作品なのではないでしょうか。

 とはいえ、こういったどんでん返し系ミステリ短編集の難点ではあるのですが、各話を読み進めるごとに驚きの仕掛けの傾向に勘付きやすくなってしまいますし、個人的には同じ著者の短編集(連作集)としては同年発売のNo.686「ぞろりん がったん」の方が収録作のレベルでも作品全体の完成度でも上だったように感じましたね。


> 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


 本格ミステリ度  : ★★★★   鬼畜グログロ度 : ★★
 ビックリ驚愕度  : ★★★★    おどろおどろ度 : ★★
 熱アクション度  : ★★       主キャラ魅力度 : ★★
 恋愛ラブラブ度 : ★★★     人間味ドラマ度 : ★★★
 下ネタエッチ度 : ★★      感涙ウルウル度 : ★★
 衝撃バカミス度 : ★★★     気軽に読める度 : ★★★★★

 * 個人的評価は、減点方式ではなく加点方式となっています
  <個人的評価&項目別評価>の詳しい説明・評価基準は
  「このミス」完全読破 説明&読破本リストにてご確認ください


  【 “大門剛明” 関連記事 】

  > No.760 「この雨が上がる頃」
  > No.686 「ぞろりん がったん」
  > No.295 「罪火」


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