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2014年4月11日 (金)

『殺意の構図 探偵の依頼人』 深木章子 > 「このミス」完全読破 No.735

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.735

 『殺意の構図 探偵の依頼人』 深木章子

   「このミス」2015年版 : 18位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 9位

   読始:2014.3.30~ 読終:2014.4.1

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2013年12月>

殺意の構図 探偵の依頼人 (光文社文庫)殺意の構図 探偵の依頼人 (光文社文庫)
深木 章子

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 普段は中小企業や個人商店経営者が主な顧客であるいわゆる「街の弁護士」の衣田征夫は、専門外である刑事事件を担当することに。

 弁護する相手である峯岸諒一は、(妻の実父でもある)養父・峯岸巌雄に対する放火殺人容疑により逮捕・起訴された人物。

 頑なに無罪を主張する諒一に対し、弁護側に不利な証拠や証人しか出て来ないため苦戦する中、ある関係者が不慮の事故により急死したことをきっかけに事態は大きく動き出して.....。

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 “ばらのまち福山ミステリー文学新人賞”を受賞したNo.474「鬼畜の家」で2011年にデビューして以来、1年に1冊のペースで順調に作品を発表している深木章子の、2013年末に発売された新作です。

 まず第一章では、弁護士が中心となることもあり法廷ミステリが繰り広げられていくのですが、法廷外において新たな事件が次々と起き状況は目まぐるしく変わっていくため、事件ミステリ色の方が濃い感じですかね。

 続く第二章では事件関係者二人それぞれの過去から現在に至る物語が綴られることでサスペンスとしての読み応えがあり、第三章では事件の真相が探偵により二転三転しつつ明かされて、というように(作品全体を通して)本格ミステリの様々な魅力が詰め込まれています。

 そんな(章ごとに中心人物や演出方法がガラリと変わる)変則的な構成や、登場人物の複雑な関連性、たたみ掛けるように発生していく事件の数々など、読んでいて頭がこんがらがってしまいそうな要素は多いものの、それほど難解にならずにすっきりとした読み味になっているところなどさすがの手腕でした。

 ただ、物語にしてもトリックにしても、飛び抜けた部分や強烈な意外性などはなく優等生的な印象が残るのは相変わらずで、これまでの作品を読んで来た人であればクライマックスでの驚きの展開もある程度予想出来てしまう(想定の範囲内に収まってしまう)可能性は高そうなので、新たな魅力や読み応えを期待しすぎない方が良いかもしれません。

 とはいえ、今回も本格ミステリとしてのレベルが一定以上の水準にあるのは間違いないので、多くの人が本格ミステリの魅力を充分に堪能できる良作といえるのではないでしょうか。

 そんな感じで、作品の完成度が安定して高いながら平均点を大幅に上回る作品はまだ生み出していない(ように感じる)ミステリ作家なので、新作が出る度に心から楽しんではいるものの、“これぞ誰もが認める代表作!”といった作品をそろそろ書いてほしいな~とも思ってしまうのですよねェ(それだけの作品を書くことが出来る実力はすでに持っていると思うので.....)。


> 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


 本格ミステリ度  : ★★★★    鬼畜グログロ度 : ★★
 ビックリ驚愕度  : ★★★      おどろおどろ度 : ★★
 熱アクション度  : ★★       主キャラ魅力度 : ★★★
 恋愛ラブラブ度 : ★★       人間味ドラマ度 : ★★★
 下ネタエッチ度 : ★★       感涙ウルウル度 : ★★
 衝撃バカミス度 : ★★★     気軽に読める度 : ★★★

 * 個人的評価は、減点方式ではなく加点方式となっています
  <個人的評価&項目別評価>の詳しい説明・評価基準は
  「このミス」完全読破 説明&読破本リストにてご確認ください


  【 “深木章子”関連記事 】

  > No.735 「殺意の構図 探偵の依頼人」
  > No.656 「螺旋の底」
  > No.548 「衣更月家の一族」
  > No.474 「鬼畜の家」


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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