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2014年3月22日 (土)

『股旅探偵 上州呪い村』 幡大介 > 「このミス」完全読破 No.731

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.731

 『股旅探偵 上州呪い村』 幡大介

   「このミス」2015年版 : 23位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「この時代小説がすごい!」
                 (文庫書き下ろし編) 6位
               「本格ミステリ・ベスト10」 30位

   読始:2014.3.15~ 読終:2014.3.18

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 文庫本 <2014年2月>

股旅探偵 上州呪い村 (講談社文庫)股旅探偵 上州呪い村 (講談社文庫)
幡 大介

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 最近になって時代小説がまた一段と盛り上がりを見せていまして、昨年には「このミス」の姉妹編ともいうべき「この時代小説がすごい! 2014年版」が発売されたほどです。

 その理由としては、時代小説の傑作が続々と発売されているのはもちろん、他ジャンルで活躍している作家の新規参入などいくつか挙げることが出来ますが、時代小説は文庫オリジナルで発売されることが多いためリーズナブルに気軽に楽しむことが出来る、というのも大きな理由の一つなのではないでしょうか。

 そして本作の作者である幡大介は、文庫オリジナルの時代小説を物凄いハイペースで発表し続けている、時代小説ファンにはお馴染みの作家です。

 ただその一方で、2012年に発売されたNo.581「猫間地獄のわらべ歌」は、時代小説と本格ミステリ(とバカミス)を融合した作風により、「このミス」で13位、「本格ミステリ・ベスト10」では14位にランクインするなど、ミステリ好きの間でも話題になり高い評価も受けました。

 そして本作は、そんな“時代小説×本格ミステリ”作品の第2弾となるのですが、別に登場人物が共通していたり舞台が同じだったりするわけではない(シリーズものではない)ので、本作から読んでも全く問題ありません。

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 「あっしには関わりのねえことでござんす」が口癖の渡世人・三次郎は、ある縁で重い病を抱えていた旅人・清左衛門の最期を看取ることに。

 遺言と遺髪を届けるため、清左衛門の故郷である火嘗村へと辿り着くと、村内で謎めいた殺人事件や怪異的な現象が次々に起こり、三次郎は探偵役を任されることになって.....。

 今回の主人公が渡世人ということで(時代小説おけるサブジャンルの一つである)股旅物となっていますし、ホラー色も幾分強くなっているので、作品全体の雰囲気は前作とはまた少し違うように感じられましたが、時代小説と本格ミステリそれぞれの魅力、さらに両者が融合することで生まれる魅力は、前作と変わらぬものがありました。

 そして、物語中に登場人物たちが突然「名探偵」「トリック」など作中の時代には存在しない言葉を(わざとらしく)使ったり、現代的なミステリ談義を始めるなど、いわゆるメタ・フィクション的な会話を繰り広げるのも前作同様で、(前作ほどはっちゃけてはいないものの)馬鹿馬鹿しいながらも本格ミステリ愛が感じられる遊び心を今回も楽しむことが出来ると思います。

 まあやはりバカミス的なので、真面目に時代小説や本格ミステリを楽しみたいという人だと怒り出してしまいそうな内容ではあるのですが、その部分こそが本作の唯一無二で最大の魅力であるので、前作のメタ&バカミス要素を堪能出来た人には本作も強くお薦めしたいですね(さすがに前作ほどの衝撃度はないかもしれませんが.....)。


> 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


 本格ミステリ度  : ★★★★    鬼畜グログロ度 : ★★
 ビックリ驚愕度  : ★★       おどろおどろ度 : ★★★
 熱アクション度  : ★★★      主キャラ魅力度 : ★★★
 恋愛ラブラブ度 : ★★       人間味ドラマ度 : ★
 下ネタエッチ度 : ★        感涙ウルウル度 : ★
 衝撃バカミス度 : ★★★★★  気軽に読める度 : ★★★

 * 個人的評価は、減点方式ではなく加点方式となっています
  <個人的評価&項目別評価>の詳しい説明・評価基準は
  「このミス」完全読破 説明&読破本リストにてご確認ください


  【 “幡大介” 関連記事 】

  > No.731 「股旅探偵 上州呪い村」
  > No.581 「猫間地獄のわらべ歌」


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