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2014年3月12日 (水)

『江神二郎の洞察』 有栖川有栖 > 「このミス」完全読破 No.727

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.727

 『江神二郎の洞察』 有栖川有栖

   「このミス」2013年版 : 60位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「本格ミステリ・ベスト10」 6位

   読始:2014.2.26~ 読終:2014.3.2

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 単行本 <2012年10月>

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有栖川 有栖

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 No.061「月光ゲーム」No.067「孤島パズル」No.081「双頭の悪魔」No.093「女王国の城」に続く、“学生アリスシリーズ(江神二郎シリーズ)”の5作目にして、シリーズ初の短編集です。

 このシリーズは、これまで発表された長編全てが「このミス」にランクインし、3作目の「双頭の悪魔」は“「このミス」が選ぶ過去10年のベスト20(1998年版で実施)”で15位、“1988年-2008年版 20年のベスト・オブ・ベスト(2008年に発表)”で8位と長きに渡り評価されています。

 さらに4作目の「女王国の城」は「週刊文春ミステリーベスト10」と「本格ミステリ・ベスト10」で1位に輝き、本格ミステリ大賞を受賞しているので、作者の代名詞的なシリーズであり、日本の本格ミステリを代表するシリーズの一つでもあるのですね。

 なおこのシリーズは、長編5作&短編集2作で完結する構想であるようなので、本作が発売されたことで残る新作は長編・短編集共に1作ずつの予定となっています。

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 というわけで本作は、「瑠璃荘事件」「ハードロック・ラバーズ・オンリー」「やけた線路の上の死体」「桜川のオフィーリア」「四分間では短すぎる」「開かずの間の怪」「二十世紀的誘拐」「除夜を歩く」「蕩尽に関する一考察」の9編を収録。

 収録作は、語り部役(ワトソン役)であるアリスが英都大学に入学してから、マリアがEMC(英都大学推理小説研究会)に入会するまでの1年間における短編で、時系列順に並んでいます。

 長編でいうと1作目「月光ゲーム」の前後にあたる時期の話なので、このシリーズ作品を全く読んでいない方は、まず本作の「瑠璃荘事件」「ハードロック・ラバーズ・オンリー」「やけた線路の上の死体」を読み、一旦「月光ゲーム」を読了してから、再び本作の「桜川のオフィーリア」以降を読んで、残りの長編3作に進む、という時系列通りの読み方をしてみるのも面白いのではないでしょうか。

 そして、物語内の時間では1年間であるのに対し、1986年に発表された作者のデビュー短編から本作のための書き下ろしまで26年近くもの製作期間となっている、というのも面白いですね。

 やはり短編集だけあって、長編のように大事件や大騒動は起きないのですが、作中で起きた“日常の謎”に対する推理合戦が行われたり、ミス研ならではの推理小説論議が繰り広げられるなど、短編ならではのミステリ的な読み応えポイントが随所に散りばめられています。

 ただやはりこの短編集の一番の魅力といえば、長編作品では描かれることのなかったEMCのメンバー4人の日常を楽しむことが出来るところでして、ミステリマニアである4人の楽しく微笑ましい掛け合いを心から堪能できるので、シリーズ未読の人でも本シリーズの面白さを味わうことができると思うし、シリーズ既読の人ならばまた1作目から読み返したくなるに違いありません。


> 個人的評価 : ★★★★★ ★☆☆☆☆


 本格ミステリ度  : ★★★★★  鬼畜グログロ度 : ★★
 ビックリ驚愕度  : ★★★      おどろおどろ度 : ★★
 熱アクション度  : ★★       主キャラ魅力度 : ★★★★★
 恋愛ラブラブ度 : ★★       人間味ドラマ度 : ★★
 下ネタエッチ度 : ★        感涙ウルウル度 : ★★
 衝撃バカミス度 : ★★       気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “有栖川有栖” 関連記事 】

  > No.959 「狩人の悪夢」
  > No.853 「鍵の掛かった男」

  > No.727 「江神二郎の洞察」
  > No.677 「論理爆弾」
  > No.503 「真夜中の探偵」
  > No.422 「長い廊下がある家」
  > No.355 「闇の喇叭」

  > No.216 「赤い月、廃駅の上に」
  > No.093 「女王国の城」
  > No.081 「双頭の悪魔」
  > No.067 「孤島パズル」
  > No.061 「月光ゲーム」


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