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2014年3月11日 (火)

『ジャーニー・ボーイ』 高橋克彦 > 「このミス」完全読破 No.712

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.712

 『ジャーニー・ボーイ』 高橋克彦

   「このミス」2015年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2013.12.26~ 読終:2013.12.29

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2013年11月>

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高橋克彦

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 明治11年、上野の西洋料理屋で客の接待係りを務めている伊藤鶴吉は、以前からお世話になっている文化人の岸田吟香に、英語の堪能さと喧嘩の強さを見込まれて、ある仕事を頼まれることに。

 それは、外務省から国賓級の扱いを受けている英国の女性旅行家イザベラ・バードの北海道を目指す一人旅に、護衛を兼ねた通訳として同行してほしい、というもの。

 候補者が数多くいた面接を受け、無事に通訳として雇われ旅立つことになったものの、早速旅の妨害を企む謎の追手が迫って来て.....。

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 というわけで本作は、明治初期を舞台とした歴史小説なのですが、伊藤鶴吉やイザベラ・バードなどメインとして登場するのはいずれも実在した人物ですし、実際に鶴吉はバードの通訳として旅に同行しています。

 それに、その時の様子をバードが『日本奥地紀行』として発表しているので、史実を基にした作品なのですね。

 本作の一番の魅力といえば、鶴吉とバードのやり取りでして、好奇心旺盛でわがまま放題なバードに対し、鶴吉は振り回されつつも(相手が国賓級でありながら)言うべきことはきっちりと言いいますし、初めはお互いに主張を譲らずぶつかることも多かったのが次第に信頼し合う関係になっていくところも微笑ましいです。

 そういった楽しいやり取りだけでなく、(ほぼ全裸で日常を送るなど)まだ文明の行き届いていない地方の村民の生活やその対策が不十分な日本政府に対して批判するバードと、日本人の立場から当時の日本の状況を説く鶴吉の会話から、明治初期における日本(特に地方の村落)の現状が浮かび上がってくるので、歴史学的な読み応えもありました。

 そんな二人の珍道中に、正体不明の追手が次々と現れたり、敵か味方かわからぬ謎の人物が登場したり、迫力あるバトルシーンもあるなど、ドキドキワクワクするようなエンタメ的な演出が絡み合っていますし、史実を基にした歴史ものとはいえ堅苦しい事はなくて楽しく読み進めることが出来るので、「このミス」で票を集めるようなタイプではないものの、多くの人にお薦めしたくなるような時代小説でした。


> 個人的評価 : ★★★★★ ★★☆☆☆


 本格ミステリ度  : ★        鬼畜グログロ度 : ★★
 ビックリ驚愕度  : ★★       おどろおどろ度 : ★★
 熱アクション度  : ★★★★    主キャラ魅力度 : ★★★★
 恋愛ラブラブ度 : ★★       人間味ドラマ度 : ★★★
 下ネタエッチ度 : ★★       感涙ウルウル度 : ★★★
 衝撃バカミス度 : ★★       気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “高橋克彦” 関連記事 】

  > No.712 「ジャーニー・ボーイ」
  > No.650 「ツリー」
  > No.430 「パンドラ・ケース よみがえる殺人」
  > No.411 「竜の柩」


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