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2013年11月 6日 (水)

『ガソリン生活』 伊坂幸太郎 > 「このミス」完全読破 No.695

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.695

 『ガソリン生活』 伊坂幸太郎

   「このミス」2014年版 : 116位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR」
                 (小説ランキング) 7位

   読始:2013.10.17~ 読終:2013.10.20

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2013年3月>

ガソリン生活 (朝日文庫)ガソリン生活 (朝日文庫)
伊坂幸太郎

朝日新聞出版 2016-03-07
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 マツダのデミオ、通称・緑デミは、望月家の自家用車。

 ある日、望月家の長男であるお人好しな大学生・良夫が、頭脳明晰だけど可愛げのない小学生の弟・亨を乗せて緑デミを運転しつつ、地元出身の元女優・荒木翠の噂話をしていたところ、ひょんなことからその荒木翠本人を車に乗せて走ることに。

 何かから逃げている翠を目的地まで送り届けたものの、その直後に翠が自動車事故により死亡していたことを翌日のニュースで知り、そこから望月家はこの騒動に巻き込まれることになって.....。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 というわけで本作ですが、車が語り手となる一風変わった作品です。

 この作品世界では、車同士で会話ができ、車は人間の会話を理解することができるものの、人間には車の声が聞こえないという、ファンタジー感溢れる設定となっています。

 とはいえ、車が勝手に動いたりはせず、車同士で会話する以外は現実に即していますし、展開される物語も、仙台を舞台に、お人好しな人たちが胸糞悪い人間が絡む事件に巻き込まれて、ドタバタ劇を繰り広げながら様々な伏線をきっちり回収して一件落着、という伊坂作品の王道的な内容なのです。

 ただ、車が“読み手の目線”の役割を担うため、人間が車に乗っていなかったり近くにいない場面では(車=読み手には)その詳しい状況や人間の会話がわからないので、そんな(車=読み手にとって)空白の時間が作られることで謎が生み出されますし、車たちは事件や騒動から一歩引いた位置で見守っているため、読んでいる自分もそんな車たちの仲間になった気分で車と同じ位置から物語を見守っているようでもあるのですね。

 なので、この“車が語り手”という設定により、これぞ伊坂作品とも言うべき小粋で心温まる物語を、いつもとは違った角度から楽しむことが出来ると思うので、一見変化球だと思わせながら実は直球であった伊坂作品の魅力を、いつものようにバッターとしてではなくキャッチャーやアンパイアの目線で味わえる作品なのではないでしょうか。


> 個人的評価 : ★★★★★ ☆☆☆☆☆


 本格ミステリ度  : ★★       鬼畜グログロ度 : ★★
 ビックリ驚愕度  : ★★★      おどろおどろ度 : ★★
 熱アクション度  : ★★★      主キャラ魅力度 : ★★★★
 恋愛ラブラブ度 : ★★       人間味ドラマ度 : ★★★
 下ネタエッチ度 : ★★       感涙ウルウル度 : ★★★
 衝撃バカミス度 : ★★★     気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “伊坂幸太郎” 関連記事 】

  > No.809 「火星に住むつもりかい?」
  > No.794 「キャプテンサンダーボルト」
  > No.732 「首折り男のための協奏曲」

  > No.695 「ガソリン生活」
  > No.672 「死神の浮力」
  > No.627 「死神の精度」
  > No.618 「残り全部バケーション」
  > No.612 「夜の国のクーパー」

  > No.528 「PK」
  > No.384 「マリアビートル」
  > No.381 「グラスホッパー」
  > No.367 「バイバイ、ブラックバード」
  > No.312 「蝦蟇倉市事件 1」

  > No.310 「オー! ファーザー」
  > No.289 「SOSの猿」
  > No.125 「ゴールデンスランバー」
  > No.084 「アヒルと鴨のコインロッカー」
  > No.021 「重力ピエロ」


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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