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2013年9月15日 (日)

『論理爆弾』 有栖川有栖 > 「このミス」完全読破 No.677

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.677

 『論理爆弾』 有栖川有栖

   「このミス」2014年版 : 投票数0

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2013.8.19~ 読終:2013.8.21

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2012年12月>

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有栖川 有栖

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 No.355「闇の喇叭」No.503「真夜中の探偵」に続く、“少女探偵「ソラ」シリーズ”の3作目です。

 このシリーズは、太平洋戦争末期を分岐点にして現実世界とは少し違った姿に成長したパラレル日本が舞台となっていて、北海道が独立国家となって日本と敵対していたり、探偵行為が法律により禁止されているなど、シリーズ独自の世界となっています。

 そしてそんな世界であえて探偵を目指す少女の探偵的成長物語が中心となっているため、本作から読んでも楽しむことは出来ると思いますが、作品世界や主人公の成長過程を理解したうえで読んだ方がより楽しめると思うので、1作目から順に読むことをお薦めします。

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 というわけで本作ですが、行方不明となっている母の足跡を辿って、空閑純(ソラ)は九州の山奥にある村にやって来ます。

 奇しくも時を同じくして、村の近くでテロリストがある作戦を実行しようと計画する事件が起き、その騒動の影響で村に通じる唯一のトンネルが破壊され、しかも村内では連続不審死事件が起きてしまうのですね。

 そこで、ソラがこの事件の謎に迫っていくわけですが、孤立した村、連続殺人、ミッシングリングなど、古き良き本格ミステリの要素が盛り込まれた事件となっています。

 とはいえ、その事件を推理するのが名探偵ではなく今回がデビュー戦となる探偵見習いなので、複雑に絡み合った事件を見事な推理で解決、とはいきませんし、事件の真相も本格ミステリの常識から外れたものなので、正統派の本格ミステリ的な魅力を期待してしまうと拍子抜けしてしまうかもしれません。

 ただ、ソラの探偵見習いとしての奮闘ぶりと成長物語がメインだと思えば読み応えありますし、このアンチミステリ的ともいえる真相もソラが探偵になるための試練の一つと考えれば納得出来るので、“探偵が活躍する探偵小説”ではなく“探偵の成長する姿を描く探偵小説”というこのシリーズのテーマを読み間違えなければ、このシリーズならではの捻りの利いた魅力を十二分に楽しめるのではないでしょうか。


> 個人的評価 : ★★★★☆ ☆☆☆☆☆


 本格ミステリ度  : ★★★★    鬼畜グログロ度 : ★★
 ビックリ驚愕度  : ★★       おどろおどろ度 : ★★★
 熱アクション度  : ★★       主キャラ魅力度 : ★★★★
 恋愛ラブラブ度 : ★★★      人間味ドラマ度 : ★★
 下ネタエッチ度 : ★        感涙ウルウル度 : ★★
 衝撃バカミス度 : ★★★     気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “有栖川有栖” 関連記事 】

  > No.959 「狩人の悪夢」
  > No.853 「鍵の掛かった男」

  > No.727 「江神二郎の洞察」
  > No.677 「論理爆弾」
  > No.503 「真夜中の探偵」
  > No.422 「長い廊下がある家」
  > No.355 「闇の喇叭」

  > No.216 「赤い月、廃駅の上に」
  > No.093 「女王国の城」
  > No.081 「双頭の悪魔」
  > No.067 「孤島パズル」
  > No.061 「月光ゲーム」


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