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2013年8月 5日 (月)

『月光蝶 NCIS特別捜査官』 月原渉 > 「このミス」完全読破 No.670

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.670

 『月光蝶 NCIS特別捜査官』 月原渉

   「このミス」2014年版 : 48位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2013.7.25~ 読終:2013.7.25

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2013年4月>

月光蝶: NCIS特別捜査官月光蝶: NCIS特別捜査官
月原 渉

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 深夜の横須賀の路地裏で、米軍基地からの脱走兵と思しき男が女を襲っている事件が目撃されるも、警官が駆け付けた時には、大量の血痕が残されるのみで犯人も被害者も姿が見当たらず。

 一方、翌朝のアメリカ海軍横須賀基地内では、海軍の女性広報官が壁に磔(はりつけ)にされている他殺体が発見される。

 同時期に発生したこれらの事件に、横須賀市役所基地対策課特別室のサオリと、NCIS(米海軍犯罪捜査局)のレアード捜査官が、基地の内外で別々に捜査を進めていくと、犯人も被害者も同一の事件であったことが明らかになるも、それを証明するには大きすぎる謎が存在していて.....。

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 というわけで本作は、「太陽が死んだ夜」で2010年に鮎川哲也賞を受賞してデビューした月原渉の、デビュー3作目となります。

 舞台となるのは米海軍基地(通称:ベース)のある横須賀なのですが、基地の外で起きた事件の死体が基地の中で発見されるという、とても奇怪な殺人事件が発生。

 これがどう奇怪なのか説明しますと、横須賀の米海軍基地というのはいわゆる治外法権の地で、まるで日本の中に存在するアメリカ合衆国とでもいうような場所なので、それゆえに通用門(ゲート)の出入りに関しても厳重にチェックされているため、死体を所持したままゲートを超えるなど不可能に近いのです。

 自分は数年前によく横須賀に行っていて、メインゲートの前を何度も通りましたし、ベースの一般解放デーには基地内に入り、作中にも出てくるマクドナルド(メニューもサイズもアメリカバージョン)で食事をしたこともあったりするので、ゲートの厳重さを直接見ていることにより、このゲートが関わる謎についても実現不可能なリアルさが感じられてかなり興味深かったです。

 そして、“日本側=基地の外”と“アメリカ側=基地の中”とで別々に捜査がおこなわれ、真相へと迫っていくわけですが、その真相やトリックなどは意外性があったり思わず唸らされてしまうようなものではなくて、読書メーターなどでもこの真相やトリックや犯行動機などについて苦言を呈する感想が多く見られます。

 確かにそういった欠点を挙げられやすい作品だとは思いますが、ただトリックにしても動機にしてもテーマ性にしても“横須賀米海軍基地が舞台”だからこそ描けた土地限定の要素が詰め込まれていますし、米軍基地全体を一つの密室に作り上げてしまった着想だけでも素晴らしい魅力がありますからね。

 それに、個人的には馴染みの場所が舞台(基地内には1回しか入ったことがありませんが)ということもあり、好みが分かれる(批判を受けやすい)タイプだとは思うものの、自分的にはグイグイと惹き付けられるほどに楽しむことができました。


> 個人的評価 : ★★★★★ ★★☆☆☆


 本格ミステリ度  : ★★★★    鬼畜グログロ度 : ★★★
 ビックリ驚愕度  : ★★★★    おどろおどろ度 : ★★
 熱アクション度  : ★★       主キャラ魅力度 : ★★★
 恋愛ラブラブ度 : ★★       人間味ドラマ度 : ★★★
 下ネタエッチ度 : ★★★     感涙ウルウル度 : ★★
 衝撃バカミス度 : ★★★     気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “月原渉” 関連記事 】

  > No.769 「黒翼鳥 NCIS特別捜査官」
  > No.670 「月光蝶 NCIS特別捜査官」


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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