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2013年7月23日 (火)

『理由あって冬に出る』 似鳥鶏 > 「このミス」完全読破 No.646

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.646

 『理由あって冬に出る』 似鳥鶏

   「このミス」2008年版 : 0票

   受賞(候補) : 「鮎川哲也賞(佳作)」受賞

   総合ランキング :

   年度ランキング :

   読始:2013.4.22~ 読終:2013.4.22

   読んだ時期: 「このミス」ランキング発表"後"

   読んだ版 : 文庫本 <2007年10月>

理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)理由(わけ)あって冬に出る (創元推理文庫)
似鳥 鶏

東京創元社 2007-10
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 鮎川哲也賞の佳作を受賞した、似鳥鶏のデビュー作です。

 そして、No.647「さよならの次にくる〈卒業式編〉〈新学期編〉」No.660「まもなく電車が出現します」No.662「いわゆる天使の文化祭」No.668「昨日まで不思議の校舎」へと続く(2013年7月現在)、“にわか高校生探偵団の事件簿シリーズ”の記念すべき1作目でもあります。

 表紙絵&タイトルの雰囲気や、最初から文庫で発売されるシリーズであること、そして学園青春ミステリというジャンルなどから、いわゆるラノベに近いような軽い感じのミステリ作品だと印象を持ってしまうかもしれません。

 ただまあ創元推理文庫から出ているということからして、ある程度しっかりした内容のミステリ作品だということは推測できるわけですが、「このミス」ではこのシリーズの作品にほとんど票が入っていなかったこともあり、自分も気にはなりながらも手に取ることはありませんでした。

 しかし昨年(2013年版)、シリーズ4作目の「いわゆる天使の文化祭」が「このミス」でランクインまであと少しの37位となるほどに票を集めたことにより、今後「このミス」の予想をするうえで避けては通れないシリーズになったということで、遅ればせながらまずこの1作目から読んでみたのです。

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 舞台となるのは某市立高校で、この高校には文化部の部室が集まっている“芸術棟”が存在するのですが、ある時“芸術棟にフルートを吹く幽霊が出るらしい”との噂が広まったため、吹奏楽部の練習がままならない状況に。

 そこで、この噂の真相を究明することになった吹奏楽部の同級生の誘いにより、唯一の美術部員・葉山君も夜の芸術棟の調査に同行することになったものの、そこで本当に幽霊を見てしまったのです.....。

 この謎について、不思議な出来事が大好きな天才的(&変人的)探偵役の伊神さんと共に、極一般学生の葉山君が挑んでいくわけですが、登場してくる生徒たちがみな個性豊かに生き生きと描かれていて、やり取りもコミカルで楽しいので、学園青春物語としての面白さはさすが人気シリーズになるだけあるなと実感できました。

 そしてミステリ的にも、ちょっとした日常の謎でお茶をにごすわけではなく、見取図も用意されているなどしっかりとした本格ミステリに仕上がっているので、そこまでレベルが高いというわけではないのかもしれないけれど、なかなかの読み応えがありました。

 それに、続刊でもなくてはならない存在となっている何人ものレギュラーキャラたちが、いずれもこの1作目からすでに登場し活躍していますし、本作における謎の一つが後の作品内で解明されるなど、シリーズを通してみても重要な作品であるのは確かなので、このシリーズを未読の人はまずこの1作目から読んでみることをお薦めします。


> 個人的評価 : ★★★☆☆ ☆☆☆☆☆


 本格ミステリ度  : ★★★★★  鬼畜グログロ度 : ★★
 ビックリ驚愕度  : ★★       おどろおどろ度 : ★★
 熱アクション度  : ★★       主キャラ魅力度 : ★★★★
 恋愛ラブラブ度 : ★★★      人間味ドラマ度 : ★★
 下ネタエッチ度 : ★         感涙ウルウル度 : ★★
 衝撃バカミス度 : ★★       気軽に読める度 : ★★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “似鳥鶏” 関連記事 】

  > No.1030 「名探偵誕生」
  > No.1007 「彼女の色に届くまで」

  > No.0668 「昨日まで不思議の校舎」
  > No.0662 「いわゆる天使の文化祭」
  > No.0660 「まもなく電車が出現します」
  > No.0647 「さよならの次にくる〈卒業式編〉〈新学期編〉」
  > No.0646 「理由あって冬に出る」


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  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

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