サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

にほんブログ村2

« 【MDB式“2013年ナビスコ準々決勝第2戦・鹿島戦”プレビュー】 | トップページ | 「バナナマンのバナナムーンGOLD Podcast」 おすすめ回リスト(2013-2014年) »

2013年6月28日 (金)

『宰領 隠蔽捜査5』 今野敏 > 「このミス」完全読破 No.661

「このミステリーがすごい!」完全読破 No.661

 『宰領 隠蔽捜査5』 今野敏

   「このミス」2014年版 : 26位

   受賞(候補) :

   総合ランキング :

   年度ランキング : 「週刊文春ミステリーベスト10」 20位

   読始:2013.6.28~ 読終:2013.6.28

   読んだ時期 : 「このミス」ランキング発表"前"

   読んだ版 : 単行本 <2013年6月>

宰領: 隠蔽捜査5 (新潮文庫)宰領: 隠蔽捜査5 (新潮文庫)
今野 敏

新潮社 2016-02-27
売り上げランキング : 182

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 No.57「隠蔽捜査」No.72「果断 隠蔽捜査2」No.188「疑心 隠蔽捜査3」No.346「初陣 隠蔽捜査3.5」No.486「転迷 隠蔽捜査4」に続く、“隠蔽捜査シリーズ”の6作目です(長編作品としては5作目)。

 このシリーズは、1作目が吉川英治文学新人賞、2作目が山本周五郎賞&日本推理作家協会賞を受賞していますし、「このミス」においてはこれまでの長編4作中3作がランクイン、唯一ランク外の3作目もあと一歩の23位という結果からもわかるように、人気・実績共に飛び抜けている警察小説の代表格ともいうべきシリーズです。

 そしてこのシリーズは、(他の警察小説以上に)警察内での階級・役職などが物語に重要な役割を果たすという特徴があるのですが、その関係性がただでさえややこしいのに、主人公である竜崎の存在がそれらをさらにややこしくしているので、いきなり本作から読んでしまうと、そういった関係性が理解できないかもしれません。

 それに、過去のシリーズ作品の大まかなストーリーや小ネタなどのネタバレがあったりもするので、出来れば刊行順に、少なくとも本作の前に1・2作目は読んでおくことをお薦めします。

 ちなみに、今年(2013年)は今野敏のデビュー35周年ということで、出版社の垣根を超えた企画として、1月に講談社から“同期シリーズ”最新作No.626「欠落」、2月に角川春樹事務所から“安積班シリーズ”最新作「晩夏」、5月に集英社から“スクープシリーズ”最新作「クローズアップ」、6月に新潮社から本作と、上半期に新作が続々と発売されていて、4社共同で小冊子が限定作成されたりもしています。

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 というわけで本作ですが、ある衆議院議員が行方不明となったのをきっかけにして、竜崎の同期である刑事部長の伊丹が出張って来るほどの緊迫した事件へと繋がっていきます。

 やはり、ごく普通の捜査場面や何気ない署内での会話シーンなどでも、そこに竜崎がいるだけで思わずニヤリとしてしまうほどの面白さが生まれるので、この竜崎というキャラクターはあらゆる意味で最強だな~と改めて実感してしまいましたね。

 そして今回の大きなテーマとなるのが、“神奈川県警との確執”。

 これを説明しますと、昔から警視庁(東京都が管轄)と神奈川県警は犬猿の仲として有名で、その激しすぎるほどの対立感情から、警察小説でも“警視庁 vs 神奈川県警”というのは定番となっているのですが、それがついにこの“隠蔽捜査シリーズ”でも描かれることになったのです。

 そんな仲の悪い神奈川県警に一人乗り込んで指揮を執ろうとしているのが、自分が正しいと思うことなら信念を決して曲げずに突き進むあの竜崎なのですから、これが面白くならないわけがありません。

 それに、竜崎が関わりそうな警視庁の部署ではさすがにもう竜崎の存在や人物像は認知されてきているので、まだ知られていない神奈川県警に赴くことで、竜崎と周囲の面々による確執から徐々に絆を深めていくという、このシリーズの原点とも言うべき要素が、ここにきて再び生み出されていたように感じました。

 まあ、これでシリーズ長編も5作目ということで、しかも竜崎の性格や行動も一貫していてほぼ変わらないということで、もはやベタとも言える展開が繰り広げられていくため、新たな面白さや予想を裏切る展開などを期待してしまうと物足りなさを感じてしまうかもしれません。

 とはいえ、このシリーズだからこその魅力、そして竜崎が主人公だからこその魅力が、これでもかと贅沢なほどにつぎ込まれていますし、伊丹との関係や家族の物語などシリーズを通して読んでいればこその楽しみもあるので、このシリーズが好きな人であれば大いに満足できるのではないでしょうか。


> 個人的評価 : ★★★★★ ★★☆☆☆


 本格ミステリ度  : ★★★     鬼畜グログロ度 : ★★
 ビックリ驚愕度  : ★★       おどろおどろ度 : ★★
 熱アクション度  : ★★       主キャラ魅力度 : ★★★★★
 恋愛ラブラブ度 : ★         人間味ドラマ度 : ★★★
 下ネタエッチ度 : ★        感涙ウルウル度 : ★★★
 衝撃バカミス度 : ★★       気軽に読める度 : ★★★

  * <個人的評価&項目別評価>の説明はこちら!


  【 “今野敏” 関連記事 】

  > No.1003 「棲月 隠蔽捜査7」
  > No.0914 「去就 隠蔽捜査6」
  > No.0796 「自覚 隠蔽捜査5.5」

  > No.0661 「宰領 隠蔽捜査5」
  > No.0626 「欠落」
  > No.0587 「確証」
  > No.0486 「転迷 隠蔽捜査4」
  > No.0346 「初陣 隠蔽捜査3.5」

  > No.0302 「天網 TOKAGE2 特殊遊撃捜査隊」
  > No.0232 「同期」
  > No.0188 「疑心 隠蔽捜査3」
  > No.0072 「果断 隠蔽捜査2」
  > No.0057 「隠蔽捜査」


 「まもなく電車が出現します」似鳥鶏 <<< PREV
                        NEXT >>> 「いわゆる天使の文化祭」似鳥鶏

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

  >>> 「このミス」完全読破 説明&読破本リスト <<<

« 【MDB式“2013年ナビスコ準々決勝第2戦・鹿島戦”プレビュー】 | トップページ | 「バナナマンのバナナムーンGOLD Podcast」 おすすめ回リスト(2013-2014年) »

01.「このミス」完全読破(ミステリ小説)」カテゴリの記事

Google AdSense

楽天市場

「このミス」完全読破:次に感想を書く予定の本

「このミス」完全読破:現在読書中の本

「このミス」完全読破:最近読み終えた本

無料ブログはココログ